脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8
CVE-2026-64815

IntelliJ IDEA の UI Designer フォームファイルで任意コード実行

情報取得日: 2026/07/23/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-64815
製品JetBrains / IntelliJ IDEA
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-94 コード生成の制御不備(コードインジェクション)
登録/公開日2026/07/23
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-64815

概要

JetBrains IntelliJ IDEA の 2026.2 より前の版で、UI Designer のフォームファイル(.form)を介した任意コードのインジェクションが可能だった。JetBrains の記述は一行で、詳細な経路は公開されていない。UI Designer のフォームファイルはプロジェクトに含まれるデータファイルなので、実質的な攻撃シナリオは、細工されたフォームファイルを含むプロジェクトを IDE で開く、あるいはそうしたファイルを取り込んだブランチをチェックアウトして IDE が処理する、という流れになる。つまり信頼できないリポジトリを手元の IDE で開く操作が着火点になり得る種類の問題である。影響範囲は CPE で 2026.2 未満とされ、修正版は 2026.2。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary)は 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の JetBrains は 8.1 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)としている。影響の大きさ(C:H/I:H/A:H)は一致しており、差は攻撃条件の難しさ(AC:L か AC:H)である。JetBrains 側は成立に条件が要るという見方で、この種の脆弱性が細工されたファイルを開かせる前提を含むことと整合する。CISA KEV には未収載で是正期限の指定もない。NVD の公開日は 2026-07-23、vulnStatus は Analyzed。参照は JetBrains の修正済み問題の一覧のみである。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 上の開発用インスタンスや、AppStream などで配布している IntelliJ IDEA を 2026.2 以降へ更新する
AWS のサービス側の欠陥ではなく IDE の問題。クラウド上に開発環境を作っている場合はゴールデンイメージを作り直さないと古い IDE が配られ続ける。開発 VM には本番アクセス用の資格情報が置かれがちなので、更新の優先度は環境の権限に比例して上げる。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine の開発 VM や Cloud Workstations のイメージに含まれる IntelliJ IDEA を 2026.2 以降へ更新する
コンテナ化した開発環境ではベースイメージの再ビルドが必要。イメージを更新しても既存のワークステーションが作り直されるまで古い版が残る点に注意する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM や Dev Box で使っている IntelliJ IDEA を 2026.2 以降へ更新する
Intune などの端末管理で導入済み版を集計し、Toolbox 経由でない個別インストールを拾う。イメージ配布型の環境ではイメージ側の更新まで行う。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
tar 展開、Toolbox App、snap などで導入した IntelliJ IDEA を 2026.2 以降へ更新する
ディストリのパッケージ更新では直らないことが多く、導入方法ごとに更新経路が違う。複数の版を並行して残している場合は古い方を削除しないと、そちらでプロジェクトを開いてしまう。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は IDE の版の確認で、Help メニューの About か、Toolbox App のインストール済み一覧で見る。2026.2 より前なら該当し、対応は 2026.2 以降への更新で完了する。台数が多い組織では、Toolbox App の管理機能や端末管理(MDM、Intune、Jamf)で導入済みの版を集計するのが早い。見落としやすいのは、Toolbox 経由ではなく個別にダウンロードしてインストールした版、複数の版を並行して残しているケース(旧版を消さずに置いてあると古い方で開いてしまう)、そしてクラウド上の開発用インスタンスである。EC2 や Compute Engine、Azure VM 上に開発環境を立てて IDE を動かしている場合、あるいはコンテナ化した開発環境のイメージに IDE を焼き込んでいる場合は、イメージを作り直さないと古い版が配られ続ける。すぐに更新できない場合の緩和策は、攻撃の前提であるファイルを開かせる経路を絞ることになる。信頼できない出所のプロジェクトを手元の IDE で開かない、外部からのプルリクエストを IDE で直接チェックアウトせずにまず差分をレビューする、という運用上の注意が中心で、特に .form ファイルの追加や変更を含む差分は内容を確認してから開く。IDE の Trusted Projects の仕組み(開いたプロジェクトを信頼するかを確認する動作)を無効化していないことも確認しておく。完了条件は、(1)利用中の IntelliJ IDEA がすべて 2026.2 以降になっていること、(2)クラウド上の開発 VM やコンテナイメージに含まれる IDE も更新済みであること、の2点である。KEV 未収載であり是正期限は発生しないが、Primary の評価は Critical であり、開発者端末は資格情報と本番アクセス権が集まる場所なので、後回しにしない方がよい対象である。

