脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.0 KEV 悪用確認
CVE-2025-48703

Control Web Panel の未認証コマンド実行(悪用確認済み)

情報取得日: 2025/11/04/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-48703
製品CWP / Control Web Panel (CentOS Web Panel)
CVSS9.0(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-78 OS コマンドインジェクション
登録/公開日2025/11/04
KEV 期限2025/11/25 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-48703

概要

CWP(Control Web Panel、旧 CentOS Web Panel)の filemanager の changePerm リクエストで、t_total パラメータにシェルのメタ文字を渡せるため、未認証の遠隔攻撃者が任意コマンドを実行できる。ただし成立には有効な非 root のユーザー名を知っている必要があり、これが CVSS のベクタで AC:H(攻撃条件が複雑)とされている理由である。影響は 0.9.8.1205 より前の全バージョンで、修正は 0.9.8.1205。発見者 Fenrisk の記事によれば、攻撃は利用者向けインターフェース(既定 2083/tcp)への POST /myuser/index.php?module=filemanager&acc=changePerm で成立し、0.9.8.1204 と 0.9.8.1188 の CentOS 7 環境で検証されている。得られる権限は該当ユーザー(記事の例では uid 1001)で、そこから足場を広げられる。パッチは 2025年6月18日に 0.9.8.1205 として提供された。CVSS は CNA の MITRE による 9.0 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。CWE は CWE-78。CISA KEV には 2025-11-04 に収載され、是正期限は 2025-11-25、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 上の CWP を 0.9.8.1205 以上へ更新し、セキュリティグループで 2031 / 2083 / 2087 / 2096 の公開範囲を絞る
AWS 側の欠陥ではなく利用者が持ち込んだ管理パネルの問題。ホスティング用途で立てた EC2 に残っている放置インスタンスが実質的な対象になる。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine 上の CWP を 0.9.8.1205 以上へ更新し、VPC ファイアウォールで管理ポートの到達元を限定する
GCP 側のサービスの問題ではない。外部 IP 付き VM に立てたパネルは検索サービスから容易に見つかるため、更新前にまず到達性を潰す。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM 上の CWP を 0.9.8.1205 以上へ更新し、NSG で管理ポートの受信を絞る
対象は利用者が自分で入れた CWP のみ。OS のパッチ配布では直らないので、CWP 自身の更新機能で版を上げる。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
CWP の更新機能で 0.9.8.1205 以上へ上げる(CentOS / AlmaLinux / Rocky いずれでも同じ)
CWP はディストリのリポジトリから来るものではないため yum / dnf の通常更新では直らない。コードは ionCube で暗号化されているためファイル内容の目視確認はできず、版番号で判断する。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は CWP の版が 0.9.8.1205 以上かどうかだけである。管理インターフェース(既定 2087 または 2031)の表示で版を確認し、更新機能で最新へ上げる。ここで注意したいのは、CWP を入れたホストは「とりあえず立てたまま放置」されやすく、しかも同一ホストに Apache や NGINX、MySQL、Postfix、Dovecot、Roundcube、DNS といった主要サービスが全部載っているため、1回のコマンド実行が環境全体の掌握につながる点である。すぐ更新できない場合の緩和は、攻撃面がそのまま Web ポートなので、インターネットから見えている管理系・利用者系のポート(既定で 2031 / 2083 / 2087、同梱の webmail は 2096)を閉じ、運用元の IP からのみ許可することになる。攻撃には有効なユーザー名が必要という前提はあるが、ユーザー名は各種の応答や公開情報から容易に割れるため、これを防御と考えないほうがよい。完了条件は、(1)すべての CWP インスタンスが 0.9.8.1205 以上であること、(2)管理系ポートがインターネットに晒されていないこと、(3)KEV 収載=実際に悪用されているので事後確認が済んでいることの3点である。事後確認では、cwpsrv のアクセスログに module=filemanager と acc=changePerm を含むリクエストが残っていないか、各ユーザーの home 配下に見覚えの無いファイルが無いか、.bashrc などの起動時に読まれるファイルが書き換えられていないか、crontab や authorized_keys に追加が無いかを見る。1件でも出たらホストごと作り直し、そこに置いていたサイトのファイルとデータベースの資格情報、メールアカウントのパスワードをすべて再発行するのが安全である。あわせて、CWP が同梱する Roundcube も別途 CVE の対象になっているので、同じホスト上で版を確認しておく。是正期限 2025-11-25 は既に過ぎているため、未対応なら期限超過として扱う。

