情報取得日: 2025/09/29/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです
| CVE ID | CVE-2025-20352 |
|---|---|
| 製品 | Cisco / Cisco IOS / IOS XE Software |
| CVSS | 7.7(High) CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H |
| 種別 (CWE) | CWE-121 スタックベースのバッファオーバーフロー |
| 登録/公開日 | 2025/09/29 |
| KEV 期限 | 2025/10/20 まで(米国連邦機関向け目安) |
| 推奨対応 | ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。 |
| 出典 | https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-20352 |
Cisco IOS ソフトウェアと IOS XE ソフトウェアの SNMP サブシステムにスタックオーバーフローがあり、細工した SNMP パケットを IPv4 または IPv6 経由で送ることで悪用される。影響は攻撃者の権限で二段に分かれる。SNMPv2c 以前の読み取り専用コミュニティ文字列または有効な SNMPv3 ユーザー資格情報を持つ低権限の攻撃者は、機器を再起動させてサービス停止を起こせる。IOS XE では、読み取り専用コミュニティ文字列または SNMPv3 資格情報に加えて管理者権限(privilege 15)の資格情報も持つ高権限の攻撃者が、root として任意コードを実行し機器を完全に掌握できる。Cisco は「この脆弱性は SNMP の全バージョンに影響する」と明記しており、SNMPv3 に移行済みだから安全という判断は成り立たない。NVD の CPE には IOS XE、IOS XE SD-WAN を含む多数の版が列挙されている(1096 件)。CVSS は Cisco(CNA)による CVSS 3.1 の 7.7 High(AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。このベクタは可用性のみを見た評価で、root コード実行の側面は反映されていない点に注意が要る。CISA KEV には 2025-09-29 に収載され、是正期限は 2025-10-20。ランサムウェア利用は Unknown。NVD の vulnStatus は Analyzed。
各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。
| 環境 | 対応状況 | 対応方法・備考 |
|---|---|---|
| AWS (ECS/EC2) | 情報確認中 |
クラウド上で IOS XE 系の仮想ルータを動かしている場合、その版が対象かどうかをアドバイザリの対象製品と Fixed Software 節で確認する(公式で要確認)
参照情報の CPE 一覧は膨大で、ここではクラウド向け仮想ルータの該当版を特定できない。AWS 自身の告知も無い。オンプレのルータやスイッチが主な対象なので、まずは物理機器側の棚卸しを優先し、クラウド側は仮想ルータの有無から確認する。
参照リンク
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| GCP | 情報確認中 |
GCP 上に IOS XE 系の仮想ルータがある場合、対象版かをアドバイザリで確認する(公式で要確認)
GCP 側の告知は無い。該当が確認できた場合の対応はベンダー提供イメージでの更新となる。SNMP の待ち受けを監視サーバのみに絞るのが更新までの緩和。
参照リンク
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| Azure | 情報確認中 |
Azure 上に IOS XE 系の仮想ルータがある場合、対象版かをアドバイザリで確認する(公式で要確認)
Azure 側の告知は無い。ハイブリッド接続用に仮想アプライアンスを置いている環境では、資産一覧から漏れやすいので構成図から拾い直す。
参照リンク
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| Linux | 対象外 |
対象外(ルータとスイッチのソフトウェアの問題で、Linux の net-snmp などのパッケージ更新とは無関係)
Linux 側で関係するのは監視サーバの運用面で、機器へ設定したコミュニティ文字列や SNMPv3 資格情報を再発行し、監視サーバから機器への SNMP を管理セグメント内に閉じること。
参照リンク
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判定は show version でプラットフォームと版を取り、Cisco のアドバイザリ cisco-sa-snmp-x4LPhte の Fixed Software 節で自分の機種とトレインに対応する修正版を引く。影響版が機種ごとに広く分かれており、ここでは修正版の版番号を特定できないため、機種別の対応表はアドバイザリで確認する必要がある。次に SNMP の構成を show running-config | include snmp-server で確認し、コミュニティ文字列や SNMPv3 ユーザーが設定されたままの機器を洗う。