脆弱性対応ウォッチ重大・クリティカル脆弱性のクラウド別対応まとめ
最新更新履歴CriticalHigh回避策のみパッチありAWSGCPAzureLinux
Critical CVSS 9.8 KEV 悪用確認
CVE-2025-2747

Kentico Xperience の認証回避(同期の None 設定)

情報取得日: 2025/10/20/最終確認: 2026/08/15・本ページは公開情報の非公式まとめです

CVE IDCVE-2025-2747
製品Kentico / Xperience CMS
CVSS9.8(Critical)
CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
種別 (CWE)CWE-288 代替パスやチャネルを使った認証の回避
登録/公開日2025/10/20
KEV 期限2025/11/10 まで(米国連邦機関向け目安)
推奨対応ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。
出典https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-2747

概要

Kentico Xperience の Staging Sync Server に、もう一つ別の認証回避の欠陥がある。NVD の記述によれば、サーバ側で定義されるパスワード種別 None のときのパスワード処理に不備があり、認証を回避して管理用オブジェクトを操作できる。CVE-2025-2746 が空の SHA1 ユーザー名を使うダイジェスト認証の経路だったのに対し、こちらはパスワード種別を None に設定した場合の経路で、同じ機能の別の入口である。影響範囲は Xperience 13.0.178 まで(CPE も 13.0.178 以下)で、13.0.172 までだった CVE-2025-2746 より広い。つまり 2746 を塞ぐホットフィックスを当てただけでは、こちらは残る可能性がある。CVSS は CNA の VulnCheck による 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。CISA KEV には CVE-2025-2746 と同じ 2025-10-20 に収載され、是正期限も同じ 2025-11-10、ランサムウェア利用は Unknown(不明)である。NVD の参照には watchTowr Labs の解析記事と検証コードが含まれ、認証回避を起点にコード実行まで連鎖させる流れが公開されている。NVD の vulnStatus は Analyzed、公開は 2025-03-24。

クラウド/OS 別の対応状況

各ベンダー公式アドバイザリで確認できた事実に基づき整理しています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記し、存在しないパッチ番号・バージョンは記載しません。

AWS / GCP / Azure / Linux いずれも対応区分は同じです: パッチあり(アプリ更新) 下の表は環境ごとの補足です。
環境対応状況対応方法・備考
AWS (ECS/EC2) パッチあり(アプリ更新)
EC2 / ECS 上の Xperience 13 に 13.0.178 より後のホットフィックスを適用し、ステージング同期のパスワード種別が None になっていないか確認する
AWS のサービス側の欠陥ではない。WAF でステージング同期のエンドポイントを外部から落とす。Auto Scaling で起動する AMI やコンテナイメージ側を更新しないと、スケールアウト時に古いビルドが復活する。
参照リンク
GCP パッチあり(アプリ更新)
Compute Engine / Cloud Run 上の Xperience 13 に 13.0.178 より後のホットフィックスを適用する
Cloud Armor で当該エンドポイントを遮断し、社内の固定 IP のみ許可する。イメージのビルド元も更新して、デプロイのたびに旧版へ戻らないようにする。
参照リンク
Azure パッチあり(アプリ更新)
Azure App Service / VM 上の Xperience 13 に 13.0.178 より後のホットフィックスを適用する
App Service のステージングスロットは、まさにこの機能を使う対象になりやすい。スロットごとに版と同期設定を確認する。接続文字列は Key Vault 側で更新して再発行する。
参照リンク
Linux パッチあり(アプリ更新)
ディストリのパッケージ更新の対象外。アプリケーションとして 13.0.178 より後のホットフィックスを適用する
前段の nginx / Apache でステージング同期のパスへの外部アクセスを 403 で落とす設定は緩和として有効だが、社内からの到達経路は残る。ホットフィックス適用までの一時措置として扱う。
参照リンク

解決の方向性(パッチ/回避策/代替)

判定はまず版で行い、13.0.178 以下なら該当する。ここで重要なのは、同時期の3件(CVE-2025-2746 は 13.0.172 まで、CVE-2025-2747 と CVE-2025-2749 は 13.0.178 まで)で影響範囲がずれていることで、いちばん広い 13.0.178 を基準に「13.0.178 より後のホットフィックス」まで上げないと取り残しが出る。適用可能なホットフィックスは Kentico の DevNet のホットフィックス一覧で確認する。加えて、この欠陥はステージング同期のパスワード種別が None のときの処理が関わるため、版の確認と同時に各インスタンスのステージング設定を開いて認証方式を確認する。意図せず None のまま残っている環境が実質的な穴になる。棚卸しの対象は、本番のほかステージング環境、キャンペーン用の別サイト、制作会社管理のインスタンス、公開されたままの休止サイトである。すぐに更新できない場合、緩和はステージング同期の経路を閉じることになる。同期を使っていない環境では機能を無効化し、パスワード種別が None なら少なくとも設定を変える、使っている環境では前段で当該エンドポイントを開発環境の固定 IP のみに限定する。ただし設定変更が別経路を塞ぐ保証は無いので、ホットフィックス適用まで進める。KEV 収載=実際に悪用されている以上、更新後も痕跡の確認が必要で、管理者アカウントの追加、コンテンツや設定の想定外の変更、アップロードされたファイル、スケジュールタスクの追加を見る。CMS が保持しているデータベース接続文字列、SMTP、外部連携の API キー、ステージング同期用のパスワードは再発行する。完了条件は、(1)全インスタンスが 13.0.178 より後のホットフィックス適用済み、(2)ステージング同期の設定と到達経路を確認済み、(3)痕跡調査と資格情報再発行を完了、の3点である。KEV 是正期限 2025-11-10 は今日(2026-08-17)から見て9か月以上前で、未対応なら期限を大幅に超過している。

よくある質問(CVE-2025-2747)

CVE-2025-2747(Xperience CMS)の影響は?

