脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
High CVSS 7.0 NEW KEV 悪用確認
CVE-2026-111357

Ivanti Connect Secure の dsinvoked で root へ権限昇格(KEV・CVE-2026-104935 と連鎖)

情報取得日: 2026/10/30・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-111357
製品Ivanti / Ivanti Connect Secure(ICS)22.8R2.4
CVSS7.0(High)
CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-829 信頼できない制御領域からの機能の取り込み
登録/公開日2026/10/30
KEV 期限2026/11/02 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、CISA の BOD 26-04(リスクに基づくセキュリティ更新の優先順位付け)および「Forensics Triage Requirements」に従うこと。緩和策が利用できない場合はクラウドサービス向けの BOD 26-04 指針に従うか、製品の使用を中止する。各資産のインターネット露出の評価は利用者側の責任である。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-111357

概要

**Ivanti Connect Secure(ICS、SSL-VPN 装置)で、内部の特権ブローカー dsinvoked が DSCache の設定データを無条件に信頼するため、装置にログインできる攻撃者が root へ権限昇格できる。** NVD の記述(CNA は MITRE)は対象を ICS 22.8R2.4 とし、2026年10月に実際に悪用されたと明記している。CVSS 3.1 は **7.0 High**(AV:L/AC:H/PR:L=装置上で低い権限を得ていることが前提)。 **当サイト掲載済みの CVE-2026-104935 と同じ攻撃連鎖の3つ目の欠陥である。** 発見した Volexity の10月13日の記事によれば、攻撃者は認証回避と一時ファイル実行(CVE-2026-104935)で装置に入り、本件で root を取っていた。攻撃者はメモリ上の libdsplibs.so を書き換えて保守タスクを Perl インタプリタへ向け直しており、変更はメモリ上だけで設定も元に戻されるため、**Ivanti の整合性チェックツール(ICT)では検出できない**。Volexity は10月29日の追記で、Ivanti が本件のパッチを公開し CVE-2026-111357 として追跡されていると伝えた。 **悪用と期限。** CISA は2026年10月30日に KEV へ収載し、是正期限を **2026年11月2日**とした。同日、同じ連鎖に関わる別の欠陥(CVE-2026-118527、予測可能な識別子による任意ファイル配置)も KEV に収載されたが、2026-10-31 時点で NVD・CVE.org にレコードが無く CVSS を確認できないため、当サイトではまだ掲載していない。NVD の分析状況は Analyzed(2026-10-30 更新)。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure は同じ対応区分です: 情報確認中
Linux のみ異なります: 対象外
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) 情報確認中
AWS 上の ICS 仮想アプライアンスは Ivanti の修正版へ更新する。本件の修正を含む版の番号は公式で要確認。
AWS から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-10-31 時点)。セキュリティグループで管理インターフェースの到達元を絞る。
参照リンク
GCP 情報確認中
Compute Engine 上の ICS 仮想アプライアンスは Ivanti の修正版へ更新する。修正版の番号は公式で要確認。
Google Cloud から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-10-31 時点)。
参照リンク
Azure 情報確認中
Azure 上の ICS 仮想アプライアンスは Ivanti の修正版へ更新する。修正版の番号は公式で要確認。
Microsoft から本 CVE 個別の告知は確認できていない(2026-10-31 時点)。NSG で管理インターフェースの公開範囲を確認する。
参照リンク
Linux 対象外
対象外(Ivanti の専用装置・仮想アプライアンスの欠陥であり、Linux ディストリの更新対象ではない)。
Ubuntu USN / Red Hat RHSA / Debian security tracker には載らない。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

**Ivanti の最新の修正版に上げ、侵害の痕跡を ICT 以外の手段で確かめる。** 本件の修正を含む版の番号は、Ivanti のアドバイザリ本文(Ivanti Hub)が 2026-10-31 時点で自動取得できず、Volexity の追記にも版の記載が無いため**公式で要確認**。CVE-2026-104935 の修正版(25.1.3.0 以上 / 22.8R2.5 以上)だけでは本件が塞がっていない可能性があるので、すでに上げた装置も Ivanti の最新リリースを確認する。 **期限は 2026年11月2日。** 連鎖の入口である CVE-2026-104935 が未修正なら、本件と合わせて最優先で更新する。 **侵害の確認。** 変更はメモリ上だけで ICT では見つからないため、Volexity が公開した指標(welcome.cgi への X-DSCGI-PATH ヘッダ付き要求、/tmp/ の不審なスクリプト、/data/.icscap/ の隠しディレクトリ、debuglog・audit.log の欠落)を使い、ネットワークとメモリのフォレンジックで調べる。KEV の要求アクションも CISA の「Forensics Triage Requirements」に従うことを求めている。 **完了条件**は、(1)全 ICS 装置が本件の修正を含む版であることを Ivanti の公式情報で確認した、(2)ICT に頼らず侵害の痕跡を確認した、の2点である。

よくある質問(CVE-2026-111357)

CVE-2026-111357(Ivanti Connect Secure)の影響は?

