情報取得日: 2026/01/22/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2025-34026 |
|---|---|
| 製品 | Versa Networks / Versa Concerto |
| CVSS | 7.5(High) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N |
| 種別 (CWE) | CWE-288 代替経路による認証バイパス |
| CVE 公開日 | 2025/05/21(NVD) |
| CISA KEV 収載日 | 2026/01/22 2025年に公開された脆弱性です。新着として扱う前に公開年を確認してください。 |
| KEV 期限 | 2026/02/12 まで(米国連邦機関向け目安) |
| 推奨対応 | ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-34026 |
SD-WAN のオーケストレーション基盤 Versa Concerto に認証バイパスがある。原因は前段のリバースプロキシ Traefik の設定で、本来内部向けの管理エンドポイントへ外部から到達できてしまう。到達できる先には Spring Boot の Actuator エンドポイントが含まれ、そこからヒープダンプやトレースログを取得できる。ヒープダンプにはメモリ上の認証トークンや資格情報が含まれるため、読み取りだけの欠陥に見えて、実際には管理権限の奪取につながる踏み台になる。NVD の記述は影響が Concerto 12.1.2 から 12.2.0 に及ぶと述べ、それ以外の版も脆弱な可能性があると付記している。NVD の CPE 範囲は 11.4.0 以上 12.1.2 未満、および 12.1.2 と 12.2.0 を対象としている。CVSS は評価元で分かれており、NVD(Primary)は CVSS 3.1 で 7.5 High(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N)、CNA の VulnCheck は CVSS 4.0 で 9.2 Critical(AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:N/VA:N/SC:H/SI:L/SA:N)としている。CNA は後続システムへの波及(SC:H/SI:L)を評価に含めており、SD-WAN オーケストレータという位置を踏まえた重みづけになっている。NVD の vulnStatus は Analyzed。CISA KEV には 2026-01-22 に収載され、是正期限は 2026-02-12。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | ベンダーFW更新 |
AWS 上に構築した Concerto 仮想アプライアンスを、ベンダーのセキュリティ公報に従って更新する。前段の ALB / セキュリティグループで管理エンドポイントへの外部到達を止める
Concerto はクラウド上に仮想アプライアンスとして展開されることがあるため、AWS 上の資産としても存在し得る。AWS 自身の告知は無く、修正はベンダー提供のもの。
参照リンク
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| GCP | ベンダーFW更新 |
GCP 上の Concerto 仮想アプライアンスをベンダー公報に従って更新し、VPC ファイアウォールで管理系への到達を絞る
GCP 側の告知は無い。緩和は経路側(ファイアウォール・ロードバランサ)で管理エンドポイントを閉じること。
参照リンク
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| Azure | ベンダーFW更新 |
Azure 上の Concerto 仮想アプライアンスをベンダー公報に従って更新し、NSG で管理系への到達を絞る
Azure 側の告知は無い。前段に Application Gateway を置いている場合はそこで内部エンドポイントへのパスを拒否する。
参照リンク
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| Linux | ベンダーFW更新 |
Concerto はベンダー提供のアプライアンス/仮想アプライアンスとして更新する。ディストリのパッケージ更新では解消しない
原因は同梱の Traefik リバースプロキシの設定であり、OS のパッケージ更新では直らない。詳細な攻撃手順は ProjectDiscovery の記事に公開されている。
参照リンク
