脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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High CVSS 7.8 NEW KEV 悪用確認
CVE-2026-56155

Microsoft AD FS 権限昇格ゼロデイ(アクセス制御の粒度不足・KEV)

情報取得日: 2026/07/14/最終確認: 2026/07/22・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-56155
製品Microsoft / Active Directory Federation Services (AD FS)
CVSS7.8(High)
CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-1220 Insufficient Granularity of Access Control
登録/公開日2026/07/14
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-56155

概要

Microsoft AD FS のアクセス制御の粒度不足により、システムに足場を得た認証済み攻撃者がローカルで権限を昇格できる。Microsoft DART がインシデント対応中に発見したゼロデイで、2026年7月Patch Tuesdayで修正・CISA KEV に 2026-07-14 追加(是正期限 2026-07-28)。AD FS は Office 365 / Azure / オンプレアプリの認証をフェデレーションする基盤のため、昇格されると認証基盤全体の侵害につながり得る。月次ロールアップの適用に加え、KB5121391 に従い Distributed Key Manager コンテナのACLハードニングが必要。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2上のWindows ServerでAD FSを運用している場合、2026年7月の累積更新を適用し KB5121391 のACLハードニングを実施。
OS/アプリ側の更新で対応(AWS固有アドバイザリではない)。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine上のWindows ServerでAD FSを運用している場合、7月累積更新+KB5121391ハードニングを適用。
OS/アプリ側の更新で対応。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM上のAD FS、およびフェデレーション先のEntra/O365連携を確認。7月累積更新+KB5121391ハードニングを適用。
AD FSはオンプレ/IaaS運用が中心。マネージドのEntra IDそのものは対象外だがフェデレーション構成を点検。
参照リンク
Linux 対象外
Windows Server専用機能のためLinux対象外。
AD FSはWindows Serverの役割。
参照リンク

CVE-2026-56155 の対応手順(環境別)

確認できた公式情報に基づく環境別の対応手順です。実施前に必ず一次情報と自環境で検証してください。

  1. AWS 環境での対応
    EC2上のWindows ServerでAD FSを運用している場合、2026年7月の累積更新を適用し KB5121391 のACLハードニングを実施。(OS/アプリ側の更新で対応(AWS固有アドバイザリではない)。) 参照
  2. GCP 環境での対応
    Compute Engine上のWindows ServerでAD FSを運用している場合、7月累積更新+KB5121391ハードニングを適用。(OS/アプリ側の更新で対応。) 参照
  3. Azure 環境での対応
    Azure VM上のAD FS、およびフェデレーション先のEntra/O365連携を確認。7月累積更新+KB5121391ハードニングを適用。(AD FSはオンプレ/IaaS運用が中心。マネージドのEntra IDそのものは対象外だがフェデレーション構成を点検。) 参照

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

AD FS サーバに2026年7月の月次セキュリティ更新を適用し、KB5121391 の手順で Distributed Key Manager コンテナのACLハードニングを実施する。AD FS サーバへのログオン権限を最小化し、DARTのIOC/不審な昇格を点検する。

よくある質問(CVE-2026-56155)

CVE-2026-56155(Active Directory Federation Services)の影響は?

High(CVSS 7.8)に分類されるMicrosoft Active Directory Federation Services (AD FS)の脆弱性です。Microsoft AD FS のアクセス制御の粒度不足により、システムに足場を得た認証済み攻撃者がローカルで権限を昇格できる。Microsoft DART がインシデント対応中に発見したゼロデイで、2026年7月Patch Tuesdayで修正・CISA KEV に 2026-07-14 追加(是正期限 2026-07-28)。AD FS は Office 365 / Azure / オンプレアプリの認証をフェデレーションする基盤のため、昇格されると認証基盤全体の侵害につながり得る。月次ロールアップの適用に加え、KB5121391 に従い Distributed Key Manager コンテナのACLハードニングが必要。

CVE-2026-56155 の対応方法・回避策は?

AD FS サーバに2026年7月の月次セキュリティ更新を適用し、KB5121391 の手順で Distributed Key Manager コンテナのACLハードニングを実施する。AD FS サーバへのログオン権限を最小化し、DARTのIOC/不審な昇格を点検する。

自分の環境が CVE-2026-56155 の影響を受けるか確認するには?

Microsoft Active Directory Federation Services (AD FS) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-56155)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-56155 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。早急な対応が推奨されます。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/07/22)。

CISA KEV(悪用確認・対応期限・ランサム利用の出典)
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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