情報取得日: 2025/10/02/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2014-6278 |
|---|---|
| 製品 | GNU / GNU Bash |
| CVSS | 8.8(High) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| 種別 (CWE) | CWE-78 OS コマンドインジェクション |
| CVE 公開日 | 2014/09/30(NVD) |
| CISA KEV 収載日 | 2025/10/02 2014年に公開された脆弱性です。新着として扱う前に公開年を確認してください。 |
| KEV 期限 | 2025/10/23 まで(米国連邦機関向け目安) |
| 推奨対応 | ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2014-6278 |
GNU Bash が環境変数の値に書かれた関数定義を正しく解析せず、細工した環境変数を渡せる攻撃者が任意のコマンドを実行できる。いわゆる Shellshock の一連の問題のうち、CVE-2014-6271、CVE-2014-7169、CVE-2014-6277 の修正が不完全だったために残った変種である。NVD は発火経路として、OpenSSH sshd の ForceCommand、Apache HTTP Server の mod_cgi と mod_cgid、一部の DHCP クライアントが実行するスクリプト、その他「権限境界をまたいで環境変数が設定される場面」を挙げる。影響範囲は bash43-026 までの Bash 4.3 以前。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary、nvd@nist.gov)が付けているのは CVSS v2 の 10.0(AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C)だけで、CVSS 3.x は Secondary(CVE プログラムの ADP)による 8.8 High(AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H)のみである。CISA KEV への収載は公開から 11 年後の 2025-10-02、是正期限は 2025-10-23、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。KEV の notes は GNU の bash43-027 パッチのほか Broadcom、Cisco、IBM AIX Toolbox のアドバイザリを挙げる。vulnStatus は Analyzed。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | ディストリ修正あり |
EC2 / ECS / EKS 上の bash を、ディストリで当該 CVE が修正済みのパッケージへ更新する
AWS のサービス側の欠陥ではなく、利用者が管理する OS 上のパッケージの問題。現行の Amazon Linux は当時の修正を取り込んでいるため、実質的な対象は長期稼働の古いインスタンスと、ECR に残った古いベースイメージ。イメージは再ビルドしないと古い bash が残る。
参照リンク
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| GCP | ディストリ修正あり |
Compute Engine / GKE ノード上の bash をディストリの修正版へ更新する
Debian ベースのイメージを使っている場合は Debian のセキュリティ追跡ページで修正状況を確認する。GKE はノードイメージの更新で取り込めるが、Pod のイメージ内の bash は別に更新が必要。
参照リンク
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| Azure | ディストリ修正あり |
Azure VM / AKS ノード上の bash をディストリの修正版へ更新する
Ubuntu ベースの VM は USN-2380-1 相当の更新が入っているかを確認する。Update Manager で配布し、カスタムイメージを持っている場合はイメージ側も作り直す。
参照リンク
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| Linux | ディストリ修正あり |
bash をディストリで当該 CVE が修正済みのパッケージへ更新する(上流では Bash 4.3 のパッチ bash43-027 が該当する)
版番号が 4.3 のままでもディストリがパッチを取り込んでいれば修正済みなので、版番号ではなくディストリの CVE 追跡ページで判断する。自前ビルドの bash や、アプライアンス内蔵の bash はベンダーのアドバイザリを個別に確認する。
参照リンク
