脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
High CVSS 8.8 KEV 悪用確認
CVE-2025-8110

Gogs のファイル書き込みAPIでコード実行(悪用確認済み)

情報取得日: 2026/01/12/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-8110
製品Gogs / Gogs
CVSS8.8(High)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-22 パストラバーサル(シンボリックリンクの扱いの不備)
CVE 公開日2025/12/10(NVD)
CISA KEV 収載日2026/01/12
2025年に公開された脆弱性です。新着として扱う前に公開年を確認してください。
KEV 期限2026/02/02 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-8110

概要

セルフホスト型の Git サービス Gogs で、PutContents API のシンボリックリンクの扱いが不適切なため、コードの実行が可能になる。NVD の説明は一行のみで詳細な手順は書かれていないが、要点はリポジトリへファイルを書き込む API がシンボリックリンクを解決してしまうことで、リポジトリの外へ書き込みが及び、Gogs プロセスの権限で置いたファイルが実行される経路が生まれるところである。攻撃には認証が必要(CVSS の PR:L)だが、Gogs は登録を開けて運用されることが多く、その場合は事実上誰でも前提を満たせる。影響範囲は CPE で 0.13.3 以下とされており、公開時点の最新系列を含む。CVSS は NVD(Primary)が 8.8 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA が CVSS 4.0 で 8.7 High(AV:N/AC:L/AT:N/PR:L/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N/E:A)で、深刻度の判断は一致しており、CNA 側は E:A すなわち攻撃が確認済みという評価を付けている。CISA KEV には 2026-01-12 に収載され、是正期限は 2026-02-02、ランサムウェア利用は Unknown。NVD の vulnStatus は Analyzed。参照には修正コミット 553707f3fd5f68f47f531cfcff56aa3ec294c6f6 と該当プルリクエスト 8078、および第三者による RCE の実証記事が挙がっている。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: 情報確認中 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) 情報確認中
EC2 / ECS / EKS 上の Gogs について、修正コミットを取り込んだ公式リリースが出ているかを確認して更新する(公式で要確認)
CPE の影響範囲が 0.13.3 以下と最新系列まで及んでおり、fact の情報では修正済みリリース番号を確定できない。当面はセキュリティグループで到達元を絞り、新規登録を無効化して前提条件を潰す運用でしのぐ。
参照リンク
GCP 情報確認中
Compute Engine / GKE 上の Gogs について、修正コミットを含むリリースの有無を公式で確認して更新する
GCP のサービス側の問題ではなく利用者が動かすアプリの問題。修正版が確認できるまでは Cloud Armor や firewall ルールで公開範囲を絞り、外部公開をやめる判断も選択肢に入れる。
参照リンク
Azure 情報確認中
Azure VM / AKS 上の Gogs について、修正コミットを含むリリースの有無を公式で確認して更新する
NSG や Application Gateway で送信元を制限し、更新の見通しが立たない場合は Azure DevOps や GitHub など別の Git ホスティングへの移行も検討対象になる。
参照リンク
Linux 情報確認中
ディストリやコンテナで導入した Gogs を、修正コミット 553707f を含むビルドへ差し替える(該当リリース版は公式で要確認)
Gogs は単一バイナリで配布されるため OS のパッケージ更新では直らないことが多い。自前でビルドしている場合は当該コミット以降のソースから作り直す。実行ユーザーの権限と書き込み可能ディレクトリの範囲も合わせて絞る。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は簡単で、Gogs を動かしているかどうかと版の確認だけである。版は管理画面のフッターか gogs --version、コンテナならイメージタグとバイナリの版で確認し、0.13.3 以下なら該当する。CPE の範囲が最新系列まで及んでいるため、素直に更新して終わる話にはなりにくく、修正コミットを取り込んだ公式リリースが出ているかを Gogs のリリースページで確認する必要がある。見落としやすいのは、GitHub や GitLab へ移行したあとも参照用として残してある旧 Gogs、個人が立てた社内ミラー、そして NAS やホームサーバのアプリカタログから入れたものである。すぐに更新できない場合の緩和策は、攻撃の前提である認証済みアカウントとネットワーク到達性を潰す方向になる。具体的には、新規登録を無効化して未知のアカウントが作られない状態にし、インターネットからの到達を止めて VPN や送信元 IP 制限の内側に置き、外部公開が必要なら書き込み系 API を通す利用者を信頼できる範囲に限定する。加えて Gogs のプロセスを専用の低権限ユーザーで動かし、書き込み可能な領域をリポジトリ用ディレクトリに限ることで、リポジトリ外への書き込みが成立しても被害を狭められる。完了条件は、(1)修正コミットを含む公式リリース版へ上がっていること(版が確認できるまでは公式で要確認)、(2)未認証でインターネットから到達できる Gogs が無いこと、の2点である。KEV 収載済みで、CNA も攻撃の実在を評価に織り込んでいるため、更新だけで終わらせるべきではない。是正期限 2026-02-02 は既に大きく過ぎているので、残存インスタンスは期限超過として扱い、リポジトリ外に置かれた不審なファイル、Gogs の実行ユーザーの authorized_keys や cron、アクセスログ上の PutContents 相当の呼び出しを確認し、保管されていた SSH 鍵とアクセストークンは再発行する。