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Concerto は SD-WAN の集中管理を担うため、ここが落ちると配下のネットワーク機器の設定変更まで到達され得る。判定はまず版の確認で、12.1.2 から 12.2.0(および 11.4.0 以上 12.1.2 未満)に該当するかを見る。NVD が「追加の版も脆弱な可能性がある」と明記しているため、範囲外でも安全とは断定せず、ベンダーのセキュリティポータルの公報(security-portal.versa-networks.com の該当ブリテン)で自分の版が対象かを確認するのが正しい。次に到達性の確認で、Concerto の管理系ポートがインターネットや広い管理ネットワークから見えていないかを、前段のロードバランサ・ファイアウォール規則で洗う。Actuator への到達をテストするなら自分の管理下の機器に対してのみ行う。対応はベンダーのブリテンに従った更新である。更新までの緩和として、前段のプロキシやファイアウォールで管理用パス(Actuator を含む内部エンドポイント)への外部アクセスを拒否する方法が取れる。この CVE は Traefik の設定に起因するため、経路側で塞ぐ緩和が構造的に効きやすい。ただし KEV 収載=実際に悪用されているため、更新と経路封鎖で終わりにはならない。ヒープダンプを取得された前提で、Concerto に保存されていた管理者資格情報・API トークン・配下機器への接続情報をすべて再発行し、Concerto の監査ログで想定外の設定変更(テンプレート・ポリシーの変更、デバイスの追加)が無いかを確認する。SD-WAN の設定が書き換えられていた場合の影響はネットワーク全体に及ぶので、構成のバックアップと現行構成の差分確認まで行うのが望ましい。完了条件は、(1)ベンダー公報に沿った更新、(2)管理エンドポイントの外部到達を封鎖、(3)資格情報の再発行と構成差分の確認が済んでいること。KEV 是正期限 2026-02-12 は経過している。
High(CVSS 7.5)に分類されるVersa Networks Versa Concertoの脆弱性です。SD-WAN のオーケストレーション基盤 Versa Concerto に認証バイパスがある。原因は前段のリバースプロキシ Traefik の設定で、本来内部向けの管理エンドポイントへ外部から到達できてしまう。到達できる先には Spring Boot の Actuator エンドポイントが含まれ、そこからヒープダンプやトレースログを取得できる。ヒープダンプにはメモリ上の認証トークンや資格情報が含まれるため、読み取りだけの欠陥に見えて、実際には管理権限の奪取につながる踏み台になる。NVD の記述は影響が Concerto 12.1.2 から 12.2.0 に及ぶと述べ、それ以外の版も脆弱な可能性があると付記している。NVD の CPE 範囲は 11.4.0 以上 12.1.2 未満、および 12.1.2 と 12.2.0 を対象としている。CVSS は評価元で分かれており、NVD(Primary)は CVSS 3.1 で 7.5 High(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N)、CNA の VulnCheck は CVSS 4.0 で 9.2 Critical(AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:N/VA:N/SC:H/SI:L/SA:N)としている。CNA は後続システムへの波及(SC:H/SI:L)を評価に含めており、SD-WAN オーケストレータという位置を踏まえた重みづけになっている。NVD の vulnStatus は Analyzed。CISA KEV には 2026-01-22 に収載され、是正期限は 2026-02-12。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。
Concerto は SD-WAN の集中管理を担うため、ここが落ちると配下のネットワーク機器の設定変更まで到達され得る。判定はまず版の確認で、12.1.2 から 12.2.0(および 11.4.0 以上 12.1.2 未満)に該当するかを見る。NVD が「追加の版も脆弱な可能性がある」と明記しているため、範囲外でも安全とは断定せず、ベンダーのセキュリティポータルの公報(security-portal.versa-networks.com の該当ブリテン)で自分の版が対象かを確認するのが正しい。次に到達性の確認で、Concerto の管理系ポートがインターネットや広い管理ネットワークから見えていないかを、前段のロードバランサ・ファイアウォール規則で洗う。Actuator への到達をテストするなら自分の管理下の機器に対してのみ行う。対応はベンダーのブリテンに従った更新である。更新までの緩和として、前段のプロキシやファイアウォールで管理用パス(Actuator を含む内部エンドポイント)への外部アクセスを拒否する方法が取れる。この CVE は Traefik の設定に起因するため、経路側で塞ぐ緩和が構造的に効きやすい。ただし KEV 収載=実際に悪用されているため、更新と経路封鎖で終わりにはならない。ヒープダンプを取得された前提で、Concerto に保存されていた管理者資格情報・API トークン・配下機器への接続情報をすべて再発行し、Concerto の監査ログで想定外の設定変更(テンプレート・ポリシーの変更、デバイスの追加)が無いかを確認する。SD-WAN の設定が書き換えられていた場合の影響はネットワーク全体に及ぶので、構成のバックアップと現行構成の差分確認まで行うのが望ましい。完了条件は、(1)ベンダー公報に沿った更新、(2)管理エンドポイントの外部到達を封鎖、(3)資格情報の再発行と構成差分の確認が済んでいること。KEV 是正期限 2026-02-12 は経過している。
Versa Networks Versa Concerto を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-34026)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/02/12 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。