脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.8 NEW KEV 悪用確認
CVE-2025-25249

FortiOS のヒープバッファオーバーフローで任意コード実行(CVSS 9.8・KEV・是正期限 2026-09-12)

情報取得日: 2026/09/09/最終確認: 2026/09/10・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-25249
製品Fortinet / Fortinet FortiOS(FortiGate ファイアウォールの OS)および FortiSwitchManager。CISA KEV は FortiSASE も対象に挙げている。
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-122 ヒープベースのバッファオーバーフロー/CWE-787 境界外書き込み
登録/公開日2026/09/09
KEV 期限2026/09/12 まで(米国連邦機関向け目安)
出典https://fortiguard.fortinet.com/psirt/FG-IR-25-084

概要

**評価が2つに割れている点から見るべきである。** | 評価元 | CVSS | 判定 | ベクタ | |---|---|---|---| | **NVD (nvd@nist.gov・Primary)** | **9.8** | Critical | AV:N / AC:L / PR:N / UI:N / S:U / C:H / I:H / A:H | | Fortinet (psirt@fortinet.com・Secondary) | 8.1 | High | AV:N / **AC:H** / PR:N / UI:N / S:U / C:H / I:H / A:H | **違いは攻撃条件の複雑さ (AC) 1項目だけである。**Fortinet は「高い(AC:H)」、NVD は「低い(AC:L)」と見ている。ヒープオーバーフローの悪用にはメモリ配置の把握が要るので Fortinet の見方にも理由はあるが、**CISA が KEV に載せたということは、現実に悪用が成立している**ということである。本サイトは Primary 評価の **9.8** を採る。 NVD の記述はこうである。「Fortinet FortiOS 7.6.0〜7.6.3、7.4.0〜7.4.8、7.2.0〜7.2.11、7.0.0〜7.0.17、FortiOS 6.4 全版、FortiSwitchManager 7.2.0〜7.2.6、7.0.0〜7.0.5 における**ヒープベースのバッファオーバーフロー**により、攻撃者が**細工したパケット経由で**許可されていないコードまたはコマンドを実行できる」。 **「細工したパケット経由で」という一句が、この CVE の性格を決めている。**HTTP リクエストでも管理画面へのログインでもなく、パケットである。**認証は要らない(PR:N)し、利用者の操作も要らない(UI:N)。**FortiGate がその通信を受け取る位置にあれば、それだけで条件が揃う。 **FortiOS 6.4 は「全版」が対象である。**バージョン範囲の上限が書かれていない、つまり**修正版が無い**ということである。6.4 系はすでにサポートの終端にあり、この系列を使い続ける限りこの穴は塞がらない。 **悪用の実態は具体的に報告されている。**NVD の参照には SOCRadar による「PivotC2 / FortiGate RAT」の記事が並んでおり、**侵害された FortiGate に常駐する遠隔操作ツール**の存在が示されている。**Siemens も ProductCERT のアドバイザリ (SSA-864900) を出している**、つまり産業制御の文脈でも影響が評価されている。 **公開は 2026-01-13、KEV 収載は 2026-09-09、是正期限は 2026-09-12 である。**8か月前の脆弱性が、いま緊急の期限を切られている。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure は同じ対応区分です: パッチあり(アプリ更新)
Linux のみ異なります: 対象外
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
AWS Marketplace の FortiGate VM を修正版の FortiOS へ更新する。AWS 側の対応で直るものではない。
6.4 系の AMI を使い続けている構成があれば、それは修正版が存在しない系列である。移行計画を先に立てる。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Google Cloud Marketplace の FortiGate VM を修正版へ更新する。Google Cloud 側の修正では直らない。
細工したパケットが攻撃経路なので、VPC ファイアウォールで塞げるのは FortiGate に届く通信の範囲だけである。FortiGate 自体が受け口である構成では効果が限られる。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure 上の FortiGate VM を修正版へ更新する。
FortiSASE を併用している場合、そちらは Fortinet 側で修正される。オンプレ/IaaS の FortiGate だけが利用者の作業対象である。
参照リンク
Linux 対象外
汎用の Linux ディストリビューションは対象外である。FortiOS は Fortinet 独自の OS で、ディストリビューションのパッケージ更新では直らない。
混在環境では、FortiGate の内側にある Linux サーバが「境界で止まっている」前提で無防備になっていないかを確認する。この CVE は境界そのものを取る攻撃である。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

