脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
High CVSS 7.5 KEV 悪用確認 ランサムウェア悪用
CVE-2025-61884

Oracle E-Business Suite Configurator の SSRF(悪用確認済み)

情報取得日: 2025/10/20/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-61884
製品Oracle / E-Business Suite (Oracle Configurator)
CVSS7.5(High)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
種別 (CWE)CWE-918 サーバーサイドリクエストフォージェリ(NVD は CWE-22 / CWE-93 / CWE-287 / CWE-444 / CWE-501 も併記)
登録/公開日2025/10/20
KEV 期限2025/11/10 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-61884

概要

Oracle E-Business Suite の Oracle Configurator(コンポーネントは Runtime UI)に、未認証の攻撃者が HTTP 経由で悪用できる欠陥があり、Oracle の記述では機微なリソースへのアクセス、すなわち Configurator が到達できる重要データへの不正な読み出しにつながる。影響を受けるサポート対象版は 12.2.3 から 12.2.14 で、Oracle は個別のセキュリティアラート(alert-cve-2025-61884、初版 2025 年 10 月 11 日)を出し、更新または緩和策の適用を強く推奨している。CISA KEV はこの CVE を Server-Side Request Forgery(SSRF)として登録しており、収載日は 2025-10-20、是正期限は 2025-11-10、そしてランサムウェアキャンペーンでの利用が Known とされている。同じ E-Business Suite を狙う一連の攻撃の一部で、参照には watchtowr Labs による EBS の事前認証 RCE チェーン(CVE-2025-61882)の解析記事が Exploit として載っている。CVSS は Oracle(CNA、Secondary)の 7.5 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。影響は機密性のみ High、完全性・可用性は None という評価で、単体では読み出しに留まるが、SSRF は内部にしか無いはずのエンドポイントへの踏み台になるため、他の欠陥と組み合わせた連鎖の起点になり得る点が実務上の怖さである。NVD の vulnStatus は Analyzed。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 上の Oracle E-Business Suite に Security Alert CVE-2025-61884 の更新または記載の緩和策を適用する
SSRF なので到達先を絞るのも有効で、インスタンスメタデータは IMDSv2 必須化(HttpTokens=required)にしておく。ALB / CloudFront で Configurator のパスを社外公開していないかを WAF ログで確認する。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine 上の EBS に Security Alert の更新または緩和策を適用する
アプリ層 VM の外向き通信を VPC ファイアウォールで絞り、メタデータサーバや内部専用サービスへの不要な到達を止める。Cloud Armor で Configurator のパスの到達元を限定する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM 上の EBS に Security Alert の更新または緩和策を適用する
ネットワークセキュリティグループで送信方向を絞り、IMDS への不要な到達を止める。Application Gateway で Configurator の公開パスと到達元を限定する。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
OS のパッケージ更新ではなく Oracle のセキュリティアラートに従って EBS 側を更新する
同じ EBS を狙う一連の攻撃の解析記事(watchtowr Labs)が参照に載っており、連鎖の起点として使われる前提で調査するとよい。アプリ層ホストの外向き通信ログと不審ファイルを確認する。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は E-Business Suite の版が 12.2.3 から 12.2.14 の範囲かを見て、Oracle Configurator(Runtime UI)を有効にして使っているか、その画面が外部から到達できるかを確認する順になる。Configurator の Runtime UI は顧客・代理店向けに社外公開していることがあるため、EBS 全体の公開範囲だけでなく Configurator のパスがどこから届くかを個別に確認する必要がある。見落としやすいのは、EBS 本体は内部限定にしているつもりで Configurator の画面だけリバースプロキシで外に出している構成、そして検証環境の公開である。すぐパッチを当てられない場合は、Oracle のアラートが更新または緩和策の適用を推奨しているとおり、アラート記載の手順に沿った緩和を行い、あわせて SSRF の到達先を潰す。具体的には、EBS のアプリ層サーバから外向き・内向きに出られる先を送信方向のファイアウォールで絞り、クラウドのインスタンスメタデータサービスへの到達を封じる(AWS なら IMDSv2 必須化、GCP・Azure はメタデータ取得に専用ヘッダが必要な仕様である点を前提に、そもそも到達させない構成にする)。KEV 収載でランサムウェア利用が Known、かつ是正期限 2025-11-10 は今日(2026-08-17)から見て大幅に超過しているため、未対応の環境が残っているなら期限超過扱いで最優先とし、更新だけで完了とせずに痕跡確認まで行う。Configurator への未認証アクセスの成功、アプリ層サーバから内部の想定外の宛先やメタデータエンドポイントへの通信、その結果として取得され得たトークンや資格情報の利用痕跡を洗い、疑いがあればインスタンスロールの資格情報と DB・連携用アカウントを再発行する。完了条件は、パッチまたはアラート記載の緩和が適用済みであること、Configurator の公開範囲が意図した状態であること、アプリ層からの外向き到達先が絞られていること、ログ遡及の結論が出ていること、の四点である。

