情報取得日: 2026/07/20/最終確認: 2026/07/22・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2026-64620 |
|---|---|
| 製品 | FreeRDP / FreeRDP 3.27.1 以前(3.28.0 で修正) |
| CVSS | 9.8(Critical) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| 種別 (CWE) | CWE-122 Heap-based Buffer Overflow |
| 登録/公開日 | 2026/07/20 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-64620 |
FreeRDP の crypto_rsa_common()(libfreerdp/crypto/crypto.c)は、BN_bn2bin() でべき剰余演算の結果を呼び出し元の出力バッファへ書き込んだ「後で」 output_length > out_length の境界チェックを行う。順序が逆のため、チェックに到達する前に領域外書き込みが起きる。サーバ側では、クライアントが RDP Standard Security を選択したとき、暗号化されたクライアントランダムを固定32バイトのバッファへ復号する。サーバは自身のRSA公開鍵を公開しているため、未認証の攻撃者は復号結果がモジュラス長(RSA-2048なら256バイト)まで伸びるような暗号文を偽造でき、32バイトのヒープバッファを最大約224バイトぶん攻撃者制御のデータで溢れさせられる。認証前に到達可能で、NVDの記載ではサービス拒否に至る。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | 回避策のみ |
EC2 等で FreeRDP ベースの RDP サーバ/クライアントを利用している場合は 3.28.0 以降へ更新。セキュリティグループで 3389/tcp のインターネット公開を止め、Systems Manager Session Manager や VPN 経由に切り替える。
マネージドサービス側の脆弱性ではなく、利用者が導入した FreeRDP の更新で対応する。
参照リンク
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| GCP | 回避策のみ |
Compute Engine 上の FreeRDP を 3.28.0 以降へ更新。VPC ファイアウォールで 3389/tcp の 0.0.0.0/0 許可を外し、IAP for TCP forwarding 経由に切り替える。
マネージドサービス側の脆弱性ではなく、利用者が導入した FreeRDP の更新で対応する。
参照リンク
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| Azure | 回避策のみ |
仮想マシン上の FreeRDP を 3.28.0 以降へ更新。NSG で 3389/tcp の公開を止め、Azure Bastion 経由に切り替える。
マネージドサービス側の脆弱性ではなく、利用者が導入した FreeRDP の更新で対応する。
参照リンク
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| Linux | 情報確認中 |
FreeRDP 3.28.0 以降へ更新する。上流の修正コミットは 1f7a716d39b5605bb8a83b0c3c97a6ce386609ef。ディストリ提供パッケージの場合は各ディストリのセキュリティ更新を適用する(配布時期はディストリごとに異なるため、提供状況を確認すること)。
公開当日(2026-07-20)時点では各ディストリのバックポート提供状況は未確認。上流版数での確認を優先する。
参照リンク
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確認できた公式情報に基づく環境別の対応手順です。実施前に必ず一次情報と自環境で検証してください。
FreeRDP を 3.28.0 以降へ更新する。ディストリのパッケージを使っている場合は各ディストリのセキュリティ更新を適用する。即時更新できない場合は、FreeRDP を用いた RDP サーバ実装(xrdp 等の FreeRDP 依存経路を含む)でRDP Standard Security の受け入れを止め、TLS/NLA を必須にする。RDP を境界から直接公開せず、VPN・踏み台・ゼロトラストプロキシの背後に置く。
Critical(CVSS 9.8)に分類されるFreeRDP FreeRDP 3.27.1 以前(3.28.0 で修正)の脆弱性です。FreeRDP の crypto_rsa_common()(libfreerdp/crypto/crypto.c)は、BN_bn2bin() でべき剰余演算の結果を呼び出し元の出力バッファへ書き込んだ「後で」 output_length > out_length の境界チェックを行う。順序が逆のため、チェックに到達する前に領域外書き込みが起きる。サーバ側では、クライアントが RDP Standard Security を選択したとき、暗号化されたクライアントランダムを固定32バイトのバッファへ復号する。サーバは自身のRSA公開鍵を公開しているため、未認証の攻撃者は復号結果がモジュラス長(RSA-2048なら256バイト)まで伸びるような暗号文を偽造でき、32バイトのヒープバッファを最大約224バイトぶん攻撃者制御のデータで溢れさせられる。認証前に到達可能で、NVDの記載ではサービス拒否に至る。
FreeRDP を 3.28.0 以降へ更新する。ディストリのパッケージを使っている場合は各ディストリのセキュリティ更新を適用する。即時更新できない場合は、FreeRDP を用いた RDP サーバ実装(xrdp 等の FreeRDP 依存経路を含む)でRDP Standard Security の受け入れを止め、TLS/NLA を必須にする。RDP を境界から直接公開せず、VPN・踏み台・ゼロトラストプロキシの背後に置く。
FreeRDP FreeRDP 3.27.1 以前(3.28.0 で修正) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-64620)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/07/22)。