脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 KEV 悪用確認
CVE-2025-40536

SolarWinds Web Help Desk の制御回避で機能へ不正到達(悪用確認済み)

情報取得日: 2026/02/12/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-40536
製品SolarWinds / Web Help Desk
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-693 保護機構の不備(セキュリティ制御の回避)
登録/公開日2026/02/12
KEV 期限2026/02/15 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-40536

概要

SolarWinds Web Help Desk に、セキュリティ制御を回避できる欠陥がある。NVD の記述によれば、認証されていない攻撃者が本来は制限されている一部の機能に到達できる。単体では制御の回避だけだが、同じ製品では認証不要のデシリアライズによるコード実行(CVE-2025-40551、CVE-2025-26399)が並行して悪用されており、制御回避はその足がかりとして連鎖しやすい位置にある。影響範囲は CPE で 2026.1 より前のすべての版とされ、修正は 2026.1 である。CVSS は評価元で割れている。NVD(Primary)は 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の SolarWinds は 8.1 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)で、差は攻撃条件の複雑さ(AC:L か AC:H)の見方である。SolarWinds は条件が揃わないと成立しないと評価しているが、いずれにせよ認証不要(PR:N)で影響は機密性・完全性・可用性すべてに及ぶ評価になっている。CISA KEV には 2026-02-12 に収載され、是正期限は 2026-02-15。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の参照には Huntress による Web Help Desk の実際の悪用に関する記事も載っている。NVD の vulnStatus は Analyzed、公開は 2026-01-28。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 上の Web Help Desk を 2026.1 以降へ更新する(CVE-2025-40551 も同時に塞がる)
AWS 側のサービスの欠陥ではない。更新までは ALB を内部向けにし、WAF で管理系パスへの外部アクセスを落とす。ALB のアクセスログで、認証前のパスに対する外部からの成功応答を洗う。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine 上の Web Help Desk を 2026.1 以降へ更新する
Cloud Armor で外部からの到達を落とし、社内アクセスは IAP に寄せる。ロードバランサのログで制限対象のパスに外部から到達できていた記録が無いかを確認する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM 上の Web Help Desk を 2026.1 以降へ更新する
Application Gateway の WAF で管理系パスを外部から遮断し、NSG で到達元を絞る。AD 連携アカウントを持たせている場合はパスワード再発行まで行う。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
ディストリのパッケージ更新の対象外。Web Help Desk 本体を 2026.1 以降へ更新する
前段の nginx / Apache のアクセスログを保全し、認証を経ないリクエストが成功応答を返している記録を検索する。ログのローテート期間が短いと確認できないので、先に保全してから更新に入る。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は版を見るだけで、2026.1 より前なら該当する。この CVE は CVE-2025-40551 と同じ 2026.1 で修正されるため、2件を別々に追う必要はなく、2026.1 への更新1回で両方が影響版から外れる。CVE-2025-26399 の 12.8.7 Hotfix 1 を当てただけの環境は本件では未対策なので、ホットフィックス済みという記録に安心しないことが実務上の勘所である。棚卸しでは、資産台帳にないインスタンス、部門が独自に立てた環境、検証環境、外部公開している受付画面を対象にする。すぐに更新できない場合、認証不要で成立するため利用者側の認証強化では止まらず、公開情報に設定レベルの回避策の記載も無い。したがって到達経路を閉じることが唯一の緩和で、インターネット公開をやめて社内・VPN 経由に限定する、外部からの問い合わせ受付が必要なら前段で許可するパスとメソッドを絞る、といった対処になる。制御回避は単体では静かな攻撃なので、痕跡の見方を変える必要がある。認証していない主体からのリクエストが 200 で返っている記録、管理系のパスへの外部からのアクセス、通常のログインを経ずに実行された操作のログを見る。KEV 収載=実際に悪用されている以上、更新に加えて、この製品が保持している資格情報(AD 連携、メール、データベース、資産検出用のアカウント)は侵害の可能性を前提に再発行し、問い合わせデータの持ち出し痕跡も確認する。完了条件は、(1)全ノードが 2026.1 以降になっている、(2)更新前の期間について認証を経ない到達の痕跡を確認して記録した、(3)保持資格情報を再発行した、の3点である。KEV 是正期限 2026-02-15 は今日(2026-08-17)から見て半年前であり、未対応なら期限超過扱いで、同製品の他の2件と併せて最優先で処理する。

よくある質問(CVE-2025-40536)

CVE-2025-40536(Web Help Desk)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるSolarWinds Web Help Deskの脆弱性です。SolarWinds Web Help Desk に、セキュリティ制御を回避できる欠陥がある。NVD の記述によれば、認証されていない攻撃者が本来は制限されている一部の機能に到達できる。単体では制御の回避だけだが、同じ製品では認証不要のデシリアライズによるコード実行(CVE-2025-40551、CVE-2025-26399)が並行して悪用されており、制御回避はその足がかりとして連鎖しやすい位置にある。影響範囲は CPE で 2026.1 より前のすべての版とされ、修正は 2026.1 である。CVSS は評価元で割れている。NVD(Primary)は 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の SolarWinds は 8.1 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)で、差は攻撃条件の複雑さ(AC:L か AC:H)の見方である。SolarWinds は条件が揃わないと成立しないと評価しているが、いずれにせよ認証不要(PR:N)で影響は機密性・完全性・可用性すべてに及ぶ評価になっている。CISA KEV には 2026-02-12 に収載され、是正期限は 2026-02-15。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の参照には Huntress による Web Help Desk の実際の悪用に関する記事も載っている。NVD の vulnStatus は Analyzed、公開は 2026-01-28。

CVE-2025-40536 の対応方法・回避策は?

判定は版を見るだけで、2026.1 より前なら該当する。この CVE は CVE-2025-40551 と同じ 2026.1 で修正されるため、2件を別々に追う必要はなく、2026.1 への更新1回で両方が影響版から外れる。CVE-2025-26399 の 12.8.7 Hotfix 1 を当てただけの環境は本件では未対策なので、ホットフィックス済みという記録に安心しないことが実務上の勘所である。棚卸しでは、資産台帳にないインスタンス、部門が独自に立てた環境、検証環境、外部公開している受付画面を対象にする。すぐに更新できない場合、認証不要で成立するため利用者側の認証強化では止まらず、公開情報に設定レベルの回避策の記載も無い。したがって到達経路を閉じることが唯一の緩和で、インターネット公開をやめて社内・VPN 経由に限定する、外部からの問い合わせ受付が必要なら前段で許可するパスとメソッドを絞る、といった対処になる。制御回避は単体では静かな攻撃なので、痕跡の見方を変える必要がある。認証していない主体からのリクエストが 200 で返っている記録、管理系のパスへの外部からのアクセス、通常のログインを経ずに実行された操作のログを見る。KEV 収載=実際に悪用されている以上、更新に加えて、この製品が保持している資格情報(AD 連携、メール、データベース、資産検出用のアカウント)は侵害の可能性を前提に再発行し、問い合わせデータの持ち出し痕跡も確認する。完了条件は、(1)全ノードが 2026.1 以降になっている、(2)更新前の期間について認証を経ない到達の痕跡を確認して記録した、(3)保持資格情報を再発行した、の3点である。KEV 是正期限 2026-02-15 は今日(2026-08-17)から見て半年前であり、未対応なら期限超過扱いで、同製品の他の2件と併せて最優先で処理する。

自分の環境が CVE-2025-40536 の影響を受けるか確認するには?

SolarWinds Web Help Desk を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-40536)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-40536 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/02/15 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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