脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 KEV 悪用確認
CVE-2025-40551

SolarWinds Web Help Desk に別のデシリアライズRCE(悪用確認済み)

情報取得日: 2026/02/03/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-40551
製品SolarWinds / Web Help Desk
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-502 信頼できないデータのデシリアライズ
登録/公開日2026/02/03
KEV 期限2026/02/06 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-40551

概要

SolarWinds Web Help Desk に、信頼できないデータのデシリアライズによるリモートコード実行の欠陥がある。NVD の記述によれば、悪用されるとホスト上でコマンドを実行でき、しかも認証なしで成立する。同じ製品の CVE-2025-26399 と類型は同じだが別の CVE で、影響範囲も異なる。CPE では 2026.1 より前のすべての版が該当とされ、修正は 2026.1 である。12.8.7 Hotfix 1 を当てて CVE-2025-26399 を塞いだ環境も、この CVE では依然として影響版に入る点が重要で、ホットフィックスを当てたから終わりという判断ができない。CVSS は CNA の SolarWinds(psirt@solarwinds.com)による 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。CISA KEV には 2026-02-03 に収載され、是正期限は 2026-02-06 という3日後の設定である。KEV に載っている以上、実際の悪用が確認されている。ランサムウェア利用は Unknown(不明)で、Known ではない。NVD の vulnStatus は Analyzed、公開は 2026-01-28。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 上の Web Help Desk を 2026.1 以降へ更新する(CVE-2025-40536 も同時に塞がる)
AWS 側のサービスの欠陥ではない。更新までは ALB を内部向けにし、セキュリティグループで到達元を絞る。悪用が確認されている脆弱性なので、CloudTrail でインスタンスロールの一時資格情報の利用状況を確認する。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine 上の Web Help Desk を 2026.1 以降へ更新する
外部 IP を外して IAP か VPN 経由に限定する。侵害が疑われる場合はサービスアカウントの権限を見直し、Cloud Logging で想定外の API 呼び出しを確認する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM 上の Web Help Desk を 2026.1 以降へ更新する
NSG で到達元を絞り、管理は Bastion 経由にする。AD 連携アカウントを持たせている場合は、そのアカウントのパスワード再発行と、Entra ID / AD 側の不審なサインインの確認まで行う。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
ディストリのパッケージ更新の対象外。Web Help Desk 本体を 2026.1 以降へ更新する
更新前に前段プロキシとアプリのアクセスログを保全する。サービス実行ユーザーのシェル起動履歴、cron / systemd タイマーへの追加、/tmp 配下の実行ファイルを確認する。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は版だけで済む。管理画面のバージョンが 2026.1 より前なら該当する。12.8.x 系はすべて該当で、12.8.7 Hotfix 1 を適用済みでも該当することを取り違えないよう注意する。この製品では 2026 年初めに複数の CVE が続けて KEV へ収載されており、CVE-2025-40551 と CVE-2025-40536 はいずれも 2026.1 で修正、CVE-2025-26399 は 12.8.7 Hotfix 1 で修正という関係にある。実務上の最短経路は、個別のホットフィックスを重ねるのではなく 2026.1 へ上げてしまうことで、これで3件がまとめて影響版から外れる。棚卸しでは、資産台帳に載っていない部門立てのインスタンス、検証環境、外部公開している問い合わせ受付用のホストを対象にする。すぐに更新できない場合、認証不要で成立するため認証強化は効かず、公開情報に設定レベルの回避策の記載も無い。取れる手はインターネットからの到達を落とすこと、それも管理面だけでなく利用者向けの受付画面も含めて社内・VPN 経由に限定することである。外部の顧客からの問い合わせ受付に使っていて閉じられない場合は、更新までサービスを止める判断も検討対象になる。KEV 収載=実際に悪用されている以上、更新だけで完了とせず、更新前の期間についてサービス実行ユーザーからの子プロセス起動、アプリディレクトリへの不審なファイル追加、管理者アカウントの追加を確認し、Web Help Desk が保持している資格情報(AD 連携、メール、データベース、資産検出用)を再発行する。完了条件は、(1)全ノードが 2026.1 以降になっている、(2)痕跡調査の記録を残した、(3)保持資格情報を再発行した、の3点である。KEV 是正期限 2026-02-06 は今日(2026-08-17)から見て半年以上前であり、未対応なら期限超過として扱う。

よくある質問(CVE-2025-40551)

CVE-2025-40551(Web Help Desk)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるSolarWinds Web Help Deskの脆弱性です。SolarWinds Web Help Desk に、信頼できないデータのデシリアライズによるリモートコード実行の欠陥がある。NVD の記述によれば、悪用されるとホスト上でコマンドを実行でき、しかも認証なしで成立する。同じ製品の CVE-2025-26399 と類型は同じだが別の CVE で、影響範囲も異なる。CPE では 2026.1 より前のすべての版が該当とされ、修正は 2026.1 である。12.8.7 Hotfix 1 を当てて CVE-2025-26399 を塞いだ環境も、この CVE では依然として影響版に入る点が重要で、ホットフィックスを当てたから終わりという判断ができない。CVSS は CNA の SolarWinds(psirt@solarwinds.com)による 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。CISA KEV には 2026-02-03 に収載され、是正期限は 2026-02-06 という3日後の設定である。KEV に載っている以上、実際の悪用が確認されている。ランサムウェア利用は Unknown(不明)で、Known ではない。NVD の vulnStatus は Analyzed、公開は 2026-01-28。

CVE-2025-40551 の対応方法・回避策は?

判定は版だけで済む。管理画面のバージョンが 2026.1 より前なら該当する。12.8.x 系はすべて該当で、12.8.7 Hotfix 1 を適用済みでも該当することを取り違えないよう注意する。この製品では 2026 年初めに複数の CVE が続けて KEV へ収載されており、CVE-2025-40551 と CVE-2025-40536 はいずれも 2026.1 で修正、CVE-2025-26399 は 12.8.7 Hotfix 1 で修正という関係にある。実務上の最短経路は、個別のホットフィックスを重ねるのではなく 2026.1 へ上げてしまうことで、これで3件がまとめて影響版から外れる。棚卸しでは、資産台帳に載っていない部門立てのインスタンス、検証環境、外部公開している問い合わせ受付用のホストを対象にする。すぐに更新できない場合、認証不要で成立するため認証強化は効かず、公開情報に設定レベルの回避策の記載も無い。取れる手はインターネットからの到達を落とすこと、それも管理面だけでなく利用者向けの受付画面も含めて社内・VPN 経由に限定することである。外部の顧客からの問い合わせ受付に使っていて閉じられない場合は、更新までサービスを止める判断も検討対象になる。KEV 収載=実際に悪用されている以上、更新だけで完了とせず、更新前の期間についてサービス実行ユーザーからの子プロセス起動、アプリディレクトリへの不審なファイル追加、管理者アカウントの追加を確認し、Web Help Desk が保持している資格情報(AD 連携、メール、データベース、資産検出用)を再発行する。完了条件は、(1)全ノードが 2026.1 以降になっている、(2)痕跡調査の記録を残した、(3)保持資格情報を再発行した、の3点である。KEV 是正期限 2026-02-06 は今日(2026-08-17)から見て半年以上前であり、未対応なら期限超過として扱う。

自分の環境が CVE-2025-40551 の影響を受けるか確認するには?

SolarWinds Web Help Desk を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-40551)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-40551 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/02/06 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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