よくある質問(CVE-2025-8110)

CVE-2025-8110(Gogs)の影響は?

High(CVSS 8.8)に分類されるGogs Gogsの脆弱性です。セルフホスト型の Git サービス Gogs で、PutContents API のシンボリックリンクの扱いが不適切なため、コードの実行が可能になる。NVD の説明は一行のみで詳細な手順は書かれていないが、要点はリポジトリへファイルを書き込む API がシンボリックリンクを解決してしまうことで、リポジトリの外へ書き込みが及び、Gogs プロセスの権限で置いたファイルが実行される経路が生まれるところである。攻撃には認証が必要(CVSS の PR:L)だが、Gogs は登録を開けて運用されることが多く、その場合は事実上誰でも前提を満たせる。影響範囲は CPE で 0.13.3 以下とされており、公開時点の最新系列を含む。CVSS は NVD(Primary)が 8.8 High(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA が CVSS 4.0 で 8.7 High(AV:N/AC:L/AT:N/PR:L/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N/E:A)で、深刻度の判断は一致しており、CNA 側は E:A すなわち攻撃が確認済みという評価を付けている。CISA KEV には 2026-01-12 に収載され、是正期限は 2026-02-02、ランサムウェア利用は Unknown。NVD の vulnStatus は Analyzed。参照には修正コミット 553707f3fd5f68f47f531cfcff56aa3ec294c6f6 と該当プルリクエスト 8078、および第三者による RCE の実証記事が挙がっている。

CVE-2025-8110 の対応方法・回避策は?

判定は簡単で、Gogs を動かしているかどうかと版の確認だけである。版は管理画面のフッターか gogs --version、コンテナならイメージタグとバイナリの版で確認し、0.13.3 以下なら該当する。CPE の範囲が最新系列まで及んでいるため、素直に更新して終わる話にはなりにくく、修正コミットを取り込んだ公式リリースが出ているかを Gogs のリリースページで確認する必要がある。見落としやすいのは、GitHub や GitLab へ移行したあとも参照用として残してある旧 Gogs、個人が立てた社内ミラー、そして NAS やホームサーバのアプリカタログから入れたものである。すぐに更新できない場合の緩和策は、攻撃の前提である認証済みアカウントとネットワーク到達性を潰す方向になる。具体的には、新規登録を無効化して未知のアカウントが作られない状態にし、インターネットからの到達を止めて VPN や送信元 IP 制限の内側に置き、外部公開が必要なら書き込み系 API を通す利用者を信頼できる範囲に限定する。加えて Gogs のプロセスを専用の低権限ユーザーで動かし、書き込み可能な領域をリポジトリ用ディレクトリに限ることで、リポジトリ外への書き込みが成立しても被害を狭められる。完了条件は、(1)修正コミットを含む公式リリース版へ上がっていること(版が確認できるまでは公式で要確認)、(2)未認証でインターネットから到達できる Gogs が無いこと、の2点である。KEV 収載済みで、CNA も攻撃の実在を評価に織り込んでいるため、更新だけで終わらせるべきではない。是正期限 2026-02-02 は既に大きく過ぎているので、残存インスタンスは期限超過として扱い、リポジトリ外に置かれた不審なファイル、Gogs の実行ユーザーの authorized_keys や cron、アクセスログ上の PutContents 相当の呼び出しを確認し、保管されていた SSH 鍵とアクセストークンは再発行する。

自分の環境が CVE-2025-8110 の影響を受けるか確認するには?

Gogs Gogs を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-8110)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-8110 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/02/02 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

CISA KEV(悪用確認・対応期限・ランサム利用の出典)
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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