情報取得日: 2026/07/27/最終確認: 2026/08/01・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2026-53492 |
|---|---|
| 製品 | containerd / containerd 2.1.0〜2.1.8 / 2.2.0〜2.2.4 / 2.3.0〜2.3.1 |
| CVSS | 9.6(Critical) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N |
| 種別 (CWE) | CWE-863(不適切な認可)/CWE-20(不適切な入力検証) |
| 登録/公開日 | 2026/07/27 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-53492 |
コンテナ実行基盤 containerd の CRI 実装に、コンテナをチェックポイントから復元する際、信頼できないチェックポイントイメージのメタデータに含まれる CDI(Container Device Interface)アノテーションをそのまま信用してしまう欠陥がある。復元時、containerd は Pod の作成時 spec ではなくチェックポイントアーカイブ側の CDI アノテーションを保持するため、Pod 作成権限を持つ利用者が任意の CDI 編集(デバイスノードやホストのマウントの注入)を復元後のコンテナへ紛れ込ませ、Kubernetes の通常のリソース割り当てとデバイスプラグインによる制限を回避できる。NVD の CVSS 3.1 基本値は 9.6(AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N)で、スコープ変更を伴う。 成立には前提がある。ノードで CDI が有効で、要求されたデバイスに対応するホスト側の CDI 仕様が存在する環境に限られ、CDI が無効な環境や機微なデバイス仕様が無い環境は影響を受けない。また対象は containerd 2.1.0〜2.3.1 系のみで、広く使われている 1.7.x 系は影響を受けない。悪用にはクラスタ内で Pod を作成できる権限が要る(未認証で外部から成立するものではない)が、成立した場合はホストのデバイスやマウントに触れるためノード侵害・境界越えに直結しうる。修正は 2.1.9・2.2.5・2.3.2 で行われた。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | パッチあり(アプリ更新) |
EKS/セルフマネージドのワーカーノードで動く containerd を 2.1.9 / 2.2.5 / 2.3.2 以降へ。EKS は最新のノード AMI(Amazon Linux 2023 / Bottlerocket)へノードを入れ替えて反映する。
CDI を有効化していない場合は成立しない。containerd 1.7.x を使うノードは影響を受けない。AWS 公式のセキュリティ告知は要確認。
参照リンク
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| GCP | パッチあり(アプリ更新) |
GKE ノードは containerd を使用する。ノードプールを patched な containerd(2.1.9 / 2.2.5 / 2.3.2 以降)を含むノードイメージへ更新(ノード自動アップグレードまたは手動アップグレード)。
対象は containerd 2.1〜2.3 系かつ CDI 有効のノードのみ。GCP 公式ブルテンは要確認。
参照リンク
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| Azure | パッチあり(アプリ更新) |
AKS ノードは containerd を使用する。ノードイメージのアップグレードで patched な containerd(2.1.9 / 2.2.5 / 2.3.2 以降)へ更新する。
対象は containerd 2.1〜2.3 系かつ CDI 有効のノードのみ。Azure 公式のアドバイザリは要確認。
参照リンク
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| Linux | ディストリ修正あり |
containerd 2.1〜2.3 系を使う環境で、配布元のパッケージを 2.1.9 / 2.2.5 / 2.3.2 以降へ更新する。
広く使われている containerd 1.7.x 系は影響を受けない。CDI を有効化していない環境も対象外。各ディストリのセキュリティトラッカーで反映状況を確認する。
参照リンク
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まず自環境が対象かを切り分ける。ノードの containerd が 2.1〜2.3 系か(`containerd --version`)、かつ CDI を有効化しているかを確認する。1.7.x 系のクラスタや CDI を使っていないクラスタは対象外である。対象なら、ノードの containerd を 2.1.9 / 2.2.5 / 2.3.2 以降へ更新する。マネージド Kubernetes ではノードイメージ(AMI/ノードプール/ノードイメージ)の更新でパッチ済み containerd に置き換わるため、ノードのローリング更新で反映する。 更新までの緩和策として、信頼できないチェックポイントイメージからの復元(CRI の checkpoint/restore 経路)を使わせない・許可しないことが有効である。Pod 作成権限を絞り、任意のイメージからの復元を RBAC やアドミッション制御で制限する。CDI を必要としないノードでは CDI を無効のままにする。
Critical(CVSS 9.6)に分類されるcontainerd containerd 2.1.0〜2.1.8 / 2.2.0〜2.2.4 / 2.3.0〜2.3.1の脆弱性です。コンテナ実行基盤 containerd の CRI 実装に、コンテナをチェックポイントから復元する際、信頼できないチェックポイントイメージのメタデータに含まれる CDI(Container Device Interface)アノテーションをそのまま信用してしまう欠陥がある。復元時、containerd は Pod の作成時 spec ではなくチェックポイントアーカイブ側の CDI アノテーションを保持するため、Pod 作成権限を持つ利用者が任意の CDI 編集(デバイスノードやホストのマウントの注入)を復元後のコンテナへ紛れ込ませ、Kubernetes の通常のリソース割り当てとデバイスプラグインによる制限を回避できる。NVD の CVSS 3.1 基本値は 9.6(AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N)で、スコープ変更を伴う。 成立には前提がある。ノードで CDI が有効で、要求されたデバイスに対応するホスト側の CDI 仕様が存在する環境に限られ、CDI が無効な環境や機微なデバイス仕様が無い環境は影響を受けない。また対象は containerd 2.1.0〜2.3.1 系のみで、広く使われている 1.7.x 系は影響を受けない。悪用にはクラスタ内で Pod を作成できる権限が要る(未認証で外部から成立するものではない)が、成立した場合はホストのデバイスやマウントに触れるためノード侵害・境界越えに直結しうる。修正は 2.1.9・2.2.5・2.3.2 で行われた。
まず自環境が対象かを切り分ける。ノードの containerd が 2.1〜2.3 系か(`containerd --version`)、かつ CDI を有効化しているかを確認する。1.7.x 系のクラスタや CDI を使っていないクラスタは対象外である。対象なら、ノードの containerd を 2.1.9 / 2.2.5 / 2.3.2 以降へ更新する。マネージド Kubernetes ではノードイメージ(AMI/ノードプール/ノードイメージ)の更新でパッチ済み containerd に置き換わるため、ノードのローリング更新で反映する。 更新までの緩和策として、信頼できないチェックポイントイメージからの復元(CRI の checkpoint/restore 経路)を使わせない・許可しないことが有効である。Pod 作成権限を絞り、任意のイメージからの復元を RBAC やアドミッション制御で制限する。CDI を必要としないノードでは CDI を無効のままにする。
containerd containerd 2.1.0〜2.1.8 / 2.2.0〜2.2.4 / 2.3.0〜2.3.1 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-53492)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/01)。