情報取得日: 2026/03/11/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2025-68613 |
|---|---|
| 製品 | n8n / n8n |
| CVSS | 8.8(High) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| 種別 (CWE) | CWE-913 動的に管理されるコード資源の不適切な制御 |
| CVE 公開日 | 2025/12/19(NVD) |
| CISA KEV 収載日 | 2026/03/11 2025年に公開された脆弱性です。新着として扱う前に公開年を確認してください。 |
| KEV 期限 | 2026/03/25 まで(米国連邦機関向け目安) |
| 推奨対応 | ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-68613 |
ワークフロー自動化基盤 n8n の式評価(expression evaluation)の実装に、実行コンテキストが下層のランタイムから十分に隔離されていない条件があり、認証済みのユーザーがワークフロー設定時に渡した式から n8n プロセスの権限で任意コードを実行できる。advisory は、成功すると当該インスタンスの完全な侵害、すなわち機密データへの不正アクセス、ワークフローの改変、システムレベルの操作の実行に至り得ると記述している。影響するのは 0.211.0 以降 1.120.4 未満のすべての版と、1.121.0、そして 1.122.0 未満の 1.121 系で、修正版は 1.120.4、1.121.1、1.122.0 の3系列で提供されている。修正では式評価を制限する追加の安全策が導入されたとされる。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary)は 8.8 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の GitHub は 9.9 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)で、差はスコープ変更の見方(S:U か S:C)だけである。CISA KEV には 2026-03-11 に収載され、是正期限は 2026-03-25、ランサムウェア利用は Unknown。NVD の vulnStatus は Analyzed。参照には n8n を狙うボットネット型マルウェアに関する第三者の調査記事が含まれており、実際に狙われている製品であることが裏付けられている。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | パッチあり(アプリ更新) |
ECS / EKS / EC2 上の n8n を 1.120.4、1.121.1、1.122.0 のいずれか以降へ更新する
AWS のマネージドサービスの欠陥ではなく利用者が動かすアプリの問題。イメージタグを latest 固定にしていると更新されたつもりで古い版が動き続けることがあるため、タスク定義のイメージダイジェストを確認する。n8n に保存した AWS のアクセスキーは再発行する。
参照リンク
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| GCP | パッチあり(アプリ更新) |
GKE / Compute Engine / Cloud Run 上の n8n を修正版へ更新する
Cloud Run で動かしている場合はリビジョンを作り直さないと古いイメージが残る。GKE では Deployment のイメージ更新後に Pod が入れ替わったかを確認する。保管しているサービスアカウントキーは再発行する。
参照リンク
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| Azure | パッチあり(アプリ更新) |
AKS / Azure VM / Container Apps 上の n8n を修正版へ更新する
Container Apps はリビジョンの切り替えで反映される。App Service でコンテナを動かしている場合はイメージの再取得設定を確認する。n8n に登録した各種テナントの資格情報は棚卸しして再発行する。
参照リンク
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| Linux | パッチあり(アプリ更新) |
npm で入れた n8n を修正版へ更新する(npm install -g n8n@1.122.0 など、使用系列の修正版以上を指定する)
ディストリのパッケージではないので OS 更新では直らない。pm2 や systemd で常駐させている場合は更新後の再起動が必要。複数の Node バージョン下に重複インストールされていることがあるため which -a n8n で確認する。
参照リンク
