脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.1
CVE-2026-65907

JetBrains TeamCity の Git VCS root 設定経由でコード実行ができた

情報取得日: 2026/07/23/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-65907
製品JetBrains / TeamCity
CVSS9.1(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-94 生成コードの不適切な制御(コードインジェクション)
登録/公開日2026/07/23
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-65907

概要

CVE-2026-65906 と同じ TeamCity の 2026.1.2 / 2025.11.6 で修正された、もう1件のコード実行である。NVD の記述は「In JetBrains TeamCity before 2026.1.2, 2025.11.6 code execution in Git VCS roots was possible」で、入口は Kotlin DSL ではなく Git の VCS root(TeamCity がソースを取得するために持つ接続設定)である。Git はリポジトリ URL やオプションに実行時の挙動を変える指定を書ける仕様があり、VCS root の設定値がそのまま渡ると、取得処理の側でコードが動く形になる。CVSS は現時点で NVD 自身の評価が付いておらず、採番元 JetBrains(cve@jetbrains.com)の 9.1 Critical のみが登録されている。ベクタは AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H で、悪用には高い権限(PR:H、すなわち VCS root を作成・編集できる管理権限)が必要な一方、成功するとスコープを越えて機密性・完全性・可用性のすべてに High の影響が出る、という評価である。CWE は CWE-94。NVD の vulnStatus は Undergoing Analysis(2026-07-24 時点)で、まだ CPE も付与されていないため、影響範囲の機械可読な確定情報は無く、判断材料は NVD の記述文と JetBrains の Fixed security issues ページに限られる。2026年8月15日時点で CISA KEV カタログには収載されておらず、悪用の一次情報も確認できない。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 参照先も共通です(一次情報)。 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2/ECS/EKS 上で稼働する TeamCity サーバを 2026.1.2 以上(2025.11 系は 2025.11.6 以上)へ更新する
CVE-2026-65906 と同じ更新で同時に直る。AWS からの修正提供は無い。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
GCE/GKE 上の TeamCity サーバを 2026.1.2 以上(2025.11 系は 2025.11.6 以上)へ更新する
GCP 固有の修正提供は無い。更新までは VCS root を編集できるユーザを限定する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
VM/AKS 上の TeamCity サーバを 2026.1.2 以上(2025.11 系は 2025.11.6 以上)へ更新する
Azure 固有の修正提供は無い。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
JetBrains 配布の TeamCity を 2026.1.2 以上(2025.11 系は 2025.11.6 以上)へ入れ替える
ディストリの標準パッケージではないため、Ubuntu USN や RHSA には出ない。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

対応は CVE-2026-65906 とまったく同じで、TeamCity サーバを 2026.1.2 以上、または 2025.11.6 以上へ更新すれば両方が同時に直る。分けて扱う必要があるのは、更新までの間の絞り込み方である。65906 が Kotlin DSL を入口にするのに対し、こちらは VCS root の設定値が入口なので、DSL の利用を止めても塞がらない。悪用には VCS root を編集できる権限が要るという JetBrains の評価(PR:H)を踏まえると、実務上の優先作業は権限の棚卸しである。プロジェクト管理者ロールを持つユーザを一覧し、外部委託や退職者のアカウントが残っていないか、必要のないユーザにプロジェクト編集権限が付いていないかを確認する。あわせて、VCS root を編集できるロールを限定し、設定変更の監査ログを有効にしておく。侵害の確認では、VCS root の URL やパラメータが最近書き換えられていないか、見覚えのない接続先やオプションが入っていないかを設定変更履歴で確認する。CI サーバはデプロイ鍵やクラウド資格情報を持つため、疑わしい変更が見つかった場合は、TeamCity に登録した資格情報のローテーションまで含めて対応する。なお NVD がまだ解析中で CPE が付いていないため、影響バージョンの機械的な突合はできない。更新の判断は NVD の記述文にある 2026.1.2 / 2025.11.6 という線引きに従う。

よくある質問(CVE-2026-65907)

CVE-2026-65907(TeamCity)の影響は?

Critical(CVSS 9.1)に分類されるJetBrains TeamCityの脆弱性です。CVE-2026-65906 と同じ TeamCity の 2026.1.2 / 2025.11.6 で修正された、もう1件のコード実行である。NVD の記述は「In JetBrains TeamCity before 2026.1.2, 2025.11.6 code execution in Git VCS roots was possible」で、入口は Kotlin DSL ではなく Git の VCS root(TeamCity がソースを取得するために持つ接続設定)である。Git はリポジトリ URL やオプションに実行時の挙動を変える指定を書ける仕様があり、VCS root の設定値がそのまま渡ると、取得処理の側でコードが動く形になる。CVSS は現時点で NVD 自身の評価が付いておらず、採番元 JetBrains(cve@jetbrains.com)の 9.1 Critical のみが登録されている。ベクタは AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H で、悪用には高い権限(PR:H、すなわち VCS root を作成・編集できる管理権限)が必要な一方、成功するとスコープを越えて機密性・完全性・可用性のすべてに High の影響が出る、という評価である。CWE は CWE-94。NVD の vulnStatus は Undergoing Analysis(2026-07-24 時点)で、まだ CPE も付与されていないため、影響範囲の機械可読な確定情報は無く、判断材料は NVD の記述文と JetBrains の Fixed security issues ページに限られる。2026年8月15日時点で CISA KEV カタログには収載されておらず、悪用の一次情報も確認できない。

CVE-2026-65907 の対応方法・回避策は?

対応は CVE-2026-65906 とまったく同じで、TeamCity サーバを 2026.1.2 以上、または 2025.11.6 以上へ更新すれば両方が同時に直る。分けて扱う必要があるのは、更新までの間の絞り込み方である。65906 が Kotlin DSL を入口にするのに対し、こちらは VCS root の設定値が入口なので、DSL の利用を止めても塞がらない。悪用には VCS root を編集できる権限が要るという JetBrains の評価(PR:H)を踏まえると、実務上の優先作業は権限の棚卸しである。プロジェクト管理者ロールを持つユーザを一覧し、外部委託や退職者のアカウントが残っていないか、必要のないユーザにプロジェクト編集権限が付いていないかを確認する。あわせて、VCS root を編集できるロールを限定し、設定変更の監査ログを有効にしておく。侵害の確認では、VCS root の URL やパラメータが最近書き換えられていないか、見覚えのない接続先やオプションが入っていないかを設定変更履歴で確認する。CI サーバはデプロイ鍵やクラウド資格情報を持つため、疑わしい変更が見つかった場合は、TeamCity に登録した資格情報のローテーションまで含めて対応する。なお NVD がまだ解析中で CPE が付いていないため、影響バージョンの機械的な突合はできない。更新の判断は NVD の記述文にある 2026.1.2 / 2025.11.6 という線引きに従う。

自分の環境が CVE-2026-65907 の影響を受けるか確認するには?

JetBrains TeamCity を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-65907)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

ベンダー公式・PSIRT アドバイザリ
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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