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現行のディストリを普通に更新している環境では 2014 年当時に修正が入っているので、この CVE の実務は「古い箱と古いイメージが残っていないか」の棚卸しになる。判定は bash --version で 4.3 以前かを見て、疑わしければ実際に env 経由の関数定義が解釈されるかを手元で試すのが確実である。パッチ適用状況は版番号では読み取れないため、ディストリの CVE 追跡ページで修正済みのビルドかを確認する。見落としやすいのは、稼働中の VM ではなく、長く更新されていないコンテナのベースイメージ、レジストリに残った古いタグ、ネットワーク機器やストレージアプライアンスの中の Linux である。KEV の notes が Cisco や IBM AIX Toolbox、Broadcom のアドバイザリを挙げているのは、この種の製品内蔵 bash が残存箇所になりやすいからで、自社のアプライアンスは各ベンダーのアドバイザリを個別に確認する。緩和は、権限境界をまたいで環境変数が渡る経路を潰す方向が有効で、mod_cgi / mod_cgid で bash スクリプトを CGI として実行している箇所をやめる、sshd の ForceCommand が bash を経由しないようにする、DHCP クライアントのフックスクリプトを見直す、という順に効く。ただし本体の更新が本筋である。KEV 収載済み、つまり実際に悪用が確認されているものなので、更新だけで終わらせない。該当ホストについては CGI のアクセスログに不審なリクエスト(環境変数に関数定義らしき文字列を含むもの)が無いか、想定外のプロセスやクーロン、外向き通信の痕跡が無いかを確認し、置いていた資格情報や鍵は再発行しておく。是正期限は 2025-10-23 で今日(2026-08-17)より前なので、未対応の資産が残っているなら期限超過として扱い、優先して処理する。完了条件は、(1)該当する bash を持つ資産がゼロになっていること、(2)侵害の痕跡確認と資格情報の再発行が済んでいること、の 2 点である。
High(CVSS 8.8)に分類されるGNU GNU Bashの脆弱性です。GNU Bash が環境変数の値に書かれた関数定義を正しく解析せず、細工した環境変数を渡せる攻撃者が任意のコマンドを実行できる。いわゆる Shellshock の一連の問題のうち、CVE-2014-6271、CVE-2014-7169、CVE-2014-6277 の修正が不完全だったために残った変種である。NVD は発火経路として、OpenSSH sshd の ForceCommand、Apache HTTP Server の mod_cgi と mod_cgid、一部の DHCP クライアントが実行するスクリプト、その他「権限境界をまたいで環境変数が設定される場面」を挙げる。影響範囲は bash43-026 までの Bash 4.3 以前。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary、nvd@nist.gov)が付けているのは CVSS v2 の 10.0(AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C)だけで、CVSS 3.x は Secondary(CVE プログラムの ADP)による 8.8 High(AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H)のみである。CISA KEV への収載は公開から 11 年後の 2025-10-02、是正期限は 2025-10-23、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。KEV の notes は GNU の bash43-027 パッチのほか Broadcom、Cisco、IBM AIX Toolbox のアドバイザリを挙げる。vulnStatus は Analyzed。
現行のディストリを普通に更新している環境では 2014 年当時に修正が入っているので、この CVE の実務は「古い箱と古いイメージが残っていないか」の棚卸しになる。判定は bash --version で 4.3 以前かを見て、疑わしければ実際に env 経由の関数定義が解釈されるかを手元で試すのが確実である。パッチ適用状況は版番号では読み取れないため、ディストリの CVE 追跡ページで修正済みのビルドかを確認する。見落としやすいのは、稼働中の VM ではなく、長く更新されていないコンテナのベースイメージ、レジストリに残った古いタグ、ネットワーク機器やストレージアプライアンスの中の Linux である。KEV の notes が Cisco や IBM AIX Toolbox、Broadcom のアドバイザリを挙げているのは、この種の製品内蔵 bash が残存箇所になりやすいからで、自社のアプライアンスは各ベンダーのアドバイザリを個別に確認する。緩和は、権限境界をまたいで環境変数が渡る経路を潰す方向が有効で、mod_cgi / mod_cgid で bash スクリプトを CGI として実行している箇所をやめる、sshd の ForceCommand が bash を経由しないようにする、DHCP クライアントのフックスクリプトを見直す、という順に効く。ただし本体の更新が本筋である。KEV 収載済み、つまり実際に悪用が確認されているものなので、更新だけで終わらせない。該当ホストについては CGI のアクセスログに不審なリクエスト(環境変数に関数定義らしき文字列を含むもの)が無いか、想定外のプロセスやクーロン、外向き通信の痕跡が無いかを確認し、置いていた資格情報や鍵は再発行しておく。是正期限は 2025-10-23 で今日(2026-08-17)より前なので、未対応の資産が残っているなら期限超過として扱い、優先して処理する。完了条件は、(1)該当する bash を持つ資産がゼロになっていること、(2)侵害の痕跡確認と資格情報の再発行が済んでいること、の 2 点である。
GNU GNU Bash を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2014-6278)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/10/23 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。