見落としやすいのは、監視から外したのに snmp-server の設定だけ残っている機器、読み取り専用コミュニティが public などの既定値のままの機器、SNMP を管理用 VRF ではなくグローバルで待ち受けている機器である。SD-WAN 構成の IOS XE も CPE に含まれる。すぐ更新できない場合の緩和は SNMP の到達と資格情報の管理に絞られる。SNMP が不要な機器では snmp-server の設定を削除し、必要な機器では ACL で監視サーバの送信元アドレスだけに限定し、管理系を専用のセグメントや VRF に閉じ込める。コミュニティ文字列と SNMPv3 のパスワードは、漏えいしている前提で再発行する。低権限側の攻撃には読み取り専用のコミュニティ文字列で十分成立するため、書き込み権限を与えていないことは防御にならない。IOS XE で root 実行まで至る条件は privilege 15 の資格情報の保有であり、管理者アカウントの棚卸しと多要素化された踏み台経由への限定も併せて行う。KEV 収載済みの実悪用案件なので、更新後に機器の設定差分、想定外の再起動履歴、不明なアカウントやイメージの確認まで行う。完了条件は、全機がアドバイザリの修正版以上であること、SNMP の資格情報を再発行し到達を絞ったこと、痕跡調査の結果が残っていることの3点。是正期限 2025-10-20 は既に過ぎており、未更新機が残るなら期限超過として扱う。
High(CVSS 7.7)に分類されるCisco Cisco IOS / IOS XE Softwareの脆弱性です。Cisco IOS ソフトウェアと IOS XE ソフトウェアの SNMP サブシステムにスタックオーバーフローがあり、細工した SNMP パケットを IPv4 または IPv6 経由で送ることで悪用される。影響は攻撃者の権限で二段に分かれる。SNMPv2c 以前の読み取り専用コミュニティ文字列または有効な SNMPv3 ユーザー資格情報を持つ低権限の攻撃者は、機器を再起動させてサービス停止を起こせる。IOS XE では、読み取り専用コミュニティ文字列または SNMPv3 資格情報に加えて管理者権限(privilege 15)の資格情報も持つ高権限の攻撃者が、root として任意コードを実行し機器を完全に掌握できる。Cisco は「この脆弱性は SNMP の全バージョンに影響する」と明記しており、SNMPv3 に移行済みだから安全という判断は成り立たない。NVD の CPE には IOS XE、IOS XE SD-WAN を含む多数の版が列挙されている(1096 件)。CVSS は Cisco(CNA)による CVSS 3.1 の 7.7 High(AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。このベクタは可用性のみを見た評価で、root コード実行の側面は反映されていない点に注意が要る。CISA KEV には 2025-09-29 に収載され、是正期限は 2025-10-20。ランサムウェア利用は Unknown。NVD の vulnStatus は Analyzed。
判定は show version でプラットフォームと版を取り、Cisco のアドバイザリ cisco-sa-snmp-x4LPhte の Fixed Software 節で自分の機種とトレインに対応する修正版を引く。影響版が機種ごとに広く分かれており、ここでは修正版の版番号を特定できないため、機種別の対応表はアドバイザリで確認する必要がある。次に SNMP の構成を show running-config | include snmp-server で確認し、コミュニティ文字列や SNMPv3 ユーザーが設定されたままの機器を洗う。見落としやすいのは、監視から外したのに snmp-server の設定だけ残っている機器、読み取り専用コミュニティが public などの既定値のままの機器、SNMP を管理用 VRF ではなくグローバルで待ち受けている機器である。SD-WAN 構成の IOS XE も CPE に含まれる。すぐ更新できない場合の緩和は SNMP の到達と資格情報の管理に絞られる。SNMP が不要な機器では snmp-server の設定を削除し、必要な機器では ACL で監視サーバの送信元アドレスだけに限定し、管理系を専用のセグメントや VRF に閉じ込める。コミュニティ文字列と SNMPv3 のパスワードは、漏えいしている前提で再発行する。低権限側の攻撃には読み取り専用のコミュニティ文字列で十分成立するため、書き込み権限を与えていないことは防御にならない。IOS XE で root 実行まで至る条件は privilege 15 の資格情報の保有であり、管理者アカウントの棚卸しと多要素化された踏み台経由への限定も併せて行う。KEV 収載済みの実悪用案件なので、更新後に機器の設定差分、想定外の再起動履歴、不明なアカウントやイメージの確認まで行う。完了条件は、全機がアドバイザリの修正版以上であること、SNMP の資格情報を再発行し到達を絞ったこと、痕跡調査の結果が残っていることの3点。是正期限 2025-10-20 は既に過ぎており、未更新機が残るなら期限超過として扱う。
Cisco Cisco IOS / IOS XE Software を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-20352)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。
はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/10/20 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。