よくある質問(CVE-2025-61884)

CVE-2025-61884(E-Business Suite)の影響は?

High(CVSS 7.5)に分類されるOracle E-Business Suite (Oracle Configurator)の脆弱性です。Oracle E-Business Suite の Oracle Configurator(コンポーネントは Runtime UI)に、未認証の攻撃者が HTTP 経由で悪用できる欠陥があり、Oracle の記述では機微なリソースへのアクセス、すなわち Configurator が到達できる重要データへの不正な読み出しにつながる。影響を受けるサポート対象版は 12.2.3 から 12.2.14 で、Oracle は個別のセキュリティアラート(alert-cve-2025-61884、初版 2025 年 10 月 11 日)を出し、更新または緩和策の適用を強く推奨している。CISA KEV はこの CVE を Server-Side Request Forgery(SSRF)として登録しており、収載日は 2025-10-20、是正期限は 2025-11-10、そしてランサムウェアキャンペーンでの利用が Known とされている。同じ E-Business Suite を狙う一連の攻撃の一部で、参照には watchtowr Labs による EBS の事前認証 RCE チェーン(CVE-2025-61882)の解析記事が Exploit として載っている。CVSS は Oracle(CNA、Secondary)の 7.5 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。影響は機密性のみ High、完全性・可用性は None という評価で、単体では読み出しに留まるが、SSRF は内部にしか無いはずのエンドポイントへの踏み台になるため、他の欠陥と組み合わせた連鎖の起点になり得る点が実務上の怖さである。NVD の vulnStatus は Analyzed。

CVE-2025-61884 の対応方法・回避策は?

判定は E-Business Suite の版が 12.2.3 から 12.2.14 の範囲かを見て、Oracle Configurator(Runtime UI)を有効にして使っているか、その画面が外部から到達できるかを確認する順になる。Configurator の Runtime UI は顧客・代理店向けに社外公開していることがあるため、EBS 全体の公開範囲だけでなく Configurator のパスがどこから届くかを個別に確認する必要がある。見落としやすいのは、EBS 本体は内部限定にしているつもりで Configurator の画面だけリバースプロキシで外に出している構成、そして検証環境の公開である。すぐパッチを当てられない場合は、Oracle のアラートが更新または緩和策の適用を推奨しているとおり、アラート記載の手順に沿った緩和を行い、あわせて SSRF の到達先を潰す。具体的には、EBS のアプリ層サーバから外向き・内向きに出られる先を送信方向のファイアウォールで絞り、クラウドのインスタンスメタデータサービスへの到達を封じる(AWS なら IMDSv2 必須化、GCP・Azure はメタデータ取得に専用ヘッダが必要な仕様である点を前提に、そもそも到達させない構成にする)。KEV 収載でランサムウェア利用が Known、かつ是正期限 2025-11-10 は今日(2026-08-17)から見て大幅に超過しているため、未対応の環境が残っているなら期限超過扱いで最優先とし、更新だけで完了とせずに痕跡確認まで行う。Configurator への未認証アクセスの成功、アプリ層サーバから内部の想定外の宛先やメタデータエンドポイントへの通信、その結果として取得され得たトークンや資格情報の利用痕跡を洗い、疑いがあればインスタンスロールの資格情報と DB・連携用アカウントを再発行する。完了条件は、パッチまたはアラート記載の緩和が適用済みであること、Configurator の公開範囲が意図した状態であること、アプリ層からの外向き到達先が絞られていること、ログ遡及の結論が出ていること、の四点である。

自分の環境が CVE-2025-61884 の影響を受けるか確認するには?

Oracle E-Business Suite (Oracle Configurator) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-61884)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-61884 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/11/10 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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