脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHighAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.9 NEW
CVE-2026-8476

IBM Langflow OSS ディスクキャッシュの安全でないデシリアライズによるRCE

情報取得日: 2026/07/17/最終確認: 2026/07/22・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-8476
製品IBM / Langflow OSS 1.0.0-1.10.0
CVSS9.9(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-502 Deserialization of Untrusted Data
登録/公開日2026/07/17
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-8476

概要

LLMアプリを画面上で組み立てる Langflow OSS の 1.0.0〜1.10.0 に、ディスクキャッシュ機構を起点とするリモートコード実行の脆弱性がある。AsyncDiskCache クラスがキャッシュ済みオブジェクトの復元に Python の pickle.loads() をそのまま使っており、検証・完全性チェック・認証のいずれも行っていない。ファイルシステムへのアクセス、悪意あるワークフロー入力、カスタムコンポーネント、API 操作などを通じてキャッシュ内容に影響を与えられる攻撃者は、Langflow サーバプロセスの権限で任意コードを実行できる。IBM の CVSS v3.1 基本値は 9.9(Critical)。IBM は 2026-07-02 付でセキュリティ速報を公開し、1.10.1 での修正を案内している。回避策は提供されていない。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 ECS/EKS ではイメージを再ビルドして再デプロイ、EC2 では pip/uv でパッケージを更新する。
顧客管理アプリの脆弱性。AWS マネージドサービス側の対応は無い。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 Cloud Run / GKE ではイメージを再ビルドして再デプロイする。
顧客管理アプリ側の更新で対応。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 Container Apps / AKS ではイメージを再ビルドして再デプロイする。
顧客管理アプリ側の更新で対応。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 ディストリのパッケージではなく PyPI 版(pip/uv)またはコンテナイメージを更新する。
主要ディストリの標準リポジトリには含まれないため、アプリ側の更新が必要。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。
参照リンク

CVE-2026-8476 の対応手順(環境別)

確認できた公式情報に基づく環境別の対応手順です。実施前に必ず一次情報と自環境で検証してください。

  1. AWS 環境での対応
    Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 ECS/EKS ではイメージを再ビルドして再デプロイ、EC2 では pip/uv でパッケージを更新する。(顧客管理アプリの脆弱性。AWS マネージドサービス側の対応は無い。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。) 参照
  2. GCP 環境での対応
    Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 Cloud Run / GKE ではイメージを再ビルドして再デプロイする。(顧客管理アプリ側の更新で対応。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。) 参照
  3. Azure 環境での対応
    Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 Container Apps / AKS ではイメージを再ビルドして再デプロイする。(顧客管理アプリ側の更新で対応。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。) 参照
  4. Linux 環境での対応
    Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策(Workaround)を提供していないため、更新が唯一の対応。 ディストリのパッケージではなく PyPI 版(pip/uv)またはコンテナイメージを更新する。(主要ディストリの標準リポジトリには含まれないため、アプリ側の更新が必要。 なお CVE-2026-13446 は 1.10.1 も影響対象のため、実運用では 1.10.2 以降を推奨。) 参照

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策を提供していないため、バージョン更新が唯一の対応。あわせて、同時期に公開された CVE-2026-13446(ハードコードされた認証情報)は 1.10.1 も影響範囲に含まれ 1.10.2 で修正されるため、更新するなら 1.10.2 以降まで上げるのが確実。ディスクキャッシュの保存先ディレクトリに他プロセス/他利用者からの書き込み権限が無いかも点検する。

よくある質問(CVE-2026-8476)

CVE-2026-8476(Langflow OSS 1.0.0-1.10.0)の影響は?

Critical(CVSS 9.9)に分類されるIBM Langflow OSS 1.0.0-1.10.0の脆弱性です。LLMアプリを画面上で組み立てる Langflow OSS の 1.0.0〜1.10.0 に、ディスクキャッシュ機構を起点とするリモートコード実行の脆弱性がある。AsyncDiskCache クラスがキャッシュ済みオブジェクトの復元に Python の pickle.loads() をそのまま使っており、検証・完全性チェック・認証のいずれも行っていない。ファイルシステムへのアクセス、悪意あるワークフロー入力、カスタムコンポーネント、API 操作などを通じてキャッシュ内容に影響を与えられる攻撃者は、Langflow サーバプロセスの権限で任意コードを実行できる。IBM の CVSS v3.1 基本値は 9.9(Critical)。IBM は 2026-07-02 付でセキュリティ速報を公開し、1.10.1 での修正を案内している。回避策は提供されていない。

CVE-2026-8476 の対応方法・回避策は?

Langflow OSS を 1.10.1 以降へ更新する。IBM は回避策を提供していないため、バージョン更新が唯一の対応。あわせて、同時期に公開された CVE-2026-13446(ハードコードされた認証情報)は 1.10.1 も影響範囲に含まれ 1.10.2 で修正されるため、更新するなら 1.10.2 以降まで上げるのが確実。ディスクキャッシュの保存先ディレクトリに他プロセス/他利用者からの書き込み権限が無いかも点検する。

自分の環境が CVE-2026-8476 の影響を受けるか確認するには?

IBM Langflow OSS 1.0.0-1.10.0 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-8476)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/07/22)。

ベンダー公式・PSIRT アドバイザリ
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

« 一覧に戻る