脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.8 NEW
CVE-2026-12481

Keras の Lambda レイヤー逆シリアライズで安全モードが無効化され任意コード実行

情報取得日: 2026/07/28/最終確認: 2026/08/01・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-12481
製品keras-team / Keras 3.14.0
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-502(信頼できないデータの逆シリアライズ)
登録/公開日2026/07/28
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-12481

概要

機械学習フレームワーク Keras 3.14.0 の Lambda レイヤー逆シリアライズ処理に、安全モード(safe_mode)ガードが働かない欠陥がある。内部の _raise_for_lambda_deserialization() は safe_mode が None のとき「明示的に無効化された状態」と「既定の未設定」を区別できず、SafeModeScope の外から from_config() を呼ぶ既定経路でガードが素通りする。この結果、攻撃者が仕込んだ marshal バイトコードが逆シリアライズされ、OS レベルの任意コード実行に至る。影響を受ける呼び出しは keras.layers.deserialize(config)、keras.models.clone_model(model)、および SafeModeScope(True) で囲まれていない Lambda.from_config(config)。NVD の CVSS 3.1 基本値は 9.8(AV:N/PR:N/UI:N)で Critical、採番元 huntr.dev は UI:R を含む CVSS 3.0 で 8.8 と評価している。攻撃の実体は「信頼できないモデルファイル(.keras / HDF5 等)を読み込ませる」ことで成立するため、外部から受け取ったモデルを推論・再学習に使うパイプラインが主な露出面になる。本稿執筆時点で修正版はまだ公開されておらず、対処は回避策が中心となる。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: 回避策のみ 参照先も共通です(一次情報)。 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) 回避策のみ
SageMaker / 自己管理の EC2 いずれも、外部由来モデルの読み込みを SafeModeScope(True) で囲み、Lambda レイヤーを含む untrusted モデルを読み込まない。モデルアーティファクトの取得元を自組織の S3 / モデルレジストリに限定し、外部から受領した .keras/HDF5 を安全モード外で復元しない。修正版公開後に keras を更新する。
現時点で修正版が未公開のため vendor-fix ではなく回避策で対応する。
参照リンク
GCP 回避策のみ
Vertex AI / GKE 上の推論・学習コンテナで keras 3.14.0 を使う場合、上記と同様に SafeModeScope(True) を徹底し、untrusted モデルの逆シリアライズを避ける。モデルの供給元を Artifact Registry / 社内バケットに限定する。修正版公開後に更新する。
モデル入手経路の信頼境界を絞ることが要点。
参照リンク
Azure 回避策のみ
Azure ML の学習・推論環境で keras 3.14.0 を使う場合も同様に、外部モデルの読み込みを安全モードで固定し、Lambda レイヤーを含む untrusted モデルを扱わない。修正版公開後に更新する。
マネージド ML でも読み込むモデルの信頼性は利用者責任。
参照リンク
Linux 回避策のみ
pip / conda で導入した keras 3.14.0 が対象。アプリ側で load_model(..., safe_mode=True) を明示し、Lambda レイヤーを含む信頼できないモデルを復元しない。CI/CD やノートブックで外部モデルを自動取得している箇所を洗い出し、供給元を限定する。修正版公開後に更新する。
python -c "import keras; print(keras.__version__)" で 3.14.0 を確認。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

まず稼働中の Keras のバージョンを確認する(python -c "import keras; print(keras.__version__)")。3.14.0 が対象。本 CVE には修正版がまだ出ていないため、当面は「信頼できないモデルファイルを安全モード外で読み込まない」ことで塞ぐ。 具体的には、外部・第三者由来のモデルを読み込む処理を SafeModeScope(True) で囲む、Lambda レイヤーを含むモデルの読み込みを禁止する、モデルの入手元を信頼できる社内レジストリに限定する、の3点で露出を断つ。keras.models.load_model(..., safe_mode=True) を明示し、safe_mode=None/False のまま untrusted モデルを扱わない。修正版がリリースされ次第、速やかに更新する(keras の GitHub Releases / PyPI を監視)。

よくある質問(CVE-2026-12481)

CVE-2026-12481(Keras 3.14.0)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるkeras-team Keras 3.14.0の脆弱性です。機械学習フレームワーク Keras 3.14.0 の Lambda レイヤー逆シリアライズ処理に、安全モード(safe_mode)ガードが働かない欠陥がある。内部の _raise_for_lambda_deserialization() は safe_mode が None のとき「明示的に無効化された状態」と「既定の未設定」を区別できず、SafeModeScope の外から from_config() を呼ぶ既定経路でガードが素通りする。この結果、攻撃者が仕込んだ marshal バイトコードが逆シリアライズされ、OS レベルの任意コード実行に至る。影響を受ける呼び出しは keras.layers.deserialize(config)、keras.models.clone_model(model)、および SafeModeScope(True) で囲まれていない Lambda.from_config(config)。NVD の CVSS 3.1 基本値は 9.8(AV:N/PR:N/UI:N)で Critical、採番元 huntr.dev は UI:R を含む CVSS 3.0 で 8.8 と評価している。攻撃の実体は「信頼できないモデルファイル(.keras / HDF5 等)を読み込ませる」ことで成立するため、外部から受け取ったモデルを推論・再学習に使うパイプラインが主な露出面になる。本稿執筆時点で修正版はまだ公開されておらず、対処は回避策が中心となる。

CVE-2026-12481 の対応方法・回避策は?

まず稼働中の Keras のバージョンを確認する(python -c "import keras; print(keras.__version__)")。3.14.0 が対象。本 CVE には修正版がまだ出ていないため、当面は「信頼できないモデルファイルを安全モード外で読み込まない」ことで塞ぐ。 具体的には、外部・第三者由来のモデルを読み込む処理を SafeModeScope(True) で囲む、Lambda レイヤーを含むモデルの読み込みを禁止する、モデルの入手元を信頼できる社内レジストリに限定する、の3点で露出を断つ。keras.models.load_model(..., safe_mode=True) を明示し、safe_mode=None/False のまま untrusted モデルを扱わない。修正版がリリースされ次第、速やかに更新する(keras の GitHub Releases / PyPI を監視)。

自分の環境が CVE-2026-12481 の影響を受けるか確認するには?

keras-team Keras 3.14.0 を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-12481)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/01)。

NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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