脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 KEV 悪用確認
CVE-2026-42208

BerriAI LiteLLM 認証キー検証の SQL インジェクション(プロキシDB読み取り・改ざん)

情報取得日: 2026/05/08/最終確認: 2026/08/10・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-42208
製品BerriAI / LiteLLM (AI Gateway / proxy)
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-89 SQLインジェクション
登録/公開日2026/05/08
KEV 期限2026/05/11 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダー指示に従い緩和策を適用。緩和策が無ければ製品の使用を停止(CISA KEV)。
出典https://github.com/BerriAI/litellm/security/advisories/GHSA-r75f-5x8p-qvmc

概要

LLM API を OpenAI 互換形式で中継する AI ゲートウェイ LiteLLM のプロキシで、API キー検証時に実行される DB クエリが、呼び出し側が渡したキー値をパラメータ化せずにクエリ文字列へ直接連結していた。認証前の攻撃者が細工した Authorization ヘッダを任意の LLM API ルート(例: POST /chat/completions)へ送るとエラー処理経路を通じてこのクエリに到達でき、プロキシのデータベースを読み取り、場合により改ざんできる。プロキシが管理する各種プロバイダの認証情報漏えいにつながる。影響は 1.81.16 以上 1.83.7 未満。1.83.7 で修正済み。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
ECS/EKS/EC2 上で稼働する LiteLLM コンテナ/プロセスを v1.83.7 以降のイメージへ更新して再デプロイ。ALB/セキュリティグループで公開範囲を絞る
AWS のマネージド提供ではなく、自ホスト LiteLLM の利用者責任範囲。更新後に管理下 API キーのローテーションを検討。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
GKE/Cloud Run/GCE 上の LiteLLM を v1.83.7 以降へ更新して再デプロイ。公開エンドポイントは IAP/内部LB等で保護
GCP 固有パッチは無く、自ホスト側で更新。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
AKS/Container Apps/VM 上の LiteLLM を v1.83.7 以降へ更新して再デプロイ。Front Door/NSG で暴露面を制限
Azure 固有パッチは無く、自ホスト側で更新。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
pip/コンテナで導入した litellm を 1.83.7 以降へ更新(pip install -U 'litellm>=1.83.7' 等)。ディストリのパッケージではなくアプリ更新で対応
Red Hat も CVE-2026-42208 を追跡(access.redhat.com)。ディストリ同梱ではなくアプリ側更新が対応経路。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

自ホストの LiteLLM を 1.83.7 以降へ更新するのが基本方針。即時更新できない場合は、プロキシをインターネットから直接到達不能にする(内部ネットワーク/認証プロキシ配下に隔離)、WAF で異常な Authorization ヘッダを遮断するなどで暴露面を減らす。DBに保管された各プロバイダの API キーは更新後にローテーションを検討する。 【2026-08-01 本文見直し】KEV 是正期限(2026-05-11)から約3か月が経過している。LiteLLM は各社の LLM API キーをプロキシの DB に保管する構成が一般的で、SQL インジェクションが成立していた場合、更新だけでは漏れた鍵が有効なまま残る。更新後に「ローテーションを検討する」ではなく、期限超過の環境では各プロバイダの API キーを実際に失効・再発行する前提で扱う。あわせて、各プロバイダ側の利用ログで、自組織の想定と合わない時間帯・モデル・リージョンからの呼び出しが無いかを確認する。鍵の悪用は課金として先に現れることが多いため、請求額の異常も検知の手掛かりになる。

よくある質問(CVE-2026-42208)

CVE-2026-42208(LiteLLM)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるBerriAI LiteLLM (AI Gateway / proxy)の脆弱性です。LLM API を OpenAI 互換形式で中継する AI ゲートウェイ LiteLLM のプロキシで、API キー検証時に実行される DB クエリが、呼び出し側が渡したキー値をパラメータ化せずにクエリ文字列へ直接連結していた。認証前の攻撃者が細工した Authorization ヘッダを任意の LLM API ルート(例: POST /chat/completions)へ送るとエラー処理経路を通じてこのクエリに到達でき、プロキシのデータベースを読み取り、場合により改ざんできる。プロキシが管理する各種プロバイダの認証情報漏えいにつながる。影響は 1.81.16 以上 1.83.7 未満。1.83.7 で修正済み。

CVE-2026-42208 の対応方法・回避策は?

自ホストの LiteLLM を 1.83.7 以降へ更新するのが基本方針。即時更新できない場合は、プロキシをインターネットから直接到達不能にする(内部ネットワーク/認証プロキシ配下に隔離)、WAF で異常な Authorization ヘッダを遮断するなどで暴露面を減らす。DBに保管された各プロバイダの API キーは更新後にローテーションを検討する。 【2026-08-01 本文見直し】KEV 是正期限(2026-05-11)から約3か月が経過している。LiteLLM は各社の LLM API キーをプロキシの DB に保管する構成が一般的で、SQL インジェクションが成立していた場合、更新だけでは漏れた鍵が有効なまま残る。更新後に「ローテーションを検討する」ではなく、期限超過の環境では各プロバイダの API キーを実際に失効・再発行する前提で扱う。あわせて、各プロバイダ側の利用ログで、自組織の想定と合わない時間帯・モデル・リージョンからの呼び出しが無いかを確認する。鍵の悪用は課金として先に現れることが多いため、請求額の異常も検知の手掛かりになる。

自分の環境が CVE-2026-42208 の影響を受けるか確認するには?

BerriAI LiteLLM (AI Gateway / proxy) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://github.com/BerriAI/litellm/security/advisories/GHSA-r75f-5x8p-qvmc)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-42208 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/05/11 です。推奨される対応: ベンダー指示に従い緩和策を適用。緩和策が無ければ製品の使用を停止(CISA KEV)。

このCVEの変更履歴

掲載後に NVD・CISA KEV 側で確定した変化を、日次の自動突合で記録したものです(新しい順)。掲載前の変化は記録がないため含みません。

  • 2026/07/26CISA KEVKEV是正期限 2026-05-29 → 2026-05-11

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/10)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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