よくある質問(CVE-2026-64815)

CVE-2026-64815(IntelliJ IDEA)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるJetBrains IntelliJ IDEAの脆弱性です。JetBrains IntelliJ IDEA の 2026.2 より前の版で、UI Designer のフォームファイル(.form)を介した任意コードのインジェクションが可能だった。JetBrains の記述は一行で、詳細な経路は公開されていない。UI Designer のフォームファイルはプロジェクトに含まれるデータファイルなので、実質的な攻撃シナリオは、細工されたフォームファイルを含むプロジェクトを IDE で開く、あるいはそうしたファイルを取り込んだブランチをチェックアウトして IDE が処理する、という流れになる。つまり信頼できないリポジトリを手元の IDE で開く操作が着火点になり得る種類の問題である。影響範囲は CPE で 2026.2 未満とされ、修正版は 2026.2。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary)は 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の JetBrains は 8.1 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)としている。影響の大きさ(C:H/I:H/A:H)は一致しており、差は攻撃条件の難しさ(AC:L か AC:H)である。JetBrains 側は成立に条件が要るという見方で、この種の脆弱性が細工されたファイルを開かせる前提を含むことと整合する。CISA KEV には未収載で是正期限の指定もない。NVD の公開日は 2026-07-23、vulnStatus は Analyzed。参照は JetBrains の修正済み問題の一覧のみである。

CVE-2026-64815 の対応方法・回避策は?

判定は IDE の版の確認で、Help メニューの About か、Toolbox App のインストール済み一覧で見る。2026.2 より前なら該当し、対応は 2026.2 以降への更新で完了する。台数が多い組織では、Toolbox App の管理機能や端末管理(MDM、Intune、Jamf)で導入済みの版を集計するのが早い。見落としやすいのは、Toolbox 経由ではなく個別にダウンロードしてインストールした版、複数の版を並行して残しているケース(旧版を消さずに置いてあると古い方で開いてしまう)、そしてクラウド上の開発用インスタンスである。EC2 や Compute Engine、Azure VM 上に開発環境を立てて IDE を動かしている場合、あるいはコンテナ化した開発環境のイメージに IDE を焼き込んでいる場合は、イメージを作り直さないと古い版が配られ続ける。すぐに更新できない場合の緩和策は、攻撃の前提であるファイルを開かせる経路を絞ることになる。信頼できない出所のプロジェクトを手元の IDE で開かない、外部からのプルリクエストを IDE で直接チェックアウトせずにまず差分をレビューする、という運用上の注意が中心で、特に .form ファイルの追加や変更を含む差分は内容を確認してから開く。IDE の Trusted Projects の仕組み(開いたプロジェクトを信頼するかを確認する動作)を無効化していないことも確認しておく。完了条件は、(1)利用中の IntelliJ IDEA がすべて 2026.2 以降になっていること、(2)クラウド上の開発 VM やコンテナイメージに含まれる IDE も更新済みであること、の2点である。KEV 未収載であり是正期限は発生しないが、Primary の評価は Critical であり、開発者端末は資格情報と本番アクセス権が集まる場所なので、後回しにしない方がよい対象である。

自分の環境が CVE-2026-64815 の影響を受けるか確認するには?

JetBrains IntelliJ IDEA を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-64815)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

ベンダー公式・PSIRT アドバイザリ
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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