脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.9 NEW
CVE-2026-8635

Langflow で認証済みユーザーが DB 直接操作により superuser へ昇格し任意コマンドを実行できる

情報取得日: 2026/07/17/最終確認: 2026/07/22・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-8635
製品IBM / Langflow OSS 1.0.0 - 1.10.0
CVSS9.9(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-94 Improper Control of Generation of Code (Code Injection)
登録/公開日2026/07/17
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-8635

概要

Langflow 1.0.0 から 1.10.0 では、認証済みの一般ユーザーがデータベースを直接操作することで superuser へ権限昇格し、任意のシステムコマンドを実行して Langflow サービス権限での完全な侵害まで到達できる。Scope が Changed(S:C)で評価されており、Langflow プロセスの権限境界を越える影響がある。同日公開の CVE-2026-9103(未認証で superuser トークンを取得できる auto_login の不備)と組み合わせると、外部公開されたインスタンスでは「未認証の攻撃者がトークンを得る → 本件でホスト上のコマンド実行」という連鎖が現実的に成立する。単体では PR:L(低権限の認証が必要)だが、Langflow は登録を開放している運用(NEW_USER_IS_ACTIVE=true)も多く、その場合の実質的な難度は低い。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
イメージを 1.10.0 より新しいバージョンへ更新する。あわせて ECS タスクロール / EKS の IRSA から不要な権限を外し、Langflow タスクが他の AWS リソースへ横展開できないようにする。IMDSv2 を必須にし、可能ならタスクからのメタデータアクセス自体を無効化する。
コード実行が成立した場合の実害の大きさはタスクロールの権限で決まる。最小権限化が実効的な被害限定策。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Cloud Run / GKE のイメージを更新する。実行サービスアカウントを専用のものにし、付与ロールを必要最小限にする。GKE では Workload Identity を使い、ノードのデフォルトサービスアカウントを継承させない。
GCP 側に修正パッチは無い。サービスアカウント権限の絞り込みが被害限定に効く。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Container Apps / AKS のイメージを更新する。マネージドIDに付与しているロールを見直し、Key Vault 等への広いアクセスを外す。AKS ではポッドのセキュリティコンテキストで非 root 実行と read-only ルートFSを強制する。
Azure 側に修正パッチは無い。マネージドIDの権限が侵害時の影響範囲を決める。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
`pip install -U langflow` またはコンテナタグの差し替えで 1.10.0 より新しいバージョンへ更新する。systemd 運用なら専用の非特権ユーザーで起動し、`ProtectSystem=strict` `NoNewPrivileges=yes` `PrivateTmp=yes` を設定する。バックエンドDB(既定は SQLite)のファイル権限を確認する。
DB を直接操作されることが起点なので、DB ファイル / 接続情報の保護と、プロセス権限の最小化が要点。
参照リンク

CVE-2026-8635 の対応手順(環境別)

確認できた公式情報に基づく環境別の対応手順です。実施前に必ず一次情報と自環境で検証してください。

  1. AWS 環境での対応
    イメージを 1.10.0 より新しいバージョンへ更新する。あわせて ECS タスクロール / EKS の IRSA から不要な権限を外し、Langflow タスクが他の AWS リソースへ横展開できないようにする。IMDSv2 を必須にし、可能ならタスクからのメタデータアクセス自体を無効化する。(コード実行が成立した場合の実害の大きさはタスクロールの権限で決まる。最小権限化が実効的な被害限定策。) 参照
  2. GCP 環境での対応
    Cloud Run / GKE のイメージを更新する。実行サービスアカウントを専用のものにし、付与ロールを必要最小限にする。GKE では Workload Identity を使い、ノードのデフォルトサービスアカウントを継承させない。(GCP 側に修正パッチは無い。サービスアカウント権限の絞り込みが被害限定に効く。) 参照
  3. Azure 環境での対応
    Container Apps / AKS のイメージを更新する。マネージドIDに付与しているロールを見直し、Key Vault 等への広いアクセスを外す。AKS ではポッドのセキュリティコンテキストで非 root 実行と read-only ルートFSを強制する。(Azure 側に修正パッチは無い。マネージドIDの権限が侵害時の影響範囲を決める。) 参照
  4. Linux 環境での対応
    `pip install -U langflow` またはコンテナタグの差し替えで 1.10.0 より新しいバージョンへ更新する。systemd 運用なら専用の非特権ユーザーで起動し、`ProtectSystem=strict` `NoNewPrivileges=yes` `PrivateTmp=yes` を設定する。バックエンドDB(既定は SQLite)のファイル権限を確認する。(DB を直接操作されることが起点なので、DB ファイル / 接続情報の保護と、プロセス権限の最小化が要点。) 参照

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

Langflow を 1.10.0 より新しいバージョンへ更新する(公開済みの最新は 2026-07-07 の v1.10.2)。加えて、この CVE は「Langflow の利用ユーザーはホスト上でコード実行できる潜在能力を持つ」という前提で運用設計を見直す契機として扱うべきである。具体的には、(1) Langflow を専用のコンテナ・専用ノードで動かし、他のワークロードと同居させない、(2) 実行ユーザーを非 root にし、コンテナに read-only ルートファイルシステムと最小の capability だけを与える、(3) Langflow のプロセスに強い IAM ロール / サービスアカウントを紐づけない(クラウド認証情報の窃取を前提に権限を絞る)、(4) 利用者の自己登録を無効にし、アカウントを棚卸しする、(5) バックエンドDBへの接続情報を Langflow プロセス以外から使えないようにする。

よくある質問(CVE-2026-8635)

CVE-2026-8635(Langflow OSS 1.0.0 - 1.10.0)の影響は?

Critical(CVSS 9.9)に分類されるIBM Langflow OSS 1.0.0 - 1.10.0の脆弱性です。Langflow 1.0.0 から 1.10.0 では、認証済みの一般ユーザーがデータベースを直接操作することで superuser へ権限昇格し、任意のシステムコマンドを実行して Langflow サービス権限での完全な侵害まで到達できる。Scope が Changed(S:C)で評価されており、Langflow プロセスの権限境界を越える影響がある。同日公開の CVE-2026-9103(未認証で superuser トークンを取得できる auto_login の不備)と組み合わせると、外部公開されたインスタンスでは「未認証の攻撃者がトークンを得る → 本件でホスト上のコマンド実行」という連鎖が現実的に成立する。単体では PR:L(低権限の認証が必要)だが、Langflow は登録を開放している運用(NEW_USER_IS_ACTIVE=true)も多く、その場合の実質的な難度は低い。

CVE-2026-8635 の対応方法・回避策は?

Langflow を 1.10.0 より新しいバージョンへ更新する(公開済みの最新は 2026-07-07 の v1.10.2)。加えて、この CVE は「Langflow の利用ユーザーはホスト上でコード実行できる潜在能力を持つ」という前提で運用設計を見直す契機として扱うべきである。具体的には、(1) Langflow を専用のコンテナ・専用ノードで動かし、他のワークロードと同居させない、(2) 実行ユーザーを非 root にし、コンテナに read-only ルートファイルシステムと最小の capability だけを与える、(3) Langflow のプロセスに強い IAM ロール / サービスアカウントを紐づけない(クラウド認証情報の窃取を前提に権限を絞る)、(4) 利用者の自己登録を無効にし、アカウントを棚卸しする、(5) バックエンドDBへの接続情報を Langflow プロセス以外から使えないようにする。

自分の環境が CVE-2026-8635 の影響を受けるか確認するには?

IBM Langflow OSS 1.0.0 - 1.10.0 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-8635)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/07/22)。

NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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