脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.1 KEV 悪用確認
CVE-2025-54236

Adobe Commerce/Magento の入力検証不備でセッション奪取(悪用確認済み)

情報取得日: 2025/10/24/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-54236
製品Adobe / Adobe Commerce / Magento Open Source
CVSS9.1(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
種別 (CWE)CWE-20 入力検証の不備
登録/公開日2025/10/24
KEV 期限2025/11/14 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-54236

概要

Adobe Commerce の入力検証不備で、攻撃が成功するとセッションの乗っ取りに至り、機密性と完全性への影響が High まで上がる。Adobe はユーザー操作が不要であると明記している。Adobe の技術情報では、Commerce の REST API 経由で顧客アカウントを乗っ取れる問題と説明されている。影響バージョンは 2.4.9-alpha2 / 2.4.8-p2 / 2.4.7-p7 / 2.4.6-p12 / 2.4.5-p14 / 2.4.4-p15 とそれ以前で、Adobe の技術情報では Adobe Commerce B2B(1.5.3-alpha2 以前など)と Magento Open Source、さらに Custom Attributes Serializable モジュール(magento/out-of-process-custom-attributes)の 0.1.0 から 0.4.0 も対象として列挙されている。是正は Adobe の速報 APSB25-88 と、ホットフィックス VULN-32437-2-4-X-patch の適用である。Adobe Commerce on Cloud の利用者に対しては Adobe が WAF ルールを配備済みだと説明しているが、それだけでは足りず示された是正手順をすべて実施する必要があるとも明記している。CVSS は CNA の Adobe による 9.1 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N)のみで、NVD の Primary スコアは無い。CWE は CWE-20。Adobe は当初「実際に悪用された証拠は無い」と記していたが、その後 CISA KEV に 2025-10-24 に収載された。是正期限は 2025-11-14、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 / ECS / EKS 上の Adobe Commerce・Magento にホットフィックス VULN-32437-2-4-X-patch もしくは修正済みリリースを適用し、Custom Attributes Serializable モジュールを 0.4.0 以上へ更新する
AWS 側の欠陥ではなく利用者が運用するアプリの問題。コンテナで動かしている場合はイメージを再ビルドしないと古いコードが残る。WAF でのブロックは応急処置にすぎない。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine / GKE 上の Adobe Commerce・Magento にホットフィックスまたは修正済みリリースを適用する
GCP 側のサービスの問題ではない。composer.lock を含めてデプロイ元を直さないと、次のデプロイで元に戻る。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM / AKS 上の Adobe Commerce・Magento にホットフィックスまたは修正済みリリースを適用する
対象は利用者が運用する Commerce / Magento のみ。Front Door などの WAF で一時的に緩和しつつ、パッチ適用まで進める。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
ホットフィックス VULN-32437-2-4-X-patch を適用し、必要なら composer require magento/out-of-process-custom-attributes=0.4.0 --with-dependencies を実行する
ディストリのパッケージではなく composer で管理されるアプリなので、OS の更新では直らない。適用後にキャッシュのクリアとデプロイまで完了させる。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は版とモジュール構成の2点を見る。版は bin/magento --version、あるいは composer.lock の magento/product-community-edition もしくは product-enterprise-edition のバージョンで確定させ、Adobe が列挙している系列ごとの上限(2.4.8-p2 以前、2.4.7-p7 以前など)に入っていないかを確認する。もう1つは Custom Attributes Serializable モジュールの有無で、Adobe の技術情報は、このモジュールが入っていなければホットフィックス VULN-32437-2-4-X-patch の適用だけでよく、0.1.0 から 0.3.0 が入っているなら composer require magento/out-of-process-custom-attributes=0.4.0 --with-dependencies で 0.4.0 以上へ上げるよう指示している。ここが見落としの起きやすい箇所で、パッチだけ当ててモジュールを放置すると塞ぎ切れない。Adobe Commerce on Cloud の場合、Adobe 側が WAF ルールを入れているため一時的に守られているように見えるが、Adobe 自身が「示された是正手順をすべて実施しなければ環境は露出したままで、Adobe による支援も限定される」と書いているので、WAF を理由に適用を先送りしてはいけない。Managed Services 利用なら担当の Customer Success Engineer に手順を確認できる。完了条件は、(1)ホットフィックスもしくは修正済みリリースが適用されていること、(2)該当モジュールが 0.4.0 以上(または未導入)であること、(3)KEV 収載=実際に悪用されているのでセッション奪取後の後始末が済んでいることの3点である。後始末としては、セッションを奪われる型なので全セッションの無効化、管理者パスワードと API 連携用の資格情報・アクセストークンの再発行、管理者ユーザー一覧に見覚えの無いアカウントが増えていないかの確認を行う。EC サイトは決済情報を盗むスクリプトを仕込まれる標的になりやすいので、テーマや CMS ブロック、レイアウト XML に外部スクリプトの読み込みが混ざっていないかも合わせて見ておく。是正期限 2025-11-14 は既に過ぎているため、未対応なら期限超過として扱う。

