脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 10.0 KEV 悪用確認
CVE-2026-22769

Dell RecoverPoint for VMs の固定資格情報で未認証 root 到達(ゼロデイ悪用)

情報取得日: 2026/02/18/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-22769
製品Dell / Dell RecoverPoint for Virtual Machines (RP4VMs)
CVSS10.0(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-798 ハードコードされた資格情報の使用
登録/公開日2026/02/18
KEV 期限2026/02/21 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-22769

概要

Dell RecoverPoint for Virtual Machines の 6.0.3.1 HF1 より前のバージョンに、ハードコードされた資格情報が存在する。Dell の説明では、この固定資格情報を知る未認証のリモート攻撃者が、基盤となるオペレーティングシステムへ不正にアクセスし、root レベルの永続化を確立できるとされ、Dell 自身がこれを critical と位置づけて可能な限り早い更新または緩和策の適用を勧告している。CVSS は NVD(Primary)と CNA の Dell がともに 10.0 Critical(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)で完全に一致しており、スコープ変更あり(S:C)を含む満点評価である。影響は NVD の CPE によると 6.0 未満のすべて、および 6.0 系の各 SP / パッチ(6.0、6.0 SP1、SP1 P1、SP1 P2、SP2、SP2 P1、SP3、SP3 P1)。NVD の vulnStatus は Analyzed。CISA KEV には 2026-02-18 に収載され、是正期限は 2026-02-21 と、収載から3日という極端に短い期限が設定されている。これは実際の攻撃が進行中であることを示すもので、Google のスレットインテリジェンスは UNC6201 という攻撃者グループが本件をゼロデイとして悪用したと報告している。ランサムウェア利用は Unknown(不明)だが、バックアップ・レプリケーション製品を狙う攻撃はランサムウェアの前段として典型的である。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure は同じ対応区分です: 対象外
Linux のみ異なります: ベンダーFW更新
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) 対象外
対象外(RecoverPoint for VMs は vSphere 環境上の仮想アプライアンスで、AWS のマネージドサービスに修正対象は無い)
AWS 上に持ち込んだ vSphere 環境で RP4VMs を運用している場合は、そのアプライアンス自体が更新対象になる。
参照リンク
GCP 対象外
対象外(GCP のマネージドサービスに修正対象は無い)
実際の攻撃キャンペーン(UNC6201)の詳細が Google Cloud のスレットインテリジェンスのブログに公開されており、痕跡確認の材料として使える。
参照リンク
Azure 対象外
対象外(Azure のマネージドサービスに修正対象は無い)
Azure 上の vSphere 環境で RP4VMs を運用している場合はアプライアンスの更新が必要。
参照リンク
Linux ベンダーFW更新
RecoverPoint for VMs を 6.0.3.1 HF1 以降へアップグレードする。停止調整が付かない場合は Dell が提供する緩和スクリプトを適用する
アプライアンス内部は Linux ベースだが、ディストリのパッケージ更新では解消しない。ベンダー提供の更新またはスクリプトで対応する。固定資格情報のため、更新後に資格情報の再設定まで行う。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

この CVE は「バックアップ/レプリケーション基盤が最初に落ちる」という最悪の形なので、対応の優先度は最上位に置くべきである。判定は RecoverPoint for VMs の版確認だけで済み、6.0.3.1 HF1 より前なら該当する。vSphere 環境に RPA(RecoverPoint Appliance)の仮想マシンが並んでいるかを vCenter 側から確認するのが早い。対応は Dell のアドバイザリ DSA-2026-079 に従って 6.0.3.1 HF1 以降へアップグレードすること、あるいは同アドバイザリと Dell の手順記事で提供されている緩和スクリプトを適用することである。Dell は「アップグレードまたは緩和策のいずれかを可能な限り早く」と明記しているので、停止調整に時間がかかる場合はスクリプト適用を先に行う。固定資格情報の問題は、更新しても「その資格情報が既に世に出ている」という前提が消えない点に注意が要る。したがって更新・緩和のあとに、当該アプライアンスの資格情報を再設定し、アプライアンスが保持している vCenter 接続アカウントやストレージ側の認証情報を再発行する。さらに、この製品が root 永続化を許す欠陥であることと、実際にゼロデイとして使われた事実を合わせると、更新前から侵害されていた可能性を真面目に検討する必要がある。確認すべきは、RPA 上の追加された SSH 公開鍵とローカルアカウント、cron や systemd の不審なユニット、外部への常時接続、そしてレプリケーション設定の改変やジャーナルの削除である。バックアップの整合性そのものが疑わしくなるため、復旧手段として別系統のバックアップ(オフラインコピー、別基盤のスナップショット)が生きているかを併せて確認しておく。完了条件は、(1)6.0.3.1 HF1 以降へ更新済み、または Dell の緩和スクリプト適用済み、(2)アプライアンスと連携先の資格情報を再発行、(3)侵害痕跡の確認とバックアップ整合性の検証が済んでいることである。KEV 是正期限 2026-02-21 は大きく経過しているため、未対応の機器があるなら期限超過として最優先で扱う。