**FortiOS を修正版へ更新する。**対象範囲は次のとおりで、**上限が書かれている系列は、その上のリリースが修正版である**。 - FortiOS **7.6** … 7.6.0〜**7.6.3** が対象 - FortiOS **7.4** … 7.4.0〜**7.4.8** が対象 - FortiOS **7.2** … 7.2.0〜**7.2.11** が対象 - FortiOS **7.0** … 7.0.0〜**7.0.17** が対象 - FortiOS **6.4** … **全版が対象(修正版は無い)** - FortiSwitchManager **7.2** … 7.2.0〜**7.2.6** が対象 - FortiSwitchManager **7.0** … 7.0.0〜**7.0.5** が対象 **正確な修正版ビルドと、Fortinet が案内する回避策は FG-IR-25-084 で確認すること。**このページは Cloudflare の検証が入るため本稿の執筆時点(2026-09-10)に自動取得できなかった。**確認できていない数字をここに書くことはしない。** **6.4 系を使っている場合、やることは1つしかない。**修正版が存在しないので、**7.x 系へ移行する**以外に対応は無い。移行の計画が立つまでの間は、**その FortiGate が受け取るパケットの範囲を物理的・論理的に狭める**しかない。これは修正ではなく延命である。 **FortiSASE は Fortinet が運用する SaaS で、利用者側の更新作業は無い。**KEV は対象に挙げているが、修正の適用主体は Fortinet である。 **更新の前後で、侵害されていないかを見る。**SOCRadar が報告している RAT の常駐が事実である以上、「パッチを当てたから終わり」にはできない。 - 設定 (`show full-configuration`) の差分。とくに**管理者アカウント・admin プロファイル・自動スクリプト・VPN 設定**の予期しない追加 - **外向きの常時接続**(C2 への通信)。FortiGate 自身が発信元になっている通信を見る - クラッシュログ (`diagnose debug crashlog read`)。ヒープオーバーフローの失敗試行はクラッシュとして残ることがある **同じ 2026-09-12 期限で、Cisco Secure FMC(CVE-2026-20079・CVSS 10.0)と Citrix NetScaler(CVE-2026-19490・CVSS 9.3)も KEV 入りしている。**境界に置く3社の装置が同時に名指しされた形である。**どれか1つを直して安心する状況ではない。**自組織の境界に何が並んでいるかを、この機会に棚卸ししたほうがよい。

よくある質問(CVE-2025-25249)

CVE-2025-25249(Fortinet FortiOS)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるFortinet Fortinet FortiOS(FortiGate ファイアウォールの OS)および FortiSwitchManager。CISA KEV は FortiSASE も対象に挙げている。の脆弱性です。**評価が2つに割れている点から見るべきである。** | 評価元 | CVSS | 判定 | ベクタ | |---|---|---|---| | **NVD (nvd@nist.gov・Primary)** | **9.8** | Critical | AV:N / AC:L / PR:N / UI:N / S:U / C:H / I:H / A:H | | Fortinet (psirt@fortinet.com・Secondary) | 8.1 | High | AV:N / **AC:H** / PR:N / UI:N / S:U / C:H / I:H / A:H | **違いは攻撃条件の複雑さ (AC) 1項目だけである。**Fortinet は「高い(AC:H)」、NVD は「低い(AC:L)」と見ている。ヒープオーバーフローの悪用にはメモリ配置の把握が要るので Fortinet の見方にも理由はあるが、**CISA が KEV に載せたということは、現実に悪用が成立している**ということである。本サイトは Primary 評価の **9.8** を採る。 NVD の記述はこうである。「Fortinet FortiOS 7.6.0〜7.6.3、7.4.0〜7.4.8、7.2.0〜7.2.11、7.0.0〜7.0.17、FortiOS 6.4 全版、FortiSwitchManager 7.2.0〜7.2.6、7.0.0〜7.0.5 における**ヒープベースのバッファオーバーフロー**により、攻撃者が**細工したパケット経由で**許可されていないコードまたはコマンドを実行できる」。 **「細工したパケット経由で」という一句が、この CVE の性格を決めている。**HTTP リクエストでも管理画面へのログインでもなく、パケットである。**認証は要らない(PR:N)し、利用者の操作も要らない(UI:N)。**FortiGate がその通信を受け取る位置にあれば、それだけで条件が揃う。 **FortiOS 6.4 は「全版」が対象である。**バージョン範囲の上限が書かれていない、つまり**修正版が無い**ということである。6.4 系はすでにサポートの終端にあり、この系列を使い続ける限りこの穴は塞がらない。 **悪用の実態は具体的に報告されている。**NVD の参照には SOCRadar による「PivotC2 / FortiGate RAT」の記事が並んでおり、**侵害された FortiGate に常駐する遠隔操作ツール**の存在が示されている。**Siemens も ProductCERT のアドバイザリ (SSA-864900) を出している**、つまり産業制御の文脈でも影響が評価されている。 **公開は 2026-01-13、KEV 収載は 2026-09-09、是正期限は 2026-09-12 である。**8か月前の脆弱性が、いま緊急の期限を切られている。