よくある質問(CVE-2025-48703)

CVE-2025-48703(Control Web Panel)の影響は?

Critical(CVSS 9.0)に分類されるCWP Control Web Panel (CentOS Web Panel)の脆弱性です。CWP(Control Web Panel、旧 CentOS Web Panel)の filemanager の changePerm リクエストで、t_total パラメータにシェルのメタ文字を渡せるため、未認証の遠隔攻撃者が任意コマンドを実行できる。ただし成立には有効な非 root のユーザー名を知っている必要があり、これが CVSS のベクタで AC:H(攻撃条件が複雑)とされている理由である。影響は 0.9.8.1205 より前の全バージョンで、修正は 0.9.8.1205。発見者 Fenrisk の記事によれば、攻撃は利用者向けインターフェース(既定 2083/tcp)への POST /myuser/index.php?module=filemanager&acc=changePerm で成立し、0.9.8.1204 と 0.9.8.1188 の CentOS 7 環境で検証されている。得られる権限は該当ユーザー(記事の例では uid 1001)で、そこから足場を広げられる。パッチは 2025年6月18日に 0.9.8.1205 として提供された。CVSS は CNA の MITRE による 9.0 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。CWE は CWE-78。CISA KEV には 2025-11-04 に収載され、是正期限は 2025-11-25、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

CVE-2025-48703 の対応方法・回避策は?

判定は CWP の版が 0.9.8.1205 以上かどうかだけである。管理インターフェース(既定 2087 または 2031)の表示で版を確認し、更新機能で最新へ上げる。ここで注意したいのは、CWP を入れたホストは「とりあえず立てたまま放置」されやすく、しかも同一ホストに Apache や NGINX、MySQL、Postfix、Dovecot、Roundcube、DNS といった主要サービスが全部載っているため、1回のコマンド実行が環境全体の掌握につながる点である。すぐ更新できない場合の緩和は、攻撃面がそのまま Web ポートなので、インターネットから見えている管理系・利用者系のポート(既定で 2031 / 2083 / 2087、同梱の webmail は 2096)を閉じ、運用元の IP からのみ許可することになる。攻撃には有効なユーザー名が必要という前提はあるが、ユーザー名は各種の応答や公開情報から容易に割れるため、これを防御と考えないほうがよい。完了条件は、(1)すべての CWP インスタンスが 0.9.8.1205 以上であること、(2)管理系ポートがインターネットに晒されていないこと、(3)KEV 収載=実際に悪用されているので事後確認が済んでいることの3点である。事後確認では、cwpsrv のアクセスログに module=filemanager と acc=changePerm を含むリクエストが残っていないか、各ユーザーの home 配下に見覚えの無いファイルが無いか、.bashrc などの起動時に読まれるファイルが書き換えられていないか、crontab や authorized_keys に追加が無いかを見る。1件でも出たらホストごと作り直し、そこに置いていたサイトのファイルとデータベースの資格情報、メールアカウントのパスワードをすべて再発行するのが安全である。あわせて、CWP が同梱する Roundcube も別途 CVE の対象になっているので、同じホスト上で版を確認しておく。是正期限 2025-11-25 は既に過ぎているため、未対応なら期限超過として扱う。

自分の環境が CVE-2025-48703 の影響を受けるか確認するには?

CWP Control Web Panel (CentOS Web Panel) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-48703)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-48703 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/11/25 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

CISA KEV(悪用確認・対応期限・ランサム利用の出典)
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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