脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8
CVE-2026-63766

GPT-SoVITS の webui.py で未認証の OS コマンドインジェクションが可能

情報取得日: 2026/07/20/最終確認: 2026/10/16・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-63766
製品RVC-Boss / GPT-SoVITS 20250606v2pro 以前
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-78 OS Command Injection
登録/公開日2026/07/20
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-63766

概要

音声合成ツール GPT-SoVITS の webui.py には、ASR・slice・denoise・uvr5 の各機能が Gradio のテキストボックス値を検証せずにシェルコマンド(shell=True)へ直接埋め込む OS コマンドインジェクションがある。攻撃者はパスパラメータにシェルのメタ文字を混ぜることで、サーバプロセス権限で任意の OS コマンドを認証不要で実行できる(AV:N/PR:N/UI:N)。GPT-SoVITS の WebUI をLAN内や外部に公開している運用では、そのURLに到達できる者がホストを完全掌握できる。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: 回避策のみ 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) 回避策のみ
ベンダーの修正版が存在しないため、更新による解決はできない。**EC2 / ECS / EKS 上で GPT-SoVITS の WebUI を動かしている場合、到達できる範囲を絞ることが唯一の対処である。**
セキュリティグループで WebUI のポート(既定 9874 系)への受信を落とし、必要なら SSM Session Manager のポートフォワードか SSH トンネル越しにだけ使う。**Elastic IP を付けて 0.0.0.0 で待ち受けている構成は、未認証のコマンド実行をインターネットに公開しているのと同じである。** 実行ロールのインスタンスプロファイルは、侵害時の被害範囲に直結するので最小権限に絞る。
参照リンク
GCP 回避策のみ
修正版が無いため、Compute Engine / GKE 上でも到達範囲の限定が対処となる。
VPC ファイアウォールで WebUI のポートを外部から落とし、IAP TCP forwarding か SSH トンネル経由に限定する。外部 IP を付けないのが最も確実である。サービスアカウントの権限は最小にする。
参照リンク
Azure 回避策のみ
修正版が無いため、Azure VM / AKS 上でも到達範囲の限定が対処となる。
NSG で WebUI のポートを閉じ、Azure Bastion か SSH トンネル経由に限定する。パブリック IP を割り当てない構成にする。
参照リンク
Linux 回避策のみ
**ディストリのパッケージではなく、自分で clone して動かす種類のソフトウェアであり、修正リリースは 2026-09-08 時点で出ていない。**(最新タグは 20250606v2pro / 2025-06-06)。パッケージ更新で直る性質のものではない。
現実的な対処は3つ。(1) **起動の待ち受けを `127.0.0.1` にする** — `webui.py` 末尾の `launch(server_name="0.0.0.0", ...)` を `127.0.0.1` に変え、リモートから使うときは SSH のポートフォワードを挟む。(2) **前段にリバースプロキシを置いて認証を掛ける** — nginx の Basic 認証などで、少なくとも未認証で叩ける状態を無くす。(3) **専用の低権限ユーザとコンテナで隔離する** — コマンド実行を前提に、実行ユーザの権限とマウント範囲を絞る。**「社内 LAN だから大丈夫」は成立しない**(`0.0.0.0` 待ち受けの未認証 WebUI は、同一セグメントの任意の端末からコマンド実行できる)。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

WebUI(Gradio)を信頼できない相手から到達できない場所に置くことが最優先。既定で全インターフェースに開く構成を避け、localhost バインド+SSHトンネル、またはリバースプロキシでの認証を挟む。公開修正版が確認できるまでは status:checking として扱い、GitHub の Issue #2793 とプロジェクトのリリースで修正の取り込みを追う。ホストは専用・非特権ユーザーで隔離する。

よくある質問(CVE-2026-63766)

CVE-2026-63766(GPT-SoVITS 20250606v2pro 以前)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるRVC-Boss GPT-SoVITS 20250606v2pro 以前の脆弱性です。音声合成ツール GPT-SoVITS の webui.py には、ASR・slice・denoise・uvr5 の各機能が Gradio のテキストボックス値を検証せずにシェルコマンド(shell=True)へ直接埋め込む OS コマンドインジェクションがある。攻撃者はパスパラメータにシェルのメタ文字を混ぜることで、サーバプロセス権限で任意の OS コマンドを認証不要で実行できる(AV:N/PR:N/UI:N)。GPT-SoVITS の WebUI をLAN内や外部に公開している運用では、そのURLに到達できる者がホストを完全掌握できる。

CVE-2026-63766 の対応方法・回避策は?

WebUI(Gradio)を信頼できない相手から到達できない場所に置くことが最優先。既定で全インターフェースに開く構成を避け、localhost バインド+SSHトンネル、またはリバースプロキシでの認証を挟む。公開修正版が確認できるまでは status:checking として扱い、GitHub の Issue #2793 とプロジェクトのリリースで修正の取り込みを追う。ホストは専用・非特権ユーザーで隔離する。

自分の環境が CVE-2026-63766 の影響を受けるか確認するには?

RVC-Boss GPT-SoVITS 20250606v2pro 以前 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-63766)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/10/16)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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