脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.1 NEW
CVE-2026-45568

zrok Python SDK ProxyShare の絶対URL受け入れによるSSRF(urljoin でターゲットホストを差し替え)

情報取得日: 2026/07/16/最終確認: 2026/07/22・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-45568
製品OpenZiti / zrok 2.0.3 より前(Python SDK)
CVSS9.1(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
種別 (CWE)CWE-22 Improper Limitation of a Pathname to a Restricted Directory
登録/公開日2026/07/16
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-45568

概要

zrok はWebサービスやファイル、ネットワークリソースを共有するためのソフトウェア。2.0.3 より前の Python SDK では、ProxyShare の Flask プロキシルートがリクエストパスに絶対URLを受け付け、それをそのまま urllib.parse.urljoin へ渡していた。urljoin は第2引数が絶対URLの場合、第1引数のベースURLを無視して第2引数を返す仕様のため、設定済みのターゲットホストが攻撃者指定のURLに置き換わる。結果として requests.request がサーバ側から攻撃者の選んだURLへリクエストを送り、そのレスポンスを返してしまう。未認証で到達可能なサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)で、クラウド環境ではメタデータエンドポイントへの到達に悪用されうる。2.0.3 で修正済み。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) 回避策のみ
zrok を 2.0.3 以降へ更新。あわせて EC2 のインスタンスメタデータを IMDSv2 必須(HttpTokens=required)に設定し、SSRF 経由での認証情報取得を防ぐ。
SSRF はクラウドのメタデータサービスと組み合わさると影響が大きくなるため、SDK更新とメタデータ保護を併せて行う。
参照リンク
GCP 回避策のみ
zrok を 2.0.3 以降へ更新。Compute Engine のメタデータサーバは Metadata-Flavor ヘッダ必須のため単純なSSRFでは読み出せないが、ヘッダを付与できる経路がないか確認する。
SDK更新が本対応。メタデータ側の既定挙動に依存しきらない。
参照リンク
Azure 回避策のみ
zrok を 2.0.3 以降へ更新。IMDS は Metadata:true ヘッダ必須だが、内部サービスへの横展開の踏み台になり得るため、送信方向のネットワーク制御も併せて見直す。
SDK更新が本対応。
参照リンク
Linux 情報確認中
zrok の Python SDK を 2.0.3 以降へ更新する(pip install -U zrok 等)。上流の修正コミットは 7c1dc3ecd1c89d8cd2e845a72c3878bd2d31b4fe。
OSディストリのパッケージではなくPyPI/上流リリースでの更新。
参照リンク

CVE-2026-45568 の対応手順(環境別)

確認できた公式情報に基づく環境別の対応手順です。実施前に必ず一次情報と自環境で検証してください。

  1. AWS 環境での対応
    zrok を 2.0.3 以降へ更新。あわせて EC2 のインスタンスメタデータを IMDSv2 必須(HttpTokens=required)に設定し、SSRF 経由での認証情報取得を防ぐ。(SSRF はクラウドのメタデータサービスと組み合わさると影響が大きくなるため、SDK更新とメタデータ保護を併せて行う。) 参照
  2. GCP 環境での対応
    zrok を 2.0.3 以降へ更新。Compute Engine のメタデータサーバは Metadata-Flavor ヘッダ必須のため単純なSSRFでは読み出せないが、ヘッダを付与できる経路がないか確認する。(SDK更新が本対応。メタデータ側の既定挙動に依存しきらない。) 参照
  3. Azure 環境での対応
    zrok を 2.0.3 以降へ更新。IMDS は Metadata:true ヘッダ必須だが、内部サービスへの横展開の踏み台になり得るため、送信方向のネットワーク制御も併せて見直す。(SDK更新が本対応。) 参照
  4. Linux 環境での対応
    zrok の Python SDK を 2.0.3 以降へ更新する(pip install -U zrok 等)。上流の修正コミットは 7c1dc3ecd1c89d8cd2e845a72c3878bd2d31b4fe。(OSディストリのパッケージではなくPyPI/上流リリースでの更新。) 参照

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

zrok を 2.0.3 以降へ更新する。更新までの間は、Python SDK の ProxyShare を使ったプロキシ公開を停止するか、リクエストパスにスキーム付き絶対URL(http:// や https:// を含むもの)が現れた場合に拒否する検証を前段に置く。あわせてクラウドのインスタンスメタデータを IMDSv2 相当の要求必須設定にし、SSRF から認証情報が抜かれる経路を塞ぐ。

よくある質問(CVE-2026-45568)

CVE-2026-45568(zrok 2.0.3 より前)の影響は?

Critical(CVSS 9.1)に分類されるOpenZiti zrok 2.0.3 より前(Python SDK)の脆弱性です。zrok はWebサービスやファイル、ネットワークリソースを共有するためのソフトウェア。2.0.3 より前の Python SDK では、ProxyShare の Flask プロキシルートがリクエストパスに絶対URLを受け付け、それをそのまま urllib.parse.urljoin へ渡していた。urljoin は第2引数が絶対URLの場合、第1引数のベースURLを無視して第2引数を返す仕様のため、設定済みのターゲットホストが攻撃者指定のURLに置き換わる。結果として requests.request がサーバ側から攻撃者の選んだURLへリクエストを送り、そのレスポンスを返してしまう。未認証で到達可能なサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)で、クラウド環境ではメタデータエンドポイントへの到達に悪用されうる。2.0.3 で修正済み。

CVE-2026-45568 の対応方法・回避策は?

zrok を 2.0.3 以降へ更新する。更新までの間は、Python SDK の ProxyShare を使ったプロキシ公開を停止するか、リクエストパスにスキーム付き絶対URL(http:// や https:// を含むもの)が現れた場合に拒否する検証を前段に置く。あわせてクラウドのインスタンスメタデータを IMDSv2 相当の要求必須設定にし、SSRF から認証情報が抜かれる経路を塞ぐ。

自分の環境が CVE-2026-45568 の影響を受けるか確認するには?

OpenZiti zrok 2.0.3 より前(Python SDK) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-45568)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/07/22)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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