脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 KEV 悪用確認
CVE-2025-54068

Laravel Livewire v3 で認証不要のコード実行(悪用確認済み)

情報取得日: 2026/03/20/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-54068
製品Laravel / Livewire
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-94 コードインジェクション
CVE 公開日2025/07/17(NVD)
CISA KEV 収載日2026/03/20
2025年に公開された脆弱性です。新着として扱う前に公開年を確認してください。
KEV 期限2026/04/03 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-54068

概要

Laravel 用のフルスタックフレームワーク Livewire の v3 系に、未認証の攻撃者が特定の条件下でリモートからコマンドを実行できる欠陥がある。原因はコンポーネントのプロパティ更新をハイドレートする処理にあり、アドバイザリはコンポーネントがマウントされ特定の設定になっている必要はあるが、認証も利用者操作も不要だと述べている。影響は v3 の 3.6.3 以下(CPE では 3.0.0 以上 3.6.4 未満)で、v3 固有の問題であり、それ以前のメジャーバージョンは影響を受けない。修正版は 3.6.4 で、既知の回避策は無いとアドバイザリに明記されている。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary)は CVSS 3.1 で 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の GitHub(Secondary)は CVSS 4.0 で 9.2 Critical(AV:N/AC:H/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H)としている。差は攻撃の複雑度を低いと見るか高いと見るかである。CISA KEV には 2026-03-20 に収載され、是正期限は 2026-04-03。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 / ECS / EKS 上の Laravel アプリで livewire/livewire を 3.6.4 以降へ更新する
AWS 側の欠陥ではなく利用者が動かすアプリの依存パッケージの問題。ECS/EKS ではイメージの再ビルドとタスク定義やマニフェストの更新までやらないと古い版が残る。CodeBuild のキャッシュが古い vendor を再利用しないかも確認する。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine / GKE / Cloud Run 上のアプリで livewire/livewire を 3.6.4 以降へ更新する
Cloud Run はリビジョンを差し替えるまで古いイメージが動き続ける。Cloud Build のビルドキャッシュを無効化して composer install をやり直すと取り違えが起きにくい。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure VM / AKS / App Service 上のアプリで livewire/livewire を 3.6.4 以降へ更新する
App Service へのデプロイでは、リポジトリの更新と稼働中のアーティファクトが食い違いやすい。デプロイ後に実際の vendor 配下の版を確認する。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
composer update livewire/livewire で 3.6.4 以降へ上げる
OS のパッケージ更新では直らない composer 管理の依存。参照には本 CVE を含む攻撃者のツールと痕跡をまとめた第三者アドバイザリが登録されているので、痕跡確認の観点はそちらを参照する。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定は composer show livewire/livewire、または composer.lock 内の livewire/livewire の版を見る。3.6.4 未満なら該当、3.6.4 以降なら非該当で、v2 以前を使っているアプリは対象外である。見落としやすいのは、自分では Livewire を入れていないつもりのアプリで、管理パネル系やフォーム系のパッケージの依存として composer.lock に入っていることがあるため、直接依存だけでなくロックファイル全体を検索する必要がある。台数が多い環境では、composer.lock を集めて livewire/livewire の版を機械的に抜き出すのが早い。コンテナ運用では vendor をイメージに焼き込んでいることが多く、リポジトリを直してもイメージを再ビルドしなければ古い版が残る点にも注意する。アドバイザリが既知の回避策は無いと言っているため、緩和策は設定変更ではなく到達性を消す方向しかない。更新が間に合わない期間は、該当アプリを外部公開から外す、WAF や IP 制限で未認証リクエストを止める、といった形で経路を閉じる。KEV 是正期限 2026-04-03 は既に過ぎているので、未更新のアプリが残っていれば期限超過として扱う。完了条件は、すべての環境で livewire/livewire が 3.6.4 以上になっていることの確認に加え、悪用が確認されている脆弱性であるため、web ルート配下に置かれた不審なファイル、storage やキューへの見慣れない書き込み、外部への通信の痕跡を点検し、アプリの各種資格情報を再発行することである。

よくある質問(CVE-2025-54068)

CVE-2025-54068(Livewire)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるLaravel Livewireの脆弱性です。Laravel 用のフルスタックフレームワーク Livewire の v3 系に、未認証の攻撃者が特定の条件下でリモートからコマンドを実行できる欠陥がある。原因はコンポーネントのプロパティ更新をハイドレートする処理にあり、アドバイザリはコンポーネントがマウントされ特定の設定になっている必要はあるが、認証も利用者操作も不要だと述べている。影響は v3 の 3.6.3 以下(CPE では 3.0.0 以上 3.6.4 未満)で、v3 固有の問題であり、それ以前のメジャーバージョンは影響を受けない。修正版は 3.6.4 で、既知の回避策は無いとアドバイザリに明記されている。CVSS は評価元で割れており、NVD(Primary)は CVSS 3.1 で 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)、CNA の GitHub(Secondary)は CVSS 4.0 で 9.2 Critical(AV:N/AC:H/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H)としている。差は攻撃の複雑度を低いと見るか高いと見るかである。CISA KEV には 2026-03-20 に収載され、是正期限は 2026-04-03。ランサムウェア利用は Unknown(不明)。NVD の vulnStatus は Analyzed。

CVE-2025-54068 の対応方法・回避策は?

判定は composer show livewire/livewire、または composer.lock 内の livewire/livewire の版を見る。3.6.4 未満なら該当、3.6.4 以降なら非該当で、v2 以前を使っているアプリは対象外である。見落としやすいのは、自分では Livewire を入れていないつもりのアプリで、管理パネル系やフォーム系のパッケージの依存として composer.lock に入っていることがあるため、直接依存だけでなくロックファイル全体を検索する必要がある。台数が多い環境では、composer.lock を集めて livewire/livewire の版を機械的に抜き出すのが早い。コンテナ運用では vendor をイメージに焼き込んでいることが多く、リポジトリを直してもイメージを再ビルドしなければ古い版が残る点にも注意する。アドバイザリが既知の回避策は無いと言っているため、緩和策は設定変更ではなく到達性を消す方向しかない。更新が間に合わない期間は、該当アプリを外部公開から外す、WAF や IP 制限で未認証リクエストを止める、といった形で経路を閉じる。KEV 是正期限 2026-04-03 は既に過ぎているので、未更新のアプリが残っていれば期限超過として扱う。完了条件は、すべての環境で livewire/livewire が 3.6.4 以上になっていることの確認に加え、悪用が確認されている脆弱性であるため、web ルート配下に置かれた不審なファイル、storage やキューへの見慣れない書き込み、外部への通信の痕跡を点検し、アプリの各種資格情報を再発行することである。

自分の環境が CVE-2025-54068 の影響を受けるか確認するには?

Laravel Livewire を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-54068)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-54068 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2026/04/03 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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