High(CVSS 7.0)に分類されるIvanti Ivanti Connect Secure(ICS)22.8R2.4の脆弱性です。**Ivanti Connect Secure(ICS、SSL-VPN 装置)で、内部の特権ブローカー dsinvoked が DSCache の設定データを無条件に信頼するため、装置にログインできる攻撃者が root へ権限昇格できる。** NVD の記述(CNA は MITRE)は対象を ICS 22.8R2.4 とし、2026年10月に実際に悪用されたと明記している。CVSS 3.1 は **7.0 High**(AV:L/AC:H/PR:L=装置上で低い権限を得ていることが前提)。 **当サイト掲載済みの CVE-2026-104935 と同じ攻撃連鎖の3つ目の欠陥である。** 発見した Volexity の10月13日の記事によれば、攻撃者は認証回避と一時ファイル実行(CVE-2026-104935)で装置に入り、本件で root を取っていた。攻撃者はメモリ上の libdsplibs.so を書き換えて保守タスクを Perl インタプリタへ向け直しており、変更はメモリ上だけで設定も元に戻されるため、**Ivanti の整合性チェックツール(ICT)では検出できない**。Volexity は10月29日の追記で、Ivanti が本件のパッチを公開し CVE-2026-111357 として追跡されていると伝えた。 **悪用と期限。** CISA は2026年10月30日に KEV へ収載し、是正期限を **2026年11月2日**とした。同日、同じ連鎖に関わる別の欠陥(CVE-2026-118527、予測可能な識別子による任意ファイル配置)も KEV に収載されたが、2026-10-31 時点で NVD・CVE.org にレコードが無く CVSS を確認できないため、当サイトではまだ掲載していない。NVD の分析状況は Analyzed(2026-10-30 更新)。

CVE-2026-111357 の対応方法・回避策は?

**Ivanti の最新の修正版に上げ、侵害の痕跡を ICT 以外の手段で確かめる。** 本件の修正を含む版の番号は、Ivanti のアドバイザリ本文(Ivanti Hub)が 2026-10-31 時点で自動取得できず、Volexity の追記にも版の記載が無いため**公式で要確認**。CVE-2026-104935 の修正版(25.1.3.0 以上 / 22.8R2.5 以上)だけでは本件が塞がっていない可能性があるので、すでに上げた装置も Ivanti の最新リリースを確認する。 **期限は 2026年11月2日。** 連鎖の入口である CVE-2026-104935 が未修正なら、本件と合わせて最優先で更新する。 **侵害の確認。** 変更はメモリ上だけで ICT では見つからないため、Volexity が公開した指標(welcome.cgi への X-DSCGI-PATH ヘッダ付き要求、/tmp/ の不審なスクリプト、/data/.icscap/ の隠しディレクトリ、debuglog・audit.log の欠落)を使い、ネットワークとメモリのフォレンジックで調べる。KEV の要求アクションも CISA の「Forensics Triage Requirements」に従うことを求めている。 **完了条件**は、(1)全 ICS 装置が本件の修正を含む版であることを Ivanti の公式情報で確認した、(2)ICT に頼らず侵害の痕跡を確認した、の2点である。

自分の環境が CVE-2026-111357 の影響を受けるか確認するには?

Ivanti Ivanti Connect Secure(ICS)22.8R2.4 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-111357)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-111357 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/11/02 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、CISA の BOD 26-04(リスクに基づくセキュリティ更新の優先順位付け)および「Forensics Triage Requirements」に従うこと。緩和策が利用できない場合はクラウドサービス向けの BOD 26-04 指針に従うか、製品の使用を中止する。各資産のインターネット露出の評価は利用者側の責任である。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください。

CISA KEV(悪用確認・対応期限・ランサム利用の出典)
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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