脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 NEW KEV 悪用確認
CVE-2026-102489

Zammad 6.3〜6.5.4 のセッション固定で未認証RCE(KEV・是正期限 2026-10-05)

情報取得日: 2026/10/02・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2026-102489
製品Zammad GmbH / Zammad 6.3.0〜6.5.4(7.0.0〜7.1.3 にもコードは残るが実行環境の条件で悪用不可)
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-384 セッション固定
登録/公開日2026/10/02
KEV 期限2026/10/05 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、CISA の BOD 26-04(リスクに基づくセキュリティ更新の優先順位付け)および「Forensics Triage Requirements」に従うこと。クラウドサービスについては該当する BOD 26-04 のガイダンスに従い、緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。各資産のインターネット露出を評価し、BOD 26-04 のパッチ適用ガイドラインを順守する責任は利用者側にある。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-102489

概要

オープンソースのヘルプデスク/チケット管理システム Zammad に、セッション固定(CWE-384)の欠陥があり、**認証されていない攻撃者がセッションを乗っ取り、zammad ユーザーの権限でリモートからコードを実行できる**。NVD の記述では対象は Zammad 6.3.0〜6.5.4 で、7.0.0〜7.1.3 にも同じ欠陥はあるが「実行環境の条件により悪用できない」とされている。Zammad もコミュニティでの公式声明(2026年10月1日)で、悪用できるのは 6.5 以前に限られるとしている。 **すでに悪用されている。** 発見したオランダの DIVD(Dutch Institute for Vulnerability Disclosure)は、2026年9月21日に自組織の Zammad がこの欠陥で侵害されたことを調査の過程で突き止め、9月24日に Zammad へ報告、9月30日に公開した。攻撃では、同時に公開された権限昇格の欠陥 CVE-2026-102490 と組み合わせて root まで取られている。CISA は 2026年10月2日に両方を KEV へ収載し、**是正期限を 2026年10月5日**とした。KEV 上のランサムウェア利用は Unknown(不明)。 CVSS 3.1 は NVD の評価で 9.8 Critical(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H・vulnStatus は Analyzed)。DIVD は単体で CVSS 4.0 の 8.7、CVE-2026-102490 との連鎖シナリオで 9.4 としている。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 や ECS 上で自前運用している Zammad を 7.2.0 以上へ更新する(パッケージ版はパッケージ更新、Docker / docker compose 版はイメージを 7.2.0 以上へ差し替えて再作成)。
AWS 側の修正ではなくアプリケーションの更新が対処。更新までは セキュリティグループ / ALB で Zammad の到達元を絞る。CISA KEV 収載済み(是正期限 2026-10-05)。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine や GKE 上で自前運用している Zammad を 7.2.0 以上へ更新する。
GCP 側にパッチは無い。アプリケーションの更新が必要。6.3〜6.5.4 を公開していた場合は侵害の痕跡も点検する。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM や AKS 上で自前運用している Zammad を 7.2.0 以上へ更新する。
Azure 側の修正ではなくアプリケーションの更新が対処。更新までは NSG で到達元を絞る。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
Linux サーバに Zammad 公式パッケージ(DEB / RPM)や Docker で入れている Zammad を 7.2.0 以上へ更新する。
汎用ディストリのパッケージではなく Zammad 本体の更新が対処。悪用できるのは 6.3.0〜6.5.4(Zammad・NVD とも)。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

**Zammad 7.2.0 以上へ更新する。** Zammad は 7.2.0(現行の安定版・2026年9月23日タグ)にこの欠陥のハードニングを入れたとしており、DIVD も 7.2.0 以降を対象外としている。6.x 系で止まっている環境は、6.x 系の中での修正版は確認できていないので、7.2.0 への移行が対処になる。KEV の是正期限は **2026年10月5日** と短い。 **連鎖を前提に点検する。** この欠陥で zammad ユーザーとしてコードを実行された後、CVE-2026-102490 で root へ昇格する経路が実際に使われている。CVE-2026-102490 には 2026年10月3日時点で修正版が無いので、6.3〜6.5.4 をインターネットに公開していた環境は、**更新だけで終わらせず侵害の有無を確認する**。DIVD は事案ページで、この欠陥の痕跡をログから確認するスクリプトを公開している。痕跡があれば、ホストの再構築と、Zammad に保存していた認証情報・連携トークンの入れ替えを検討する。 **完了条件**は、(1)全ての Zammad が 7.2.0 以上であること、(2)6.3〜6.5.4 を公開していた期間について痕跡の点検を終えていること、の2点である。