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判定はバージョン確認から始める。docker で動かしていればイメージタグではなく n8n --version か UI の Settings の表示で実際の版を確認し、0.211.0 以上で 1.120.4 / 1.121.1 / 1.122.0 のいずれの修正版にも達していなければ該当する。見落としやすいのは、業務チームが自分で立てた小さな n8n、docker compose のままアップデートしていないもの、そしてリバースプロキシ配下で社内公開しているだけの環境である。前提として認証済みユーザーが必要なので、まず誰がワークフローを作成・編集できるかを棚卸しし、招待やパブリック登録が開いたままになっていないかを確認する。すぐ更新できない場合の緩和策は advisory に明示されており、ワークフローの作成と編集の権限を完全に信頼できるユーザーだけに絞ること、そして OS 権限とネットワークアクセスを制限した堅牢な環境に n8n を配置して侵害時の影響を小さくすることの二つである。ただし advisory 自身がこれらはリスクを完全には排除せず短期の措置としてのみ使うべきと述べているので、更新の代替にはならない。完了条件は、(1)全インスタンスが 1.120.4 / 1.121.1 / 1.122.0 以上になっていること、(2)ワークフロー編集権限を持つアカウントの一覧が意図どおりであること、の2点である。KEV 収載済みで実際に悪用されているため、更新後も痕跡確認が必要になる。n8n は各種 SaaS の資格情報を保管する性質上、被害時の損失が大きい。保存済みクレデンシャルはすべて再発行し、意図しないワークフローや実行履歴(見慣れない Execute Command / Code ノードの追加)、コンテナ内の不審なプロセスと外向き通信を確認する。是正期限 2026-03-25 は既に経過しているため、未更新のインスタンスがあれば期限超過として扱う。
High(CVSS 8.8)に分類されるn8n n8nの脆弱性です。ワークフロー自動化基盤 n8n の式評価(expression evaluation)の実装に、実行コンテキストが下層のランタイムから十分に隔離されていない条件があり、認証済みのユーザーがワークフロー設定時に渡した式から n8n プロセスの権限で任意コードを実行できる。advisory は、成功すると当該インスタンスの完全な侵害、すなわち機密データへの不正アクセス、ワークフローの改変、システムレベルの操作の実行に至り得ると記述している。影響するのは 0.211.0 以降 1.120.4 未満のすべての版と、1.121.0、そして 1.122.0 未満の 1.121 系で、修正版は 1.120.4、1.121.1、1.122.0 の3系列で提供されている。修正では式評価を制限する追加の安全策が導入されたとされる。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary)は 8.8 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の GitHub は 9.9 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)で、差はスコープ変更の見方(S:U か S:C)だけである。CISA KEV には 2026-03-11 に収載され、是正期限は 2026-03-25、ランサムウェア利用は Unknown。NVD の vulnStatus は Analyzed。参照には n8n を狙うボットネット型マルウェアに関する第三者の調査記事が含まれており、実際に狙われている製品であることが裏付けられている。
判定はバージョン確認から始める。docker で動かしていればイメージタグではなく n8n --version か UI の Settings の表示で実際の版を確認し、0.211.0 以上で 1.120.4 / 1.121.1 / 1.122.0 のいずれの修正版にも達していなければ該当する。見落としやすいのは、業務チームが自分で立てた小さな n8n、docker compose のままアップデートしていないもの、そしてリバースプロキシ配下で社内公開しているだけの環境である。前提として認証済みユーザーが必要なので、まず誰がワークフローを作成・編集できるかを棚卸しし、招待やパブリック登録が開いたままになっていないかを確認する。すぐ更新できない場合の緩和策は advisory に明示されており、ワークフローの作成と編集の権限を完全に信頼できるユーザーだけに絞ること、そして OS 権限とネットワークアクセスを制限した堅牢な環境に n8n を配置して侵害時の影響を小さくすることの二つである。ただし advisory 自身がこれらはリスクを完全には排除せず短期の措置としてのみ使うべきと述べているので、更新の代替にはならない。完了条件は、(1)全インスタンスが 1.120.4 / 1.121.1 / 1.122.0 以上になっていること、(2)ワークフロー編集権限を持つアカウントの一覧が意図どおりであること、の2点である。KEV 収載済みで実際に悪用されているため、更新後も痕跡確認が必要になる。n8n は各種 SaaS の資格情報を保管する性質上、被害時の損失が大きい。保存済みクレデンシャルはすべて再発行し、意図しないワークフローや実行履歴(見慣れない Execute Command / Code ノードの追加)、コンテナ内の不審なプロセスと外向き通信を確認する。是正期限 2026-03-25 は既に経過しているため、未更新のインスタンスがあれば期限超過として扱う。
n8n n8n を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-68613)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/03/25 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。