情報取得日: 2025/10/24/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2025-59287 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft / Windows Server Update Services (WSUS) |
| CVSS | 9.8(Critical) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| 種別 (CWE) | CWE-502 信頼できないデータの逆シリアル化 |
| 登録/公開日 | 2025/10/24 |
| KEV 期限 | 2025/11/14 まで(米国連邦機関向け目安) |
| 推奨対応 | ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-59287 |
Windows Server Update Services(WSUS)に信頼できないデータの逆シリアル化の欠陥があり、認証されていない攻撃者がネットワーク経由で任意のコードを実行できる。MSRC の FAQ は「リモートの未認証の攻撃者が細工したイベントを送ることで、レガシーなシリアル化機構における安全でないオブジェクトの逆シリアル化を発生させ、リモートコード実行に至る」と説明している。CVSS は Microsoft(CNA、Secondary)の 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。Microsoft は PoC コードの公開を確認して Temporal を 8.8(E:P/RL:O/RC:C)に更新している。重要なのは適用範囲の限定で、Mitigation の節に「WSUS サーバーの役割は既定では有効になっておらず、役割を有効にしていないサーバーは影響を受けない」と明記されている。影響する OS ビルドは Windows Server 2016 が 10.0.14393.8524 未満、2019 が 10.0.17763.7922 未満、2022 が 10.0.20348.4297 未満、2025 が 10.0.26100.6905 未満で、2012 と 2012 R2 も対象である。CISA KEV には 2025-10-24 に収載され、是正期限は 2025-11-14、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。なお MSRC 側の記載は exploited=No のままで、悪用度は Exploitation More Likely となっている。NVD の vulnStatus は Analyzed。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | パッチあり(アプリ更新) |
EC2 上の Windows Server で WSUS の役割を有効にしているインスタンスに、2025 年 10 月 23 日の帯域外更新を適用して再起動する
AWS のマネージドサービスの欠陥ではなく、利用者が立てた WSUS サーバーの問題。Systems Manager Patch Manager で配布する場合も、再起動まで完了しないと修正は効かない。セキュリティグループとホストのファイアウォールで 8530/8531 の到達範囲を併せて確認する。
参照リンク
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| GCP | パッチあり(アプリ更新) |
Compute Engine の Windows Server で WSUS の役割を有効にしているインスタンスに帯域外更新を適用して再起動する
GCP 側の欠陥ではなく利用者管理の役割の問題。VM Manager の OS パッチ管理を使う場合も再起動が必要。オンプレの WSUS を VPN 経由で共用している構成では、修正対象はその WSUS 本体になる。
参照リンク
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| Azure | パッチあり(アプリ更新) |
Azure VM の Windows Server で WSUS の役割を有効にしているものに帯域外更新を適用して再起動する。hotpatch プログラムに登録済みのサーバーは 2025 年 10 月 24 日公開の単体更新を適用する
MSRC によると hotpatch 登録サーバー向けの単体更新は WSUS が有効なサーバーでのみ再起動が必要で、それまでのベースラインはリセットされない。Update Manager で配布する場合も再起動の完了まで追う。
参照リンク
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| Linux | 対象外 |
対応不要(WSUS は Windows Server の役割で Linux には存在しない)
Linux ホスト側に更新すべきパッケージは無い。ネットワーク側の作業として、Linux 上のプロキシやファイアウォールを経由して WSUS の 8530/8531 が外部から到達できる経路が無いかを確認する程度にとどまる。
参照リンク
