脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
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Critical CVSS 9.9 NEW
CVE-2026-115384

Wasmtime の非同期コールバックでスタックバッファオーバーフロー(サンドボックス脱出の恐れ・CVSS 9.9)

情報取得日: 2026/10/22・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-115384
製品Bytecode Alliance / Wasmtime(39.0.0 以上 48.0.4 未満 / 49.0.0 以上 49.0.2 未満)
CVSS9.9(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-20 不適切な入力確認(スタックバッファオーバーフロー)
登録/公開日2026/10/22
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-115384

概要

**WebAssembly の実行環境 Wasmtime に、悪意あるゲスト(Wasm コンポーネント)がホストのネイティブスタックへ約16KB を書き込める欠陥がある。** 開発元の GitHub アドバイザリ GHSA-32h6-97mm-8q3c(2026年10月2日公開)と NVD によれば、component-model の非同期機能で、コールバック関数の戻り値の型が検証されないことが原因。型を偽ったコンポーネントを読み込ませると戻りアドレスが上書きされ、ホストのクラッシュや**サンドボックスからの脱出**につながりうる。開発元はサンドボックス脱出の可能性があるものとして扱うよう求めている。 **対象**は Wasmtime 39.0.0 以上 48.0.4 未満と、49.0.0 以上 49.0.2 未満。影響するのは component-model-async 機能を使う場合である。 **評価値。** NVD に登録された VulnCheck の採点は CVSS 3.1 で **9.9 Critical**(PR:L/S:C)、CVSS 4.0 で 9.4。開発元のアドバイザリは CVSS 4.0 で 9.3 としている。CISA KEV には収載されておらず、悪用の報告は確認できていない。NVD の分析は Deferred(保留)。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 / ECS / Lambda などで動かす自作サービスが Wasmtime を組み込んでいれば、48.0.4 / 49.0.2 以上へ依存を上げて再ビルド・再デプロイする。
AWS から本 CVE 個別の速報は確認できていない(2026-10-24 時点)。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine / GKE / Cloud Run 上の Wasmtime 組み込みサービスを修正版へ上げて再デプロイする。
GCP から本 CVE 個別の速報は確認できていない(2026-10-24 時点)。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM / AKS / Container Apps 上の Wasmtime 組み込みサービスを修正版へ上げて再デプロイする。
Azure から本 CVE 個別の速報は確認できていない(2026-10-24 時点)。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
上流の Wasmtime 48.0.4 / 49.0.2 以上を使う。Cargo で組み込んでいる場合は依存を上げて再ビルドする。
Debian の rust-wasmtime は trixie が 26 系、forky / sid が 36 系で、影響する 39 以降ではないため対象外とされている(Debian security tracker)。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

**Wasmtime を 48.0.4 以上(48 系)または 49.0.2 以上(49 系)へ上げる。** 開発元はこの2版で修正したとしている。Wasmtime をライブラリとして組み込んだ自作サービスでは、Cargo の依存を上げて再ビルドする。 **すぐ上げられない場合の回避策(開発元記載)。** - `component-model-async` 機能を無効にする(非同期機能を使うコンポーネントは読み込みで拒否される) - Wasmtime へ渡す前に、修正済みの `wasmparser`(1.260.0 以降)でコンポーネントを検証し、不正なものを弾く **優先度の考え方。** 第三者が作った Wasm コンポーネントを読み込んで実行するサービス(プラグイン基盤、サーバーレス実行環境など)が最も影響を受ける。自社で作ったコンポーネントしか動かさない構成でも、修正版へ上げておく。 **完了条件**は、全ての Wasmtime 組み込み先が修正版以上か、component-model-async が無効であること。

よくある質問(CVE-2026-115384)

CVE-2026-115384(Wasmtime)の影響は?

Critical(CVSS 9.9)に分類されるBytecode Alliance Wasmtime(39.0.0 以上 48.0.4 未満 / 49.0.0 以上 49.0.2 未満)の脆弱性です。**WebAssembly の実行環境 Wasmtime に、悪意あるゲスト(Wasm コンポーネント)がホストのネイティブスタックへ約16KB を書き込める欠陥がある。** 開発元の GitHub アドバイザリ GHSA-32h6-97mm-8q3c(2026年10月2日公開)と NVD によれば、component-model の非同期機能で、コールバック関数の戻り値の型が検証されないことが原因。型を偽ったコンポーネントを読み込ませると戻りアドレスが上書きされ、ホストのクラッシュや**サンドボックスからの脱出**につながりうる。開発元はサンドボックス脱出の可能性があるものとして扱うよう求めている。 **対象**は Wasmtime 39.0.0 以上 48.0.4 未満と、49.0.0 以上 49.0.2 未満。影響するのは component-model-async 機能を使う場合である。 **評価値。** NVD に登録された VulnCheck の採点は CVSS 3.1 で **9.9 Critical**(PR:L/S:C)、CVSS 4.0 で 9.4。開発元のアドバイザリは CVSS 4.0 で 9.3 としている。CISA KEV には収載されておらず、悪用の報告は確認できていない。NVD の分析は Deferred(保留)。

CVE-2026-115384 の対応方法・回避策は?

**Wasmtime を 48.0.4 以上(48 系)または 49.0.2 以上(49 系)へ上げる。** 開発元はこの2版で修正したとしている。Wasmtime をライブラリとして組み込んだ自作サービスでは、Cargo の依存を上げて再ビルドする。 **すぐ上げられない場合の回避策(開発元記載)。** - `component-model-async` 機能を無効にする(非同期機能を使うコンポーネントは読み込みで拒否される) - Wasmtime へ渡す前に、修正済みの `wasmparser`(1.260.0 以降)でコンポーネントを検証し、不正なものを弾く **優先度の考え方。** 第三者が作った Wasm コンポーネントを読み込んで実行するサービス(プラグイン基盤、サーバーレス実行環境など)が最も影響を受ける。自社で作ったコンポーネントしか動かさない構成でも、修正版へ上げておく。 **完了条件**は、全ての Wasmtime 組み込み先が修正版以上か、component-model-async が無効であること。

自分の環境が CVE-2026-115384 の影響を受けるか確認するには?

Bytecode Alliance Wasmtime(39.0.0 以上 48.0.4 未満 / 49.0.0 以上 49.0.2 未満) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-115384)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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