脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 KEV 悪用確認
CVE-2025-11953

React Native の開発サーバーでコマンド実行(悪用確認済み)

情報取得日: 2026/02/05/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-11953
製品React Native Community / React Native Community CLI
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-78 OS コマンドインジェクション
CVE 公開日2025/11/03(NVD)
CISA KEV 収載日2026/02/05
2025年に公開された脆弱性です。新着として扱う前に公開年を確認してください。
KEV 期限2026/02/26 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-11953

概要

React Native Community CLI が起動する Metro 開発サーバーが、既定で外部インターフェースに待ち受ける設定になっている。その上で公開されているエンドポイントに OS コマンドインジェクションがあり、未認証のネットワーク上の攻撃者が POST リクエストを送るだけで任意の実行ファイルを起動できる。Windows ではさらに引数まで完全に制御した任意のシェルコマンドを実行できると NVD の記述にある。影響範囲は CPE では 19.0.0 以上 19.1.2 未満、18.0.0、および 20.0.0 の alpha0 から alpha2 で、19.1.2 が修正版に相当する。修正は参照に登録されているコミットで取り込まれている。CVSS は CNA の JFrog による 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。参照には実環境での悪用を報告した第三者アドバイザリも含まれる。CISA KEV には 2026-02-05 に収載され、是正期限は 2026-02-26。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 の開発用 VM や CodeBuild / ECS 上のビルド環境で @react-native-community/cli を 19.1.2 以降へ更新し、開発サーバーを外部に待ち受けさせない
AWS のサービス側の欠陥ではなく、利用者が起動する開発サーバーの問題。セキュリティグループで広く開いた検証用インスタンスや、CI ジョブ中に Metro を起こしているビルドが実質的な露出箇所になる。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine の開発用 VM や Cloud Build / GKE 上のビルド環境で CLI を 19.1.2 以降へ更新する
VPC ファイアウォールで開発ポートが開いていないかを点検する。Cloud Workstations のような共有開発環境では、待ち受けアドレスと転送設定の両方を確認する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM / AKS / Azure Pipelines のエージェントで CLI を 19.1.2 以降へ更新し、待ち受けをループバックへ限定する
Windows では引数まで制御した任意コマンド実行が可能とされているため、Windows のセルフホストエージェントと開発者端末を優先する。ネットワークセキュリティグループで開発ポートが開いていないかも確認する。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
npm / yarn / pnpm で @react-native-community/cli を 19.1.2 以降へ更新し、ホストのファイアウォールで開発サーバーのポートを閉じる
OS のパッケージ更新では直らない npm 依存。ロックファイルを更新しないと古い版が入り続ける。実環境での悪用を報じた第三者アドバイザリが参照に登録されているので、露出していた場合はそちらの記述を痕跡確認の手がかりにする。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

本番サーバーではなく開発時に立つサーバーの問題なので、探す場所が普段の脆弱性対応とは違う。判定はまず npm ls @react-native-community/cli やロックファイルで版を確認し、18.0.0、19.0.0 以上 19.1.2 未満、20.0.0 の alpha 系なら該当と見る。次に、開発サーバーが実際に外部から到達できる状態で動いていないかを確認する。ss -ltnp や lsof -i -nP で Metro の待ち受けアドレスを見て、ループバックではなく全インターフェースに開いているものを洗う。見落としやすいのは、開発者のノート PC を社内 Wi-Fi や共用ネットワーク、カフェのような信頼できないネットワークに繋いだまま開発サーバーを起こしている状況と、クラウド上の開発用 VM やビルド用コンテナで Metro を起動しているジョブ、それに devcontainer やリモート開発環境でポートを外に転送している設定である。すぐ更新できない場合の緩和策は、待ち受けを外に出さないことである。開発サーバーを明示的にループバックへ束縛し、端末やインスタンスのファイアウォールで当該ポートへの外部からの到達を止め、必要なアクセスは SSH ポートフォワードやトンネル経由に置き換える。KEV 是正期限 2026-02-26 は既に過ぎているため、古い CLI のまま開発サーバーを外に出している環境が残っているなら期限超過として扱う。実際に悪用が確認されている点も踏まえ、完了条件は、CLI が 19.1.2 以降になっていることと開発サーバーが外部に露出していないことの確認に加えて、露出していた端末やビルドマシンで不審なプロセス・永続化・外部通信の痕跡を点検し、その端末に置いていた署名鍵やクラウド資格情報、npm トークンを再発行するところまでとする。

よくある質問(CVE-2025-11953)

CVE-2025-11953(React Native Community CLI)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるReact Native Community React Native Community CLIの脆弱性です。React Native Community CLI が起動する Metro 開発サーバーが、既定で外部インターフェースに待ち受ける設定になっている。その上で公開されているエンドポイントに OS コマンドインジェクションがあり、未認証のネットワーク上の攻撃者が POST リクエストを送るだけで任意の実行ファイルを起動できる。Windows ではさらに引数まで完全に制御した任意のシェルコマンドを実行できると NVD の記述にある。影響範囲は CPE では 19.0.0 以上 19.1.2 未満、18.0.0、および 20.0.0 の alpha0 から alpha2 で、19.1.2 が修正版に相当する。修正は参照に登録されているコミットで取り込まれている。CVSS は CNA の JFrog による 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。参照には実環境での悪用を報告した第三者アドバイザリも含まれる。CISA KEV には 2026-02-05 に収載され、是正期限は 2026-02-26。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

CVE-2025-11953 の対応方法・回避策は?

本番サーバーではなく開発時に立つサーバーの問題なので、探す場所が普段の脆弱性対応とは違う。判定はまず npm ls @react-native-community/cli やロックファイルで版を確認し、18.0.0、19.0.0 以上 19.1.2 未満、20.0.0 の alpha 系なら該当と見る。次に、開発サーバーが実際に外部から到達できる状態で動いていないかを確認する。ss -ltnp や lsof -i -nP で Metro の待ち受けアドレスを見て、ループバックではなく全インターフェースに開いているものを洗う。見落としやすいのは、開発者のノート PC を社内 Wi-Fi や共用ネットワーク、カフェのような信頼できないネットワークに繋いだまま開発サーバーを起こしている状況と、クラウド上の開発用 VM やビルド用コンテナで Metro を起動しているジョブ、それに devcontainer やリモート開発環境でポートを外に転送している設定である。すぐ更新できない場合の緩和策は、待ち受けを外に出さないことである。開発サーバーを明示的にループバックへ束縛し、端末やインスタンスのファイアウォールで当該ポートへの外部からの到達を止め、必要なアクセスは SSH ポートフォワードやトンネル経由に置き換える。KEV 是正期限 2026-02-26 は既に過ぎているため、古い CLI のまま開発サーバーを外に出している環境が残っているなら期限超過として扱う。実際に悪用が確認されている点も踏まえ、完了条件は、CLI が 19.1.2 以降になっていることと開発サーバーが外部に露出していないことの確認に加えて、露出していた端末やビルドマシンで不審なプロセス・永続化・外部通信の痕跡を点検し、その端末に置いていた署名鍵やクラウド資格情報、npm トークンを再発行するところまでとする。

自分の環境が CVE-2025-11953 の影響を受けるか確認するには?

React Native Community React Native Community CLI を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-11953)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-11953 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/02/26 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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