情報取得日: 2026/11/05・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2026-122311 |
|---|---|
| 製品 | Kyverno / Kyverno 1.16.0〜1.19.1 |
| CVSS | 9.9(Critical) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H |
| 種別 (CWE) | CWE-22 パストラバーサル |
| 登録/公開日 | 2026/11/05 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-122311 |
**Kubernetes のポリシーエンジン Kyverno で、自分の名前空間に NamespacedValidatingPolicy を作れるテナントが、名前空間の外のクラスタオブジェクトを読み書きできる。** CEL の resource.get() / resource.post() が resource 引数のパス要素を検証しないため、.. を混ぜると任意の API パスに届き、アドミッションコントローラーの ServiceAccount の権限で動く。 **影響の大きさ。** GitHub のアドバイザリ(GHSA-4pqm-wqq6-h9q2)によれば、読み取りはその ServiceAccount の RBAC の範囲に限られるが、既定のインストールで MutatingWebhookConfiguration などクラスタスコープのオブジェクトへの書き込みが通った。報告者は既定設定の v1.19.0 で検証している。 **評価値。** CVSS 3.1 は VulnCheck(CNA)とアドバイザリがともに **9.9 Critical**(ネットワーク経由・低い権限・スコープ変更)、CVSS 4.0 は 9.4。NVD の分析状況は Undergoing Analysis。CISA KEV には収載されておらず、悪用の報告は確認できていない。 **修正の出どころ。** Kyverno のリリースノートによれば、10月20日公開の v1.19.2 は GitHub のセキュリティアドバイザリ 24 件(Critical 9 / High 14 / Moderate 1)をまとめて修正した版で、ノートに挙がる修正先は 1.19 系だけである。影響範囲は CVE レコードが「1.16.0 以上 1.19.2 未満」、アドバイザリが「1.19.0 以下」と書いており、当サイトは広いほうで案内する。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | パッチあり(アプリ更新) |
EKS や EC2 上の Kubernetes に自分で導入した Kyverno を 1.19.2 へ更新する(Helm なら helm list -A で現在の版を確かめてから上げる)。
利用者が導入する Kubernetes アドオンの欠陥で、AWS 側の修正対象ではない。AWS から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-11-06 時点)。
参照リンク
|
| GCP | パッチあり(アプリ更新) |
GKE や Compute Engine 上の Kubernetes に自分で導入した Kyverno を 1.19.2 へ更新する(Helm なら helm list -A で現在の版を確かめてから上げる)。
利用者が導入する Kubernetes アドオンの欠陥で、Google Cloud 側の修正対象ではない。Google Cloud から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-11-06 時点)。
参照リンク
|
| Azure | パッチあり(アプリ更新) |
AKS や Azure VM 上の Kubernetes に自分で導入した Kyverno を 1.19.2 へ更新する(Helm なら helm list -A で現在の版を確かめてから上げる)。
利用者が導入する Kubernetes アドオンの欠陥で、Azure 側の修正対象ではない。Azure から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-11-06 時点)。
参照リンク
|
| Linux | パッチあり(アプリ更新) |
自前の Kubernetes クラスタでも Kyverno を 1.19.2 へ更新する。
クラスタ上のコンテナとして動くソフトウェアなので、OS のパッケージ更新では直らない。
参照リンク
|
**Kyverno を 1.19.2 へ上げる。** アドバイザリに回避策の記載は無く、更新が対処になる。 **影響を受けるかの確認。** helm list -A か、Kyverno の Deployment のイメージタグで版を見る。1.16.0 以上 1.19.2 未満なら該当する。 **更新できるまで(公式の回避策ではなく当サイトの整理)。** 攻撃の前提は NamespacedValidatingPolicy を作れることなので、信頼できないテナントからその作成権限を外す。 **完了条件**は、全クラスタの Kyverno が 1.19.2 以上であること。マルチテナント運用のクラスタは、見覚えのない NamespacedValidatingPolicy や webhook 設定の変更が無いかも確認する。
Critical(CVSS 9.9)に分類されるKyverno Kyverno 1.16.0〜1.19.1の脆弱性です。**Kubernetes のポリシーエンジン Kyverno で、自分の名前空間に NamespacedValidatingPolicy を作れるテナントが、名前空間の外のクラスタオブジェクトを読み書きできる。** CEL の resource.get() / resource.post() が resource 引数のパス要素を検証しないため、.. を混ぜると任意の API パスに届き、アドミッションコントローラーの ServiceAccount の権限で動く。 **影響の大きさ。** GitHub のアドバイザリ(GHSA-4pqm-wqq6-h9q2)によれば、読み取りはその ServiceAccount の RBAC の範囲に限られるが、既定のインストールで MutatingWebhookConfiguration などクラスタスコープのオブジェクトへの書き込みが通った。報告者は既定設定の v1.19.0 で検証している。 **評価値。** CVSS 3.1 は VulnCheck(CNA)とアドバイザリがともに **9.9 Critical**(ネットワーク経由・低い権限・スコープ変更)、CVSS 4.0 は 9.4。NVD の分析状況は Undergoing Analysis。CISA KEV には収載されておらず、悪用の報告は確認できていない。 **修正の出どころ。** Kyverno のリリースノートによれば、10月20日公開の v1.19.2 は GitHub のセキュリティアドバイザリ 24 件(Critical 9 / High 14 / Moderate 1)をまとめて修正した版で、ノートに挙がる修正先は 1.19 系だけである。影響範囲は CVE レコードが「1.16.0 以上 1.19.2 未満」、アドバイザリが「1.19.0 以下」と書いており、当サイトは広いほうで案内する。
**Kyverno を 1.19.2 へ上げる。** アドバイザリに回避策の記載は無く、更新が対処になる。 **影響を受けるかの確認。** helm list -A か、Kyverno の Deployment のイメージタグで版を見る。1.16.0 以上 1.19.2 未満なら該当する。 **更新できるまで(公式の回避策ではなく当サイトの整理)。** 攻撃の前提は NamespacedValidatingPolicy を作れることなので、信頼できないテナントからその作成権限を外す。 **完了条件**は、全クラスタの Kyverno が 1.19.2 以上であること。マルチテナント運用のクラスタは、見覚えのない NamespacedValidatingPolicy や webhook 設定の変更が無いかも確認する。
Kyverno Kyverno 1.16.0〜1.19.1 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-122311)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください。