脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
High CVSS 7.5 NEW KEV 悪用確認
CVE-2026-21589

Atlassian Data Center 8製品で未認証のファイル読み取り(KEV・Jira / Confluence / Bitbucket ほか)

情報取得日: 2026/10/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-21589
製品Atlassian / Atlassian Data Center(Jira Software / Jira Service Management / Confluence / Bitbucket / Bamboo / Crowd / Crucible / Fisheye)
CVSS7.5(High)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
種別 (CWE)CWE-552 外部から到達できるファイル・ディレクトリ
登録/公開日2026/10/15
KEV 期限2026/10/18 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、CISA の BOD 26-04(リスクに基づくセキュリティ更新の優先順位付け)および「Forensics Triage Requirements」に従うこと。緩和策が利用できない場合はクラウドサービス向けの BOD 26-04 指針に従うか、製品の使用を中止する。各資産のインターネット露出の評価は利用者側の責任である。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-21589

概要

**Atlassian の自社運用版(Data Center)8製品に、認証なしで Web アプリのルート配下のファイルを読まれる欠陥がある。** 対象は Jira Software・Jira Service Management・Confluence・Bitbucket・Bamboo・Crowd の各 Data Center と、Crucible・Fisheye。Atlassian のアドバイザリ(2026年10月5日公開)によれば、攻撃者はファイルの正確な名前とパスを知っている必要があり、ディレクトリの一覧は取れない。Atlassian Cloud は修正済みで、利用者側の対応は要らない。 **評価値は2つある。** Atlassian(CNA)の CVSS 4.0 は **9.3 Critical**(後続システムへの影響を高く見ている)、NVD 自身の CVSS 3.1 は **7.5 High**(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N・機密性のみ High)。 **悪用は確認済み。** 公開の翌日(10月6日)に watchTowr が技術解説を出し、Jira の `crowd.properties` から Crowd の認証情報を読めば Jira の管理者権限に至る道があると示した。VulnCheck は10月7日に Bamboo Data Center を狙う悪用を観測したとして自社の KEV に載せた。CISA は2026年10月15日に KEV へ収載し、是正期限を **2026年10月18日**(収載から3日)とした。ランサムウェアでの利用は「不明」。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 / ECS / EKS 上の Atlassian Data Center は、製品ごとの修正版(例: Jira 10.3.26 / 11.3.12、Confluence 9.2.26 / 10.2.19、Bitbucket 10.2.8 / 10.5.1)へ上げる。すぐ上げられなければ ALB / CloudFront の前段か AWS WAF で `..` を含む URL を遮断し、インターネットからの到達を止める。
AWS から本 CVE 個別の速報は確認できていない(2026-10-16 時点)。Atlassian Cloud は Atlassian が修正済み。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine / GKE 上の Atlassian Data Center は、製品ごとの修正版へ上げる。すぐ上げられなければ Cloud Armor か前段のプロキシで `..` を含む URL を遮断し、インターネットからの到達を止める。
GCP から本 CVE 個別の速報は確認できていない(2026-10-16 時点)。GCP 側の修正では直らない。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM / AKS 上の Atlassian Data Center は、製品ごとの修正版へ上げる。すぐ上げられなければ Application Gateway の WAF か前段のプロキシで `..` を含む URL を遮断し、インターネットからの到達を止める。
Azure から本 CVE 個別の速報は確認できていない(2026-10-16 時点)。Azure 側の修正では直らない。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
Linux 上で動かしている Atlassian Data Center も、Atlassian の配布物で修正版へ上げる(ディストリのパッケージではないので OS の更新では直らない)。一時的には Tomcat の RewriteValve(Bitbucket は urlrewrite.xml)で遮断ルールを入れる。
Ubuntu USN / Red Hat RHSA / Debian security tracker には載らない。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

**修正版に上げる。** Atlassian が示す修正版は製品ごとに次のとおり(いずれも「以降」)。 - **Jira Software Data Center**: 9.12.40 / 10.3.26 / 11.3.12 - **Jira Service Management Data Center**: 5.12.40 / 10.3.26 / 11.3.12 - **Confluence Data Center**: 9.2.26 / 10.2.19 - **Bitbucket Data Center**: 9.4.26 / 10.2.8 / 10.5.1 - **Bamboo Data Center**: 10.2.24 / 12.1.12 - **Crowd Data Center**: 6.3.7 / 7.0.3 / 7.1.7 / 7.2.4 - **Crucible / Fisheye**: 4.9.15 Atlassian は「上記以前の全ての版が影響を受け、サポート切れの版も影響を受け得る」としており、修正版の無い系列は修正のある LTS 以降へ移る。 **すぐ上げられない場合**、Atlassian はまずインターネットから切り離すことを勧め、そのうえで次の一時的な緩和策を示している(いずれも「限定的で、更新の代わりにはならない」)。(1)WAF やリバースプロキシで、`..` が `/`・`\`・`::` に隣接する URL(URL エンコード形を含む)を遮断する、(2)Bitbucket 以外は Tomcat の RewriteValve を `server.xml` に足し、配布されている `rewrite.config` を `WEB-INF` に置く、(3)Bitbucket は `urlrewrite.xml` の先頭に遮断ルールを足す(ミラーを含む全ノード)。いずれも適用後に再起動が要る。 **読まれた可能性を前提に動く。** 悪用では設定ファイルの認証情報が狙われている。更新後も、Crowd の連携パスワード、データベース接続情報、API トークンなど、Web ルート配下から読めた可能性のある秘密は入れ替える。 **完了条件**は、(1)全ての Data Center 製品が上記の修正版以上であること、(2)それまでの間に外部へ公開していた場合は、設定ファイル内の認証情報を入れ替えたこと、の2点である。

よくある質問(CVE-2026-21589)

CVE-2026-21589(Atlassian Data Center)の影響は?

High(CVSS 7.5)に分類されるAtlassian Atlassian Data Center(Jira Software / Jira Service Management / Confluence / Bitbucket / Bamboo / Crowd / Crucible / Fisheye)の脆弱性です。**Atlassian の自社運用版(Data Center)8製品に、認証なしで Web アプリのルート配下のファイルを読まれる欠陥がある。** 対象は Jira Software・Jira Service Management・Confluence・Bitbucket・Bamboo・Crowd の各 Data Center と、Crucible・Fisheye。Atlassian のアドバイザリ(2026年10月5日公開)によれば、攻撃者はファイルの正確な名前とパスを知っている必要があり、ディレクトリの一覧は取れない。Atlassian Cloud は修正済みで、利用者側の対応は要らない。 **評価値は2つある。** Atlassian(CNA)の CVSS 4.0 は **9.3 Critical**(後続システムへの影響を高く見ている)、NVD 自身の CVSS 3.1 は **7.5 High**(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N・機密性のみ High)。 **悪用は確認済み。** 公開の翌日(10月6日)に watchTowr が技術解説を出し、Jira の `crowd.properties` から Crowd の認証情報を読めば Jira の管理者権限に至る道があると示した。VulnCheck は10月7日に Bamboo Data Center を狙う悪用を観測したとして自社の KEV に載せた。CISA は2026年10月15日に KEV へ収載し、是正期限を **2026年10月18日**(収載から3日)とした。ランサムウェアでの利用は「不明」。

CVE-2026-21589 の対応方法・回避策は?

**修正版に上げる。** Atlassian が示す修正版は製品ごとに次のとおり(いずれも「以降」)。 - **Jira Software Data Center**: 9.12.40 / 10.3.26 / 11.3.12 - **Jira Service Management Data Center**: 5.12.40 / 10.3.26 / 11.3.12 - **Confluence Data Center**: 9.2.26 / 10.2.19 - **Bitbucket Data Center**: 9.4.26 / 10.2.8 / 10.5.1 - **Bamboo Data Center**: 10.2.24 / 12.1.12 - **Crowd Data Center**: 6.3.7 / 7.0.3 / 7.1.7 / 7.2.4 - **Crucible / Fisheye**: 4.9.15 Atlassian は「上記以前の全ての版が影響を受け、サポート切れの版も影響を受け得る」としており、修正版の無い系列は修正のある LTS 以降へ移る。 **すぐ上げられない場合**、Atlassian はまずインターネットから切り離すことを勧め、そのうえで次の一時的な緩和策を示している(いずれも「限定的で、更新の代わりにはならない」)。(1)WAF やリバースプロキシで、`..` が `/`・`\`・`::` に隣接する URL(URL エンコード形を含む)を遮断する、(2)Bitbucket 以外は Tomcat の RewriteValve を `server.xml` に足し、配布されている `rewrite.config` を `WEB-INF` に置く、(3)Bitbucket は `urlrewrite.xml` の先頭に遮断ルールを足す(ミラーを含む全ノード)。いずれも適用後に再起動が要る。 **読まれた可能性を前提に動く。** 悪用では設定ファイルの認証情報が狙われている。更新後も、Crowd の連携パスワード、データベース接続情報、API トークンなど、Web ルート配下から読めた可能性のある秘密は入れ替える。 **完了条件**は、(1)全ての Data Center 製品が上記の修正版以上であること、(2)それまでの間に外部へ公開していた場合は、設定ファイル内の認証情報を入れ替えたこと、の2点である。

自分の環境が CVE-2026-21589 の影響を受けるか確認するには?

Atlassian Atlassian Data Center(Jira Software / Jira Service Management / Confluence / Bitbucket / Bamboo / Crowd / Crucible / Fisheye) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-21589)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-21589 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/10/18 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、CISA の BOD 26-04(リスクに基づくセキュリティ更新の優先順位付け)および「Forensics Triage Requirements」に従うこと。緩和策が利用できない場合はクラウドサービス向けの BOD 26-04 指針に従うか、製品の使用を中止する。各資産のインターネット露出の評価は利用者側の責任である。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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