脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
High CVSS 7.8 KEV 悪用確認
CVE-2026-20245

Cisco Catalyst SD-WAN Manager 出力エスケープ不備による root 権限での任意コマンド実行

情報取得日: 2026/06/04/最終確認: 2026/09/05・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-20245
製品Cisco / Catalyst SD-WAN Manager (旧 SD-WAN vManage)
CVSS7.8(High)
CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-116 出力の不適切なエンコード/エスケープ
登録/公開日2026/06/04
KEV 期限2026/06/23 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダー指示に従い緩和策を適用。緩和策が無ければ製品の使用を停止(CISA KEV)。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-20245

概要

Cisco Catalyst SD-WAN Manager(旧 vManage)ほか SD-WAN 系(Controller/Validator)の CLI に存在する出力エスケープ不備の脆弱性。認証済みのローカル低権限攻撃者が細工したファイルを与えることで root 権限で任意コマンドを実行できる。2026-06-09 に CISA KEV へ登録された。SD-WAN の管理コンポーネント(自社/クラウド上の VM いずれも)が対象。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure は同じ対応区分です: ベンダーFW更新
Linux のみ異なります: 対象外
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) ベンダーFW更新
AWS 上で稼働する Catalyst SD-WAN Manager / Controller / Validator を、Cisco 公式アドバイザリの修正リリース(20.9.9.2 / 20.12.7.2 / 20.15.4.5 / 20.15.5.3 / 20.18.3.1 / 26.1.1.2)へ更新する
AWS のマネージド提供は無く、Cisco 仮想アプライアンス利用者の責任範囲。回避策は公式に「無い」と明記されているため更新が必須。
参照リンク
GCP ベンダーFW更新
GCP 上で稼働する Catalyst SD-WAN Manager / Controller / Validator を、Cisco 公式アドバイザリの修正リリース(20.9.9.2 / 20.12.7.2 / 20.15.4.5 / 20.15.5.3 / 20.18.3.1 / 26.1.1.2)へ更新する
GCP のマネージド提供は無く、Cisco 仮想アプライアンス利用者の責任範囲。回避策は公式に「無い」と明記されているため更新が必須。
参照リンク
Azure ベンダーFW更新
Azure 上で稼働する Catalyst SD-WAN Manager / Controller / Validator を、Cisco 公式アドバイザリの修正リリース(20.9.9.2 / 20.12.7.2 / 20.15.4.5 / 20.15.5.3 / 20.18.3.1 / 26.1.1.2)へ更新する
Azure のマネージド提供は無く、Cisco 仮想アプライアンス利用者の責任範囲。回避策は公式に「無い」と明記されているため更新が必須。
参照リンク
Linux 対象外
該当なし(Cisco 独自ソフトウェアで、Linux ディストリのパッケージ対象外)
ディストリの CVE トラッカー対象外。Cisco 配布の修正ソフトウェアで対応する。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

Cisco の公式アドバイザリ cisco-sa-sdwan-privesc-4uxFrdzx(最終更新 2026年7月21日)で修正ソフトウェアが公開済みで、回避策は「There are no workarounds that address this vulnerability.」と明記されている。したがって更新以外の恒久対応は無い。同アドバイザリが挙げる修正リリースは 20.9.9.2 / 20.12.7.2 / 20.15.4.5 / 20.15.5.3 / 20.18.3.1 / 26.1.1.2 で、脆弱なのは 20.9.9.1 以前、20.12.7.1 以前、20.15.4.4 以前、20.15.5.2 以前、20.18.2.2 以前、20.18.3、26.1.1.1 以前である。自組織の SD-WAN Manager / Controller / Validator のバージョンをこの表と突き合わせ、該当する系列の修正リリースへ上げる。悪用は Cisco PSIRT が2026年6月に把握しており、CISA KEV の是正期限(2026-06-23)も既に過ぎているため、未更新なら期限超過の状態である。ただし悪用には netadmin 権限の有効な資格情報が必要か、CVE-2026-20182 または CVE-2026-20127 との連鎖が必要とされているので、更新までの間は管理 CLI にアクセスできるアカウントの棚卸しと管理面ネットワークの分離を先に効かせる。netadmin 相当のアカウントを減らし、管理インタフェースを運用セグメントからのみ到達可能にすることで、単独での悪用条件を崩せる。

よくある質問(CVE-2026-20245)

CVE-2026-20245(Catalyst SD-WAN Manager)の影響は?

High(CVSS 7.8)に分類されるCisco Catalyst SD-WAN Manager (旧 SD-WAN vManage)の脆弱性です。Cisco Catalyst SD-WAN Manager(旧 vManage)ほか SD-WAN 系(Controller/Validator)の CLI に存在する出力エスケープ不備の脆弱性。認証済みのローカル低権限攻撃者が細工したファイルを与えることで root 権限で任意コマンドを実行できる。2026-06-09 に CISA KEV へ登録された。SD-WAN の管理コンポーネント(自社/クラウド上の VM いずれも)が対象。

CVE-2026-20245 の対応方法・回避策は?

Cisco の公式アドバイザリ cisco-sa-sdwan-privesc-4uxFrdzx(最終更新 2026年7月21日)で修正ソフトウェアが公開済みで、回避策は「There are no workarounds that address this vulnerability.」と明記されている。したがって更新以外の恒久対応は無い。同アドバイザリが挙げる修正リリースは 20.9.9.2 / 20.12.7.2 / 20.15.4.5 / 20.15.5.3 / 20.18.3.1 / 26.1.1.2 で、脆弱なのは 20.9.9.1 以前、20.12.7.1 以前、20.15.4.4 以前、20.15.5.2 以前、20.18.2.2 以前、20.18.3、26.1.1.1 以前である。自組織の SD-WAN Manager / Controller / Validator のバージョンをこの表と突き合わせ、該当する系列の修正リリースへ上げる。悪用は Cisco PSIRT が2026年6月に把握しており、CISA KEV の是正期限(2026-06-23)も既に過ぎているため、未更新なら期限超過の状態である。ただし悪用には netadmin 権限の有効な資格情報が必要か、CVE-2026-20182 または CVE-2026-20127 との連鎖が必要とされているので、更新までの間は管理 CLI にアクセスできるアカウントの棚卸しと管理面ネットワークの分離を先に効かせる。netadmin 相当のアカウントを減らし、管理インタフェースを運用セグメントからのみ到達可能にすることで、単独での悪用条件を崩せる。

自分の環境が CVE-2026-20245 の影響を受けるか確認するには?

Cisco Catalyst SD-WAN Manager (旧 SD-WAN vManage) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-20245)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-20245 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/06/23 です。推奨される対応: ベンダー指示に従い緩和策を適用。緩和策が無ければ製品の使用を停止(CISA KEV)。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/09/05)。

CISA KEV(悪用確認・対応期限・ランサム利用の出典)
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

« 一覧に戻る