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CVSSベクタを日本語で読み解く(v3.1 / v3.0 対応・スコア計算つき)

アドバイザリに載っている CVSS:3.1/AV:N/AC:L/… の文字列を貼り付けると、各項目の意味を日本語で表示し、基本値(Base Score)を計算します。入力はブラウザの中だけで処理し、どこにも送信しません。登録も不要です。

初期値は当サイト掲載の実データです(CVE-2026-72898)。書き換えるとその場で再計算されます。

使い方の例

たとえば CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H を貼ると、基本値は 9.8(緊急) と出ます。内訳は「ネットワーク越しに、条件も権限も利用者の操作も要らずに成立し、機密性・完全性・可用性のすべてが完全に損なわれる」で、これが最悪の組み合わせにあたります。A:HA:N(可用性への影響なし)に変えると 9.1 に下がります。1項目でスコアがどれだけ動くかを、手を動かして確かめられます。

項目と値の対応表

基本評価基準(AV / AC / PR / UI / S / C / I / A)は必須です。現状評価基準(E / RL / RC)は任意で、指定すると現状値も計算します。

攻撃元区分 (AV)
AV:Nネットワークインターネット越しに到達できれば攻撃が成立する。もっとも危険な条件。
AV:A隣接ネットワーク同一のLANやBluetoothなど、隣接した位置からでないと攻撃できない。
AV:Lローカルその機器へのログインや、ローカルでの操作が必要。
AV:P物理機器に物理的に触れる必要がある。
攻撃複雑度 (AC)
AC:L攻撃者側の準備や条件が要らず、いつでも再現できる。
AC:H競合状態を突くなど、攻撃者に制御できない条件が要る。
必要な特権レベル (PR)
PR:N不要ログインしていない攻撃者でも成立する。
PR:L一般ユーザー程度の権限が要る。
PR:H管理者相当の権限が要る。
利用者の関与 (UI)
UI:N不要利用者が何もしなくても成立する。
UI:R利用者がリンクを開くなどの操作をして初めて成立する。
スコープ (S)
S:U変更なし影響はその脆弱なコンポーネントの中に留まる。
S:C変更あり影響が別のコンポーネントへ及ぶ。同じ条件でもスコアが上がる。
機密性への影響 (C)
C:H重要な情報がすべて読み取られうる。
C:L一部の情報が読み取られるが、範囲は限定される。
C:Nなし情報の漏えいは生じない。
完全性への影響 (I)
I:H任意のデータを書き換えられる。
I:L書き換えられるが、範囲や内容が限定される。
I:Nなし改ざんは生じない。
可用性への影響 (A)
A:Hサービスを完全に停止させられる。
A:L性能低下や断続的な停止に留まる。
A:Nなし可用性は損なわれない。
攻撃コード成熟度 (E)
E:X未評価評価していない。基本値をそのまま使う。
E:H自動化された攻撃コードが出回っている。
E:F実証あり動作する攻撃コードが存在する。
E:P実証コードあり概念実証(PoC)の段階。
E:U未実証攻撃コードは確認されていない。
修正レベル (RL)
RL:X未評価評価していない。
RL:Uなし利用できる対策が無い。
RL:W非公式の回避策公式でない回避策のみ。
RL:T暫定的な修正一時的な修正が提供されている。
RL:O公式の修正ベンダー公式のパッチがある。
情報の信頼性 (RC)
RC:X未評価評価していない。
RC:C確認済みベンダーまたは信頼できる情報源が確認している。
RC:R妥当報告はあるが公式確認には至っていない。
RC:U未確認断片的な情報のみ。

スコアの読み方

0.1〜3.9 が低、4.0〜6.9 が中、7.0〜8.9 が高、9.0〜10.0 が緊急です。当サイトの掲載基準は原則 7.0 以上ですが、深刻度別の一覧のとおり、CISA KEV に収載されたものは基準未満でも掲載しています。実際に悪用されている事実は、点数より優先すべき情報だからです。

計算式は FIRST が公開している CVSS v3.1 仕様書に従っています。v3.0 と v3.1 は重みが同じで丸め方だけが異なるため、同じベクタでも 0.1 だけ結果が変わることがあります。先頭の CVSS:3.0 / CVSS:3.1 を見て切り替えています。