CVE-2025-25249 の対応方法・回避策は?

**FortiOS を修正版へ更新する。**対象範囲は次のとおりで、**上限が書かれている系列は、その上のリリースが修正版である**。 - FortiOS **7.6** … 7.6.0〜**7.6.3** が対象 - FortiOS **7.4** … 7.4.0〜**7.4.8** が対象 - FortiOS **7.2** … 7.2.0〜**7.2.11** が対象 - FortiOS **7.0** … 7.0.0〜**7.0.17** が対象 - FortiOS **6.4** … **全版が対象(修正版は無い)** - FortiSwitchManager **7.2** … 7.2.0〜**7.2.6** が対象 - FortiSwitchManager **7.0** … 7.0.0〜**7.0.5** が対象 **正確な修正版ビルドと、Fortinet が案内する回避策は FG-IR-25-084 で確認すること。**このページは Cloudflare の検証が入るため本稿の執筆時点(2026-09-10)に自動取得できなかった。**確認できていない数字をここに書くことはしない。** **6.4 系を使っている場合、やることは1つしかない。**修正版が存在しないので、**7.x 系へ移行する**以外に対応は無い。移行の計画が立つまでの間は、**その FortiGate が受け取るパケットの範囲を物理的・論理的に狭める**しかない。これは修正ではなく延命である。 **FortiSASE は Fortinet が運用する SaaS で、利用者側の更新作業は無い。**KEV は対象に挙げているが、修正の適用主体は Fortinet である。 **更新の前後で、侵害されていないかを見る。**SOCRadar が報告している RAT の常駐が事実である以上、「パッチを当てたから終わり」にはできない。 - 設定 (`show full-configuration`) の差分。とくに**管理者アカウント・admin プロファイル・自動スクリプト・VPN 設定**の予期しない追加 - **外向きの常時接続**(C2 への通信)。FortiGate 自身が発信元になっている通信を見る - クラッシュログ (`diagnose debug crashlog read`)。ヒープオーバーフローの失敗試行はクラッシュとして残ることがある **同じ 2026-09-12 期限で、Cisco Secure FMC(CVE-2026-20079・CVSS 10.0)と Citrix NetScaler(CVE-2026-19490・CVSS 9.3)も KEV 入りしている。**境界に置く3社の装置が同時に名指しされた形である。**どれか1つを直して安心する状況ではない。**自組織の境界に何が並んでいるかを、この機会に棚卸ししたほうがよい。

自分の環境が CVE-2025-25249 の影響を受けるか確認するには?

Fortinet Fortinet FortiOS(FortiGate ファイアウォールの OS)および FortiSwitchManager。CISA KEV は FortiSASE も対象に挙げている。 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://fortiguard.fortinet.com/psirt/FG-IR-25-084)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-25249 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/09/12 です。早急な対応が推奨されます。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/09/10)。

ベンダー公式・PSIRT アドバイザリ
CISA KEV(悪用確認・対応期限・ランサム利用の出典)
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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