脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.8 NEW
CVE-2026-115915

vLLM の画像読み込みで EPS が通り Ghostscript 経由のRCE(CVSS 9.8・0.32.0 で修正)

情報取得日: 2026/10/26・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-115915
製品vLLM / vLLM 0.32.0 未満
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-20 不適切な入力検証(CWE-183 許可リストの不備)
登録/公開日2026/10/26
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-115915

概要

**LLM の推論・配信エンジン vLLM の 0.32.0 未満で、画像入力の読み込み(ImageMediaIO)が受け取ったバイト列を形式の制限なしに Pillow へ渡すため、画像として送った EPS ファイルがホスト側の Ghostscript で処理される。** MIME の表示(image/png など)は実際に選ばれる形式を縛らない。 **影響は環境の依存関係で決まる。** ホストやコンテナに CVE-2024-29510 の影響を受ける Ghostscript(10.03.1 未満)があると、画像を受け付けるエンドポイントに届く攻撃者が vLLM プロセスの権限でコマンドを実行できる。Pillow 12.0.0〜12.2.0 の環境では CVE-2026-59203 によりメディア読み込みのワーカーが止まる(コード実行ではなくサービス停止)。どちらの依存も無い環境は該当する影響を受けない。vLLM は Ghostscript を依存として宣言していないので、入っているかはイメージ次第である。 **評価値は2つある。** NVD の CVSS 3.1 は **9.8 Critical**。vLLM の GitHub アドバイザリ(GHSA-h3rc-j82p-2c3h)の評価は **8.1 High**(AC:H)。アドバイザリはコード実行を HTTP 経由ではなく読み込み処理の単位で再現したとしている。NVD の分析状況は Analyzed。2026-11-01 時点で CISA KEV には未収載。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 / ECS / EKS / SageMaker の独自コンテナで動かしている vLLM を 0.32.0 以上へ更新し、イメージ内の Ghostscript と Pillow(12.3.0 以上)も確認する。
AWS から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-11-01 時点)。AWS 提供のコンテナを使っている場合は提供元の更新を確認する。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine / GKE / Cloud Run / Vertex AI の独自コンテナで動かしている vLLM を 0.32.0 以上へ更新し、Ghostscript と Pillow も確認する。
Google Cloud から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-11-01 時点)。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM / AKS / Container Apps / Azure Machine Learning の独自コンテナで動かしている vLLM を 0.32.0 以上へ更新し、Ghostscript と Pillow も確認する。
Microsoft から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-11-01 時点)。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
pip で導入した vLLM を 0.32.0 以上へ更新する。Ghostscript はディストリの CVE-2024-29510 修正版にする(Ubuntu は 24.04 LTS が 10.02.1~dfsg1-0ubuntu7.1、22.04 LTS が 9.55.0~dfsg1-0ubuntu5.7 で修正)。
vLLM 自体はディストリの標準パッケージではないため USN / RHSA には出ない。Ghostscript の修正状況は各ディストリのトラッカーで確認する。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

**vLLM を 0.32.0 以降へ上げる。** 修正は PR #60022 で、0.32.0 に入っている。あわせて依存側も確認する。 - **Ghostscript**: コンテナイメージやホストに入っていないかを確認する。不要なら外し、必要ならディストリの修正版(CVE-2024-29510 修正済み、上流は 10.03.1 以降)にする - **Pillow**: 12.3.0 以降にする(0.30.0 の requirements は Pillow を固定していないので、既存環境に影響版が残っていることがある) - **更新までの間**: 画像を受け付けるエンドポイントに届く相手を API キーとネットワークの制御で絞る **完了条件**は、(1)vLLM が 0.32.0 以降、(2)Ghostscript が無いか修正版、(3)Pillow が 12.3.0 以降、の3点を実行中のイメージで確認したこと。

よくある質問(CVE-2026-115915)

CVE-2026-115915(vLLM 0.32.0 未満)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるvLLM vLLM 0.32.0 未満の脆弱性です。**LLM の推論・配信エンジン vLLM の 0.32.0 未満で、画像入力の読み込み(ImageMediaIO)が受け取ったバイト列を形式の制限なしに Pillow へ渡すため、画像として送った EPS ファイルがホスト側の Ghostscript で処理される。** MIME の表示(image/png など)は実際に選ばれる形式を縛らない。 **影響は環境の依存関係で決まる。** ホストやコンテナに CVE-2024-29510 の影響を受ける Ghostscript(10.03.1 未満)があると、画像を受け付けるエンドポイントに届く攻撃者が vLLM プロセスの権限でコマンドを実行できる。Pillow 12.0.0〜12.2.0 の環境では CVE-2026-59203 によりメディア読み込みのワーカーが止まる(コード実行ではなくサービス停止)。どちらの依存も無い環境は該当する影響を受けない。vLLM は Ghostscript を依存として宣言していないので、入っているかはイメージ次第である。 **評価値は2つある。** NVD の CVSS 3.1 は **9.8 Critical**。vLLM の GitHub アドバイザリ(GHSA-h3rc-j82p-2c3h)の評価は **8.1 High**(AC:H)。アドバイザリはコード実行を HTTP 経由ではなく読み込み処理の単位で再現したとしている。NVD の分析状況は Analyzed。2026-11-01 時点で CISA KEV には未収載。

CVE-2026-115915 の対応方法・回避策は?

**vLLM を 0.32.0 以降へ上げる。** 修正は PR #60022 で、0.32.0 に入っている。あわせて依存側も確認する。 - **Ghostscript**: コンテナイメージやホストに入っていないかを確認する。不要なら外し、必要ならディストリの修正版(CVE-2024-29510 修正済み、上流は 10.03.1 以降)にする - **Pillow**: 12.3.0 以降にする(0.30.0 の requirements は Pillow を固定していないので、既存環境に影響版が残っていることがある) - **更新までの間**: 画像を受け付けるエンドポイントに届く相手を API キーとネットワークの制御で絞る **完了条件**は、(1)vLLM が 0.32.0 以降、(2)Ghostscript が無いか修正版、(3)Pillow が 12.3.0 以降、の3点を実行中のイメージで確認したこと。

自分の環境が CVE-2026-115915 の影響を受けるか確認するには?

vLLM vLLM 0.32.0 未満 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-115915)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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