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まず該当判定だが、見るのは OS のビルド番号ではなく「WSUS の役割を有効にしているか」が先である。対象サーバーで Get-WindowsFeature UpdateServices を実行し Installed になっているホストだけが対象になり、既定では有効でないため対象は資産の一部に絞れる。該当したら winver でビルドを確認し、Windows Server 2019 なら 10.0.17763.7922 以上、2022 なら 10.0.20348.4297 以上、2025 なら 10.0.26100.6905 以上になっているかを見る。見落としやすいのは、更新配布のために昔立てた検証用 WSUS、支店や工場のネットワークに置いたダウンストリーム WSUS、そして 8530 と 8531 が外向きに開いたままのホストである。すぐ更新できない場合の回避策は MSRC が明示している。2025 年 10 月 23 日の帯域外更新を入れられない場合は、WSUS サーバーの役割を無効にする(クライアントはそのサーバーから更新を受け取れなくなる)か、ホストのファイアウォールで 8530 番と 8531 番への受信をブロックして WSUS を機能しない状態にする、のいずれかである。Microsoft は境界のファイアウォールだけでなくホスト側で塞ぐこと、更新を入れ終わるまで回避策を戻さないことを強調している。完了条件は、対象サーバーへ 2025 年 10 月 23 日の帯域外更新を適用して再起動が終わっていること、hotpatch プログラムに登録しているサーバーは 2025 年 10 月 24 日の単体更新を適用して再起動が終わっていること、そして更新後に回避策を解除して WSUS が正常に配布できているところまでである。KEV の是正期限 2025-11-14 は既に過ぎているので、未適用のホストが残っているなら期限超過として扱う。加えて KEV 収載は実際に悪用が観測されたことを意味するため、更新だけで打ち切ってはいけない。WSUS は組織内の多数の端末へソフトウェアを配る立場にあるので、更新前の期間にサーバー上で不審なプロセスや持続化の痕跡が無かったか、WSUS のサービスアカウントとサーバーのコンピューターアカウントの資格情報を再発行すべきかを併せて判断する。
Critical(CVSS 9.8)に分類されるMicrosoft Windows Server Update Services (WSUS)の脆弱性です。Windows Server Update Services(WSUS)に信頼できないデータの逆シリアル化の欠陥があり、認証されていない攻撃者がネットワーク経由で任意のコードを実行できる。MSRC の FAQ は「リモートの未認証の攻撃者が細工したイベントを送ることで、レガシーなシリアル化機構における安全でないオブジェクトの逆シリアル化を発生させ、リモートコード実行に至る」と説明している。CVSS は Microsoft(CNA、Secondary)の 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。Microsoft は PoC コードの公開を確認して Temporal を 8.8(E:P/RL:O/RC:C)に更新している。重要なのは適用範囲の限定で、Mitigation の節に「WSUS サーバーの役割は既定では有効になっておらず、役割を有効にしていないサーバーは影響を受けない」と明記されている。影響する OS ビルドは Windows Server 2016 が 10.0.14393.8524 未満、2019 が 10.0.17763.7922 未満、2022 が 10.0.20348.4297 未満、2025 が 10.0.26100.6905 未満で、2012 と 2012 R2 も対象である。CISA KEV には 2025-10-24 に収載され、是正期限は 2025-11-14、ランサムウェア利用は Unknown(不明)。なお MSRC 側の記載は exploited=No のままで、悪用度は Exploitation More Likely となっている。NVD の vulnStatus は Analyzed。
まず該当判定だが、見るのは OS のビルド番号ではなく「WSUS の役割を有効にしているか」が先である。対象サーバーで Get-WindowsFeature UpdateServices を実行し Installed になっているホストだけが対象になり、既定では有効でないため対象は資産の一部に絞れる。該当したら winver でビルドを確認し、Windows Server 2019 なら 10.0.17763.7922 以上、2022 なら 10.0.20348.4297 以上、2025 なら 10.0.26100.6905 以上になっているかを見る。見落としやすいのは、更新配布のために昔立てた検証用 WSUS、支店や工場のネットワークに置いたダウンストリーム WSUS、そして 8530 と 8531 が外向きに開いたままのホストである。すぐ更新できない場合の回避策は MSRC が明示している。2025 年 10 月 23 日の帯域外更新を入れられない場合は、WSUS サーバーの役割を無効にする(クライアントはそのサーバーから更新を受け取れなくなる)か、ホストのファイアウォールで 8530 番と 8531 番への受信をブロックして WSUS を機能しない状態にする、のいずれかである。Microsoft は境界のファイアウォールだけでなくホスト側で塞ぐこと、更新を入れ終わるまで回避策を戻さないことを強調している。完了条件は、対象サーバーへ 2025 年 10 月 23 日の帯域外更新を適用して再起動が終わっていること、hotpatch プログラムに登録しているサーバーは 2025 年 10 月 24 日の単体更新を適用して再起動が終わっていること、そして更新後に回避策を解除して WSUS が正常に配布できているところまでである。KEV の是正期限 2025-11-14 は既に過ぎているので、未適用のホストが残っているなら期限超過として扱う。加えて KEV 収載は実際に悪用が観測されたことを意味するため、更新だけで打ち切ってはいけない。WSUS は組織内の多数の端末へソフトウェアを配る立場にあるので、更新前の期間にサーバー上で不審なプロセスや持続化の痕跡が無かったか、WSUS のサービスアカウントとサーバーのコンピューターアカウントの資格情報を再発行すべきかを併せて判断する。
Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-59287)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/11/14 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。