Critical(CVSS 9.8)に分類されるKentico Xperience CMSの脆弱性です。Kentico Xperience の Staging Sync Server に、もう一つ別の認証回避の欠陥がある。NVD の記述によれば、サーバ側で定義されるパスワード種別 None のときのパスワード処理に不備があり、認証を回避して管理用オブジェクトを操作できる。CVE-2025-2746 が空の SHA1 ユーザー名を使うダイジェスト認証の経路だったのに対し、こちらはパスワード種別を None に設定した場合の経路で、同じ機能の別の入口である。影響範囲は Xperience 13.0.178 まで(CPE も 13.0.178 以下)で、13.0.172 までだった CVE-2025-2746 より広い。つまり 2746 を塞ぐホットフィックスを当てただけでは、こちらは残る可能性がある。CVSS は CNA の VulnCheck による 9.8 Critical(CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)のみで、NVD 自身の Primary スコアは付与されていない。CISA KEV には CVE-2025-2746 と同じ 2025-10-20 に収載され、是正期限も同じ 2025-11-10、ランサムウェア利用は Unknown(不明)である。NVD の参照には watchTowr Labs の解析記事と検証コードが含まれ、認証回避を起点にコード実行まで連鎖させる流れが公開されている。NVD の vulnStatus は Analyzed、公開は 2025-03-24。

CVE-2025-2747 の対応方法・回避策は?

判定はまず版で行い、13.0.178 以下なら該当する。ここで重要なのは、同時期の3件(CVE-2025-2746 は 13.0.172 まで、CVE-2025-2747 と CVE-2025-2749 は 13.0.178 まで)で影響範囲がずれていることで、いちばん広い 13.0.178 を基準に「13.0.178 より後のホットフィックス」まで上げないと取り残しが出る。適用可能なホットフィックスは Kentico の DevNet のホットフィックス一覧で確認する。加えて、この欠陥はステージング同期のパスワード種別が None のときの処理が関わるため、版の確認と同時に各インスタンスのステージング設定を開いて認証方式を確認する。意図せず None のまま残っている環境が実質的な穴になる。棚卸しの対象は、本番のほかステージング環境、キャンペーン用の別サイト、制作会社管理のインスタンス、公開されたままの休止サイトである。すぐに更新できない場合、緩和はステージング同期の経路を閉じることになる。同期を使っていない環境では機能を無効化し、パスワード種別が None なら少なくとも設定を変える、使っている環境では前段で当該エンドポイントを開発環境の固定 IP のみに限定する。ただし設定変更が別経路を塞ぐ保証は無いので、ホットフィックス適用まで進める。KEV 収載=実際に悪用されている以上、更新後も痕跡の確認が必要で、管理者アカウントの追加、コンテンツや設定の想定外の変更、アップロードされたファイル、スケジュールタスクの追加を見る。CMS が保持しているデータベース接続文字列、SMTP、外部連携の API キー、ステージング同期用のパスワードは再発行する。完了条件は、(1)全インスタンスが 13.0.178 より後のホットフィックス適用済み、(2)ステージング同期の設定と到達経路を確認済み、(3)痕跡調査と資格情報再発行を完了、の3点である。KEV 是正期限 2025-11-10 は今日(2026-08-17)から見て9か月以上前で、未対応なら期限を大幅に超過している。

自分の環境が CVE-2025-2747 の影響を受けるか確認するには?

Kentico Xperience CMS を利用している場合、稼働バージョンが影響範囲に含まれるかを一次情報(https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-2747)で確認してください。AWS・GCP・Azure・Linux それぞれの対応状況は本ページの「クラウド/OS 別の対応状況」表にまとめています。確認できていない項目は「情報確認中」と明記しており、存在しないパッチ番号・バージョンは記載していません。

CVE-2025-2747 は実際に悪用されている?

はい。CISA の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実環境での悪用が確認されています。米国連邦機関向けの対応期限の目安は 2025/11/10 です。推奨される対応: ベンダーの指示に従って緩和策を適用し、クラウドサービスについては該当する BOD 22-01 のガイダンスに従うこと。緩和策が無い場合は当該製品の使用を停止すること。

参考情報(出典)

本ページの記載は下記の一次情報に基づく非公式まとめです。数値・対応状況は各出典元で最終確認してください(最終確認: 2026/08/15)。

ベンダー公式・PSIRT アドバイザリ
NVD(CVE 基本情報・CVSS スコアの出典)
免責: 本ページは CISA KEV・NVD・各ベンダー公式アドバイザリ等の公開情報をもとにした非公式まとめです。修正バージョンや対応可否は変更される場合があります。実際の対応は必ず 出典元および各ベンダー公式情報・自環境で確認してください。

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