情報取得日: 2026/07/09/最終確認: 2026/08/01・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2026-0284 |
|---|---|
| 製品 | Palo Alto Networks / PAN-OS 10.2.0〜12.1.6(Large Scale VPN 機能) |
| CVSS | 9.9(Critical) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:L/A:L |
| 種別 (CWE) | CWE-74(下流コンポーネントで使われる特殊要素の不適切な無害化) |
| 登録/公開日 | 2026/07/09 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-0284 |
PAN-OS の Large Scale VPN(LSVPN)機能に XML インジェクションの欠陥がある。LSVPN は多数の拠点を1台のポータルから集中管理するための仕組みで、サテライト(拠点側の機器)がポータルに登録・接続する経路を持つ。 この欠陥では、ネットワークからアクセスできる攻撃者が、認証なしに悪意ある XML を注入できる。ベンダーの説明では、結果として LSVPN のサテライトに関する内部データの情報漏えいまたは破壊が起こり得る。 NVD の CVSS 3.1 基本値は 9.9(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:L/A:L)である。特徴的なのは Scope が Changed(S:C)である点で、脆弱なコンポーネントの権限境界を越えて影響が及ぶ。認証も利用者の操作も不要(PR:N/UI:N)で、ネットワーク越しに成立する。 影響を受けるのは PAN-OS 10.2.0 から 12.1.6 までの範囲である。Cloud NGFW、Panorama、Prisma Access は影響を受けない。 NVD の公開日は 2026年7月9日、最終更新は 2026年7月13日。2026年8月2日時点で CISA KEV カタログには収載されていない。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | パッチあり(アプリ更新) |
AWS 上の VM-Series を修正版(10.2.7+ / 11.1.4+ / 11.2.4+ / 11.2.10+ / 12.1.4+ / 12.1.7+)へ更新する
AWS 固有のパッチは無く、PAN-OS 側の更新で対応する。Cloud NGFW は影響を受けない。
参照リンク
|
| GCP | パッチあり(アプリ更新) |
GCP 上の VM-Series を修正版へ更新する
GCP 固有のパッチは無く、PAN-OS 側の更新で対応する。
参照リンク
|
| Azure | パッチあり(アプリ更新) |
Azure 上の VM-Series を修正版へ更新する
Azure 固有のパッチは無く、PAN-OS 側の更新で対応する。
参照リンク
|
| Linux | 対象外 |
対応不要
PAN-OS はアプライアンス/仮想アプライアンスの OS であり、一般の Linux ディストリビューションは対象外。
参照リンク
|
まず LSVPN を実際に使っているかを切り分ける。PAN-OS を動かしていても LSVPN を有効にしていなければ、この経路は成立しない。使っている場合は修正版へ更新する。 修正版は 10.2.7 以降、11.1.4 以降、11.2.4 および 11.2.10 以降、12.1.4 および 12.1.7 以降である。自分の系列の番号を取り違えないこと。とくに 11.2 系と 12.1 系は修正版が2つ挙がっており、どちらの分岐にいるかで適用先が変わる。 即時更新できない場合の緩和は、LSVPN ポータル/ゲートウェイのインターフェースへの到達を、信頼できる送信元だけに絞ることに限られる。ベクタが PR:N なので、認証を前提にした緩和は成立しない。管理インターフェースをインターネットに露出していないかを併せて確認する。 Cloud NGFW / Panorama / Prisma Access は影響を受けないとベンダーが明示しているため、これらだけを使っている環境で慌てて作業する必要はない。 検知については、公開された IoC は確認できていない。LSVPN のサテライト登録に関するログで、想定外の登録要求や XML の構文エラーが急増していないかを見るのが現実的な出発点になる。
Critical(CVSS 9.9)に分類されるPalo Alto Networks PAN-OS 10.2.0〜12.1.6(Large Scale VPN 機能)の脆弱性です。PAN-OS の Large Scale VPN(LSVPN)機能に XML インジェクションの欠陥がある。LSVPN は多数の拠点を1台のポータルから集中管理するための仕組みで、サテライト(拠点側の機器)がポータルに登録・接続する経路を持つ。 この欠陥では、ネットワークからアクセスできる攻撃者が、認証なしに悪意ある XML を注入できる。ベンダーの説明では、結果として LSVPN のサテライトに関する内部データの情報漏えいまたは破壊が起こり得る。 NVD の CVSS 3.1 基本値は 9.9(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:L/A:L)である。特徴的なのは Scope が Changed(S:C)である点で、脆弱なコンポーネントの権限境界を越えて影響が及ぶ。認証も利用者の操作も不要(PR:N/UI:N)で、ネットワーク越しに成立する。 影響を受けるのは PAN-OS 10.2.0 から 12.1.6 までの範囲である。Cloud NGFW、Panorama、Prisma Access は影響を受けない。 NVD の公開日は 2026年7月9日、最終更新は 2026年7月13日。2026年8月2日時点で CISA KEV カタログには収載されていない。
まず LSVPN を実際に使っているかを切り分ける。PAN-OS を動かしていても LSVPN を有効にしていなければ、この経路は成立しない。使っている場合は修正版へ更新する。 修正版は 10.2.7 以降、11.1.4 以降、11.2.4 および 11.2.10 以降、12.1.4 および 12.1.7 以降である。自分の系列の番号を取り違えないこと。とくに 11.2 系と 12.1 系は修正版が2つ挙がっており、どちらの分岐にいるかで適用先が変わる。 即時更新できない場合の緩和は、LSVPN ポータル/ゲートウェイのインターフェースへの到達を、信頼できる送信元だけに絞ることに限られる。ベクタが PR:N なので、認証を前提にした緩和は成立しない。管理インターフェースをインターネットに露出していないかを併せて確認する。 Cloud NGFW / Panorama / Prisma Access は影響を受けないとベンダーが明示しているため、これらだけを使っている環境で慌てて作業する必要はない。 検知については、公開された IoC は確認できていない。LSVPN のサテライト登録に関するログで、想定外の登録要求や XML の構文エラーが急増していないかを見るのが現実的な出発点になる。
Palo Alto Networks PAN-OS 10.2.0〜12.1.6(Large Scale VPN 機能) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-0284)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/01)。