よくある質問(CVE-2026-22769)

CVE-2026-22769(Dell RecoverPoint for Virtual Machines)の影響は?

Critical(CVSS 10.0)に分類されるDell Dell RecoverPoint for Virtual Machines (RP4VMs)の脆弱性です。Dell RecoverPoint for Virtual Machines の 6.0.3.1 HF1 より前のバージョンに、ハードコードされた資格情報が存在する。Dell の説明では、この固定資格情報を知る未認証のリモート攻撃者が、基盤となるオペレーティングシステムへ不正にアクセスし、root レベルの永続化を確立できるとされ、Dell 自身がこれを critical と位置づけて可能な限り早い更新または緩和策の適用を勧告している。CVSS は NVD(Primary)と CNA の Dell がともに 10.0 Critical(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H)で完全に一致しており、スコープ変更あり(S:C)を含む満点評価である。影響は NVD の CPE によると 6.0 未満のすべて、および 6.0 系の各 SP / パッチ(6.0、6.0 SP1、SP1 P1、SP1 P2、SP2、SP2 P1、SP3、SP3 P1)。NVD の vulnStatus は Analyzed。CISA KEV には 2026-02-18 に収載され、是正期限は 2026-02-21 と、収載から3日という極端に短い期限が設定されている。これは実際の攻撃が進行中であることを示すもので、Google のスレットインテリジェンスは UNC6201 という攻撃者グループが本件をゼロデイとして悪用したと報告している。ランサムウェア利用は Unknown(不明)だが、バックアップ・レプリケーション製品を狙う攻撃はランサムウェアの前段として典型的である。

CVE-2026-22769 の対応方法・回避策は?

この CVE は「バックアップ/レプリケーション基盤が最初に落ちる」という最悪の形なので、対応の優先度は最上位に置くべきである。判定は RecoverPoint for VMs の版確認だけで済み、6.0.3.1 HF1 より前なら該当する。vSphere 環境に RPA(RecoverPoint Appliance)の仮想マシンが並んでいるかを vCenter 側から確認するのが早い。対応は Dell のアドバイザリ DSA-2026-079 に従って 6.0.3.1 HF1 以降へアップグレードすること、あるいは同アドバイザリと Dell の手順記事で提供されている緩和スクリプトを適用することである。Dell は「アップグレードまたは緩和策のいずれかを可能な限り早く」と明記しているので、停止調整に時間がかかる場合はスクリプト適用を先に行う。固定資格情報の問題は、更新しても「その資格情報が既に世に出ている」という前提が消えない点に注意が要る。したがって更新・緩和のあとに、当該アプライアンスの資格情報を再設定し、アプライアンスが保持している vCenter 接続アカウントやストレージ側の認証情報を再発行する。さらに、この製品が root 永続化を許す欠陥であることと、実際にゼロデイとして使われた事実を合わせると、更新前から侵害されていた可能性を真面目に検討する必要がある。確認すべきは、RPA 上の追加された SSH 公開鍵とローカルアカウント、cron や systemd の不審なユニット、外部への常時接続、そしてレプリケーション設定の改変やジャーナルの削除である。バックアップの整合性そのものが疑わしくなるため、復旧手段として別系統のバックアップ(オフラインコピー、別基盤のスナップショット)が生きているかを併せて確認しておく。完了条件は、(1)6.0.3.1 HF1 以降へ更新済み、または Dell の緩和スクリプト適用済み、(2)アプライアンスと連携先の資格情報を再発行、(3)侵害痕跡の確認とバックアップ整合性の検証が済んでいることである。KEV 是正期限 2026-02-21 は大きく経過しているため、未対応の機器があるなら期限超過として最優先で扱う。

自分の環境が CVE-2026-22769 の影響を受けるか確認するには?

Dell Dell RecoverPoint for Virtual Machines (RP4VMs) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-22769)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-22769 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/02/21 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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