よくある質問(CVE-2026-102489)

CVE-2026-102489(Zammad 6.3.0〜6.5.4)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるZammad GmbH Zammad 6.3.0〜6.5.4(7.0.0〜7.1.3 にもコードは残るが実行環境の条件で悪用不可)の脆弱性です。オープンソースのヘルプデスク/チケット管理システム Zammad に、セッション固定(CWE-384)の欠陥があり、**認証されていない攻撃者がセッションを乗っ取り、zammad ユーザーの権限でリモートからコードを実行できる**。NVD の記述では対象は Zammad 6.3.0〜6.5.4 で、7.0.0〜7.1.3 にも同じ欠陥はあるが「実行環境の条件により悪用できない」とされている。Zammad もコミュニティでの公式声明(2026年10月1日)で、悪用できるのは 6.5 以前に限られるとしている。 **すでに悪用されている。** 発見したオランダの DIVD(Dutch Institute for Vulnerability Disclosure)は、2026年9月21日に自組織の Zammad がこの欠陥で侵害されたことを調査の過程で突き止め、9月24日に Zammad へ報告、9月30日に公開した。攻撃では、同時に公開された権限昇格の欠陥 CVE-2026-102490 と組み合わせて root まで取られている。CISA は 2026年10月2日に両方を KEV へ収載し、**是正期限を 2026年10月5日**とした。KEV 上のランサムウェア利用は Unknown(不明)。 CVSS 3.1 は NVD の評価で 9.8 Critical(AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H・vulnStatus は Analyzed)。DIVD は単体で CVSS 4.0 の 8.7、CVE-2026-102490 との連鎖シナリオで 9.4 としている。

CVE-2026-102489 の対応方法・回避策は?

**Zammad 7.2.0 以上へ更新する。** Zammad は 7.2.0(現行の安定版・2026年9月23日タグ)にこの欠陥のハードニングを入れたとしており、DIVD も 7.2.0 以降を対象外としている。6.x 系で止まっている環境は、6.x 系の中での修正版は確認できていないので、7.2.0 への移行が対処になる。KEV の是正期限は **2026年10月5日** と短い。 **連鎖を前提に点検する。** この欠陥で zammad ユーザーとしてコードを実行された後、CVE-2026-102490 で root へ昇格する経路が実際に使われている。CVE-2026-102490 には 2026年10月3日時点で修正版が無いので、6.3〜6.5.4 をインターネットに公開していた環境は、**更新だけで終わらせず侵害の有無を確認する**。DIVD は事案ページで、この欠陥の痕跡をログから確認するスクリプトを公開している。痕跡があれば、ホストの再構築と、Zammad に保存していた認証情報・連携トークンの入れ替えを検討する。 **完了条件**は、(1)全ての Zammad が 7.2.0 以上であること、(2)6.3〜6.5.4 を公開していた期間について痕跡の点検を終えていること、の2点である。

自分の環境が CVE-2026-102489 の影響を受けるか確認するには?

Zammad GmbH Zammad 6.3.0〜6.5.4(7.0.0〜7.1.3 にもコードは残るが実行環境の条件で悪用不可) を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-102489)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2026-102489 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/10/05 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、CISA の BOD 26-04(リスクに基づくセキュリティ更新の優先順位付け)および「Forensics Triage Requirements」に従うこと。クラウドサービスについては該当する BOD 26-04 のガイダンスに従い、緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。各資産のインターネット露出を評価し、BOD 26-04 のパッチ適用ガイドラインを順守する責任は利用者側にある。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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