よくある質問(CVE-2025-54236)

CVE-2025-54236(Adobe Commerce / Magento Open Source)の影響は?

Critical(CVSS 9.1)に分類されるAdobe Adobe Commerce / Magento Open Sourceの脆弱性です。Adobe Commerce の入力検証不備で、攻撃が成功するとセッションの乗っ取りに至り、機密性と完全性への影響が High まで上がる。Adobe はユーザー操作が不要であると明記している。Adobe の技術情報では、Commerce の REST API 経由で顧客アカウントを乗っ取れる問題と説明されている。影響バージョンは 2.4.9-alpha2 / 2.4.8-p2 / 2.4.7-p7 / 2.4.6-p12 / 2.4.5-p14 / 2.4.4-p15 とそれ以前で、Adobe の技術情報では Adobe Commerce B2B(1.5.3-alpha2 以前など)と Magento Open Source、さらに Custom Attributes Serializable モジュール(magento/out-of-process-custom-attributes)の 0.1.0 から 0.4.0 も対象として列挙されている。是正は Adobe の速報 APSB25-88 と、ホットフィックス VULN-32437-2-4-X-patch の適用である。Adobe Commerce on Cloud の利用者に対しては Adobe が WAF ルールを配備済みだと説明しているが、それだけでは足りず示された是正手順をすべて実施する必要があるとも明記している。CVSS は CNA の Adobe による 9.1 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N)のみで、NVD の Primary スコアは無い。CWE は CWE-20。Adobe は当初「実際に悪用された証拠は無い」と記していたが、その後 CISA KEV に 2025-10-24 に収載された。是正期限は 2025-11-14、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

CVE-2025-54236 の対応方法・回避策は?

判定は版とモジュール構成の2点を見る。版は bin/magento --version、あるいは composer.lock の magento/product-community-edition もしくは product-enterprise-edition のバージョンで確定させ、Adobe が列挙している系列ごとの上限(2.4.8-p2 以前、2.4.7-p7 以前など)に入っていないかを確認する。もう1つは Custom Attributes Serializable モジュールの有無で、Adobe の技術情報は、このモジュールが入っていなければホットフィックス VULN-32437-2-4-X-patch の適用だけでよく、0.1.0 から 0.3.0 が入っているなら composer require magento/out-of-process-custom-attributes=0.4.0 --with-dependencies で 0.4.0 以上へ上げるよう指示している。ここが見落としの起きやすい箇所で、パッチだけ当ててモジュールを放置すると塞ぎ切れない。Adobe Commerce on Cloud の場合、Adobe 側が WAF ルールを入れているため一時的に守られているように見えるが、Adobe 自身が「示された是正手順をすべて実施しなければ環境は露出したままで、Adobe による支援も限定される」と書いているので、WAF を理由に適用を先送りしてはいけない。Managed Services 利用なら担当の Customer Success Engineer に手順を確認できる。完了条件は、(1)ホットフィックスもしくは修正済みリリースが適用されていること、(2)該当モジュールが 0.4.0 以上(または未導入)であること、(3)KEV 収載=実際に悪用されているのでセッション奪取後の後始末が済んでいることの3点である。後始末としては、セッションを奪われる型なので全セッションの無効化、管理者パスワードと API 連携用の資格情報・アクセストークンの再発行、管理者ユーザー一覧に見覚えの無いアカウントが増えていないかの確認を行う。EC サイトは決済情報を盗むスクリプトを仕込まれる標的になりやすいので、テーマや CMS ブロック、レイアウト XML に外部スクリプトの読み込みが混ざっていないかも合わせて見ておく。是正期限 2025-11-14 は既に過ぎているため、未対応なら期限超過として扱う。

自分の環境が CVE-2025-54236 の影響を受けるか確認するには?

Adobe Adobe Commerce / Magento Open Source を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-54236)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